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メール講座 Next Stage:翻訳力アップ自己トレ(1)

第6回 Q&A

 

<質問> 訳す以前に辞書の使い方が下手です。辞書は最低何冊くらいいりますか? また、何年くらい使うことができますか? インターネットはどのように使ったらいいですか?

<回答>
現在は紙の辞書、CD−ROM, 電子辞書、ネット上の辞書など、さまざまな媒体がありますので、目的と用途を考えていろいろと試してみて、自分に合った方法を探すのが一番よいと思います。残念ながら「何冊あれば大丈夫」とは言えませんし、言葉は時代とともに変わるもので、「何年使える」という基準はありません。第1回でご紹介した翻訳に役立つリソース集では、代表的なものを取り上げましたが、それぞれ一度書店で手にとって、実際に読んでみましょう。

紙の辞書は、解説や用例、文法的な説明などをていねいに読んで学習したい方に向いています。訳語の数よりも解説が分かりやすいかどうかを基準に選ぶとよいと思います。パソコンでの検索用にCD化されている辞書もたくさんありますね。

電子辞書は1つに数冊の辞書が入っていますし、持ち運びに便利です。こちらもいろいろな種類が各社からでていますので、家電店などで実際に手にとって比較してみてはいかがでしょうか。

インターネットでも、無料の辞書がたくさん公開されています。新しい言葉の検索や訳語の多さという点では、一番使いやすいでしょう。代表的なものは、アルクのオンライン辞書「英辞郎」がありますが、言葉の由来や使われ方など、解説はくわしくありませんので、他の媒体とあわせて使用することも必要となります。

また、辞書ではありませんが、Googleなど、検索サイトも便利です。一例ですが、英語を入力して、「日本語のサイトから探す」をチェックすると、その英語に対応する日本語が出てくることがあります。その中から、翻訳中の英文に近い分野の文献を選び、その分野で使用されている表現を研究することができますし、訳語だけではなく、背景知識を得ることもできます。

いろいろと試して、自分が一番やりやすい方法を探していきましょう。



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