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つながりを読む

地方創生における企業の役割とは~下川町に新会社をつくりました

2019年11月20日

いくつかの市町村のまちづくりのお手伝いをさせていただいています。自分として、会社として、地方創生のお手伝いをもっとできないか、と思っていました。いろいろ考えた結果、北海道下川町に会社をつくることにしました! 私にとっても、イーズにとっても、新しいチャレンジです。

11月26日(火)開催の異業種勉強会で「地方創生と企業の役割」を考えます。問題意識を共有させてください。

https://www.es-inc.jp/network/forum/2019/nwk_id010139.html


~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~

人口急減・超高齢化という日本の直面する大きな課題に対し、政府一体となって取り組み、各地域がそれぞれの特徴を活かした自律的で持続的な社会を創生することを目指し、平成26年12月に「まち・ひと・しごと創生長期ビジョン・総合戦略」が閣議決定されました。

「地方にしごとをつくり、安心して働けるようにする」
「地方への新しいひとの流れをつくる」
「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」
「時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する」
という4つの基本目標に向けた政策を進めてきましたが、なかなか状況は改善していません。

今年度、第2期の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定にあたり、私も委員を務めました。特に、経済活動の観点から企業の役割への期待が大きくなっています。

たとえ、地方の企業にとってはもちろんのこと、大都市を本拠地とする企業であっても、日本の地方が疲弊せず、経済や暮らしが成り立ちつづけることは、自社の持続可能性にとっても大事なことです。とくに、SDGs(国連持続可能な開発目標)への取り組みは地域や社会と手を携えて進めていく必要があります。

企業は地方創生にどのような役割を期待されているのでしょうか? 具体的に、企業はどのように地方創生に関わっているのでしょうか? 地域から見た企業の望ましい関わり方とは? どこからどのように始めたらよいのか?

今回の異業種勉強会では、"異業種"の名にふさわしく、政府・企業・地域の担当者をお招きして、本音ベースで「地方創生と企業」について話をうかがい、みんなで自分の組織・地域に引きつけて考えを深めていきます。

内閣府の「まち・ひと・しごと創生本部」事務局の方から、第2期の「まち・ひと・しごと創生総合戦略」における企業の役割や期待することについてお話しいただきます。

ユニリーバ・ジャパン・ホールディングス 取締役 人事総務本部長の島田由香さんにもおいでいただきます。同社は、働く時間・場所を社員が自由に選べる新人事制度「WAA"Work from Anywhere and Anytime"」を2016年7月にスタートさせ、「地域 de WAA」という仕組みを今年の7月からスタートさせています。地域との関わりをどのように進めているのか、手応えと課題についてもお聞きします。

SDGs未来都市の北海道・下川町の蓑島豪さん、気仙沼市震災復興・企画課の中居慶子さんからは、地域の行政の立場から、企業との連携をどのように進めているのか、課題や展望も含めて、具体的なお話をうかがいます。

そして、信州で企業とつなぎながら地域での取り組みを進めている特定非営利活動法人伊那里イーラの小林さんから、地域のNGOの立場から、企業との連携の現状や可能性・課題などについてお話しいただきます。

これだけのゲストからお話をうかがえるのはめったにない機会です。また、私自身が下川町・海士町・南小国町・上勝町などの地方創生のお手伝いをどのようにさせていただいているのか、その経験から感じている課題と希望についてもお話しできればと思っています。

ご興味のある方、ぜひご参加ください! 

企業・団体パートナーではない皆さんにもお試しで参加いただける制度がありますので(1社・団体1回限り)、事務局(info-partner(@)es-inc.jp)までお問い合わせください。※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい


~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~

そして、私の会社・イーズも、企業として地方創生のお手伝いをもっとできないか、私が講演させてもらったり、アドバイザーやファシリテータとして外からお手伝いするのだけではない関わりができないか、と考えてきました。

いろいろ考えた結果、北海道下川町に会社をつくることにしました! 私にとっても、イーズにとっても、新しいチャレンジです。その思いをお伝えしたいと思います。


~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~


プレスリリース
新会社「株式会社下川シーズ」設立のお知らせ

有限会社イーズ(東京・台東/代表取締役:枝廣淳子)は、2019年10月1日、北海道上川郡下川町に「株式会社下川シーズ」を設立いたしました。

1.設立背景
弊社は2017年より、北海道の下川町で、国連が定めたSDGs(持続可能な開発目標)を取り込んだ町のビジョン策定にアドバイザーとして関わり、「システム思考」「バックキャスティング」等を用いたファシリテーションを軸に、下川町総合計画審議会「SDGs未来都市部会」等の活動支援を行ってまいりました。現在も策定した計画をもとに、さまざまな立場の方々がプロジェクトを進めるお手伝いをさせていただいています。
(参考)2030年における下川町のありたい姿 ~人と自然を未来へ繋ぐ「しもかわチャレンジ」~
https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/section/kankyoumirai/files/01sdgs_vision.pdf

そうしたまちづくりのお手伝いをするなかで、外部からのアドバイザーとして関わるだけではなく、実際にまちづくりのプレーヤーとしてお手伝いができることがあるのではないかとの思いを強くするようになりました。そしてこのたび、地元で実際に活動してくれる仲間を得たことを機に、これまでさまざまな取り組みをご一緒してきた方々の応援を得て、下川町内に活動の拠点を立ち上げる運びとなりました。この取り組みは枝廣が提唱する‟地域のお金や雇用を地域内で循環させる"という地元経済の考え方に基づく挑戦でもあります。

下川町のまちづくりのタネ(seeds:シーズ)を蒔き、育むお手伝いを通して、下川町内外のつながりをつくりながら、持続可能で幸せなまちづくりのお役に立つべく、力を尽くします。

2.事業内容
地域活性化事業の企画・運営、調査・コンサルティング他  

3.新会社概要
法人名:株式会社下川シーズ
代表者:枝廣淳子
現地スタッフ:田中由紀子
所在地:〒098-1205 北海道上川郡下川町西町192番地
電 話:080-9512-0798
E-mail:info(@)shimokawa-ss.co.jp
 ※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい
設立日:2019年10月1日

【本リリースに関するお問い合わせ】
有限会社イーズ
〒111-0053 東京都台東区浅草橋1丁目19-10 PF浅草橋ビル5F
電 話:03-5846-9841 
E-mail:info(@)es-inc.jp
 ※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい
https://www.es-inc.jp/


~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~


11月26日の異業種勉強会でも、下川シーズ立ち上げ・これからのお話もさせていただこうと思います。

イーズ(e's)という私の会社の名前は、Edahiro environment, energy, enthusiasmなど、Eワードがいっぱいの会社です、という思いで名付けたものです。

今回の下川シーズ(s's)は、Shimokawa, sustainability, SDGs, SUTEKIなど、Sワードがいっぱい、そして、もちろんseeds(タネ)でもあります!

新しい会社下川シーズから、どんな芽が出てくるのか、どんな形で成長していくのか、どんな花を咲かせ、実をつけることができるのか――熱い思いのちっちゃな会社ですが、見守っていただけたらうれしいです。どうぞよろしくお願いします。-

 

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