エダヒロ・ライブラリーレスター・R・ブラウン

情報更新日:2005年05月26日

アースポリシー研究所

エピソード
 

「沈黙の春」が出版され、近代的な環境運動が誕生してから40年間、環境問題に関わる人々やグループは地球環境の悪化を何とか食い止めようと必死に努力をしてきました。そのような闘いの多くは、それぞれの局地戦として勝利は収めてきたが、戦争全体として考えれば、我々は現在敗北の一途をたどっている。経済を支える地球の力は弱まる一方である。地球環境の悪化を食い止めるために我々がなすべきことと、実際に行っていることの間の溝はますます広がっています。

何とかして、この流れを変えなければなりません。新しい取り組み、新しい組織、新しい組織モデルが必要なのです。ワールドウォッチ研究所や世界資源研究所が行っているように基礎研究に深く関与するのではなく、メディアが活用できるように、そして政策担当者に向けた研究プログラムや研究結果の提供に関わる活動が必要です。

アースポリシー研究所がめざしているのは、一般の人々の意識を高めて、増加しつづける人口、増えつづける二酸化炭素の排出、動植物種の減少、その他地球に悪影響を及ぼす多くの動向がもたらす脅威に効果的に対応しようとしたときに、一般の人々が支持・支援できるようにすることです。当研究所からの情報提供によって、「何が大事なのか」「何を考えるべきか」を人々に考えていただければ、と思います。

環境問題に関わる人々やグループは、ある政策や取り組みに対して反対を唱え、それらの成立を阻止してきたことは確かであり、反対運動を展開することへの評判を勝ち得てきました。しかし、では何に賛成なのか?何を支持しているのか? これはそれほど明らかではありません。

ビジョンがなければ、つまり、どこへ行きたいのか意識がなければ、目的地にたどり着くことはとても難しいでしょう。アースポリシー研究所の目的は、環境的に持続可能な経済とはどのようなものかというビジョンと、目的地にたどりつくための地図を提供するとともに、進捗がみられているのはどこで、進んでいないのはどこか、というように、環境的に持続可能な経済への努力を継続的に評価していくことです。

 

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