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| 「真の進歩指標」とはどのような指標か(2008.05.13) |
まずはご報告とご案内です。 先週開催した集中ゼミ「持続可能なビジネスモデルを考える力をつける」は、東京電力、日産、キヤノン、セイコーエプソン、NTTデータ、伊藤忠などのほか、サービス業界や自治体からの参加もあり、二日間「じっくりと考え、議論し、また考える」繰り返しの中で、持続可能なビジネスモデルを考えていきました。 参加者の方々から、「本質的なことは何かが腑に落ちた」「自社の現在のビジョンやビジネスモデルが、持続可能ではないことが明白になり、新しい方向性の原則(譲れない点)が何かがわかった」「社内や社外に伝えていくときのヒントが得られたので、すぐに使ってみる」と、高い評価をいただき、うれしく思っています。 私自身、とても大きな手応えが得られたので、ぜひまた開催したい!と思いました。ゆくゆくはフォローアップセッションもおこなって、ゼミ生がそれぞれの現場でどのように進めているか、どのような問題に直面しているか、どうやって乗り越えられるかをいっしょに考えながら、持続可能なビジネスモデルを実現していくプロセスでのお手伝いも進めていきたいと考えています。 次回の開催は、9月10~11日です。詳細やお申し込み・お問い合わせはこちらをごらんください。 また、この集中ゼミでも基盤の一つである(私の考え方やものの見方の基盤の一つでもある)システム思考について学ぶ入門セミナーを5月18日(日)午前に開催します。午後は、自分の課題をじっくり考える人数限定のワークショップですが、こちらもキャンセルが出たため、空きがあります。もしよろしかったら、この機会にシステム思考を身につけませんか? さて、[No.549, 850] で(2001年と2003年のことです)、Redefining Progress(文字どおり訳すと「進歩を再定義する」)というNGOが開発した、「GENUINEPROGRESS INDICATOR」(GPI:真の進歩指標)という指標を紹介しました。 GDPばかり追い求めていてよいの?という考え直しから、「真の進歩指標」への関心が世界的に高まっています。そこで、どういう指標なのか、実践和文チームのメンバーに翻訳をしてもらいましたので、ご紹介します。 ~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~ 政策立案者たちが、人々にとって本当に重要なこと、つまり医療、安全、汚染されていない環境、その他の幸福に関する指標を測るならば、経済政策は自然と持続可能性に向けて移行するだろう。 「リディファイニング・プログレス」(「進歩を再定義する」という意味の米国のNGO)は、国内総生産(GDP)に代わる指標として1995年に「真の進歩指標(GPI)」を開発した。GPIによって、国家または州、地方、地域レベルの政策立案者は、そこに暮らす人々が経済的、社会的にどれだけ順調であるかを測ることができる。 経済学者、政策立案者、報道関係者、そして一般の人々は、進歩を測る手軽な指標としてGDPを頼りにしている。しかし、GDPは幸せにつながる経済活動と幸せを損なう経済活動を区別することなく、単に国の支出を合計したものに過ぎない。 GPIは、GDPに代わる最初の指標の一つであり、科学的に十分吟味され、世界中の政府機関および非政府組織によって定期的に利用されている。リディファイニング・プログレスでは、持続可能な開発と計画の手段としてGPIを導入するよう提唱している。 毎年、リディファイニング・プログレスでは、より実態に即した経済的、社会的進歩を示すため、米国版『真の進歩指標』(The Genuine Progress Indicator)を更新している。その最新のレポートでは1950年から2004年までのGPIの推移を示しているが、1970年代から経済成長が停滞していることがわかる。 レポートのダウンロードはこちらから: ●進歩をいかに測るか GPIの計算は、まずGDPと同じ個人の消費データをベースに行われるが、その後の作業にはいくつかの決定的な違いがある。所得分配などの要素を調整し、家事やボランティア活動の価値といった要素を加え、また犯罪や汚染にかかわる費用などの要素を差し引いているのだ。 GDPとGPIはともに貨幣価値で測られるため、同じ尺度で比較することができる。GPIが測定する項目には、以下のものが含まれている。 ・所得分配 ・家事、ボランティア活動、高等教育 GPIはこうした活動について、人を雇って行う場合の経費と同等のものとして計上している。またGPIは、高い教育を受けた人たちがかかわる、市場の数字には表れない活動を考慮に入れている。 ・犯罪 ・汚染 ・長期的な環境破壊 ・余暇時間の変化 ・防御的支出 ・耐久消費財と公共インフラの寿命 ・外国資産への依存 (翻訳:飯田、木村) |
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