ホーム > 環境メールニュース > サステナビリティとは? 「持続可能性」の本質を学び、考えるオンラインセミナー

エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2025年09月04日

サステナビリティとは? 「持続可能性」の本質を学び、考えるオンラインセミナー

大切なこと
新しいあり方へ
 

ずっと前から、やらなくては!と思っていたことが、ようやく形になりました。「持続可能性とは何か」の本質を伝える、ということです。

6回のオンラインセミナーでお伝えし、一緒に考えていく機会をつくりました。案内文に思いと内容を込めました。初回は第一線の専門家が地球環境の危機的現状の実際を伝えてくれます。ご興味のある方、ぜひご覧下さい!

~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~

サステナビリティとは? 「持続可能性」の本質を学び、考えるオンラインセミナー(全6回)

気候変動、生物多様性、そのほか多くの地球環境問題が私たち人間の文明の基盤を揺るがしています。そして、この人類と地球の持続可能性の問題に対して、企業も地域もさまざまな対応や対策を展開しています。そのどれも大事なもので、どんどん進めなくてはなりません。

同時に、一度、立ち止まって、「サステナビリティの本質」とは何かを学び、現状の取り組みを振り返り、本当のサステナビリティに向けての今後の指針を考えてみませんか。

本講座では、単なる情報や知識、方法論ではなく、「持続可能である」とはどういうことなのか、どういう要件が満たされなくてはならないのか、というサステナビリティの根っこを学びます。

また、これまでの世界と日本のサステナビリティ史を振り返り、歴史を作ってきた(そして作りきれなかった)キーパーソンにも登場いただき、彼らの視点から、私たちの直面している課題を見つめ、なぜ思うように進めることができていないのか、考えを深めます。

環境と経済をどう考えたらよいのか。私たちの世界や自然、人間に関するメンタルモデル(パラダイム)はどういうものなのか、変える必要があるとしたら、どう変えていけるのか。

こういった観点から自分たちの現在の取り組みを見ることで、「できることからやる」を超えて、何が必要なのか、中長期的に進んでいくべき、骨太の方向性と方針を考える枠組みを得てください。

 
<このセミナーをおすすめする方>
・企業や自治体のサステナビリティ関係の管理職・ご担当者様
・サステナビリティや社会課題に関する新規事業やプロジェクトを進めたいと思っている方
・混迷を深めるこの世界を少しでも理解・見通すための枠組みを求めている方  
  
________________________________________
<セミナー概要>
日時:全6回 いずれも19時~21時
第1回:2025年10月16日(木)
第2回:2025年10月30日(木)
第3回:2025年11月13日(木)
第4回:2025年11月27日(木)
第5回:2025年12月11日(木)
第6回:2025年12月25日(木)

会場:オンライン(Zoomを利用します)
   ※申し込みされた方にURLをご案内いたします

講師:枝廣淳子 (大学院大学至善館副学長、教授)

定員:約30名 

参加費:49,500円(税込) ※全6回分 
・各回の事前と事後に、皆さんに思考を深めていただくための簡単なレポートをお願いする予定です。
・各回終了後に動画視聴サイトをご案内させていただきます。ご欠席や復習の際にご活用ください。(※各回の動画の視聴期間は、次の回が始まるまでになりますのでご了承ください)

________________________________________
<プログラム(予定)>

◆第1回:地球環境の危機的現状を直視する

ゲスト:
江守正多氏(東京大学未来ビジョン研究センター教授)
五箇公一氏(国立環境研究所生物多様性領域(生態リスク評価・対策研究室)特命研究員)

私たちは地球観光の危機的現状を本当に理解しているのでしょうか? 日々アップデートされる情報をどこで入手すればよいのでしょうか?

第1回は、気候変動と生物多様性の領域の研究者に登壇いただき、それぞれの領域の「危機的現状」を共有いただくと共に、こういった問題に関心がある人、伝えていく立場にある人がどうやって情報をアップデートしていけばよいかも指南もいただきます。

地球環境の危機的現状を科学的知見に基づいて自分なりの言葉で伝えられるようになること。これが第1回の目的です。
 

◆第2回:サステナビリティの原則を身につける

「サステナブル」「サステナビリティ」という言葉は、頻繁に使われ、また耳にするようになっています。しかし、それは本当にサステナブルでしょうか? 何をもって「サステナブル」ということができるのでしょうか? 

この回では、地球環境のサステナビリティに焦点を当てて、理解しておくべき基本的な概念や重要なフレームワークを学びます。サステナビリティの本質的な条件や原則を知ることで、企業や地域の現在の取り組みが「本当にサステナブルなのか」「まだ途中の過程にあるのか」を識別できるようになり、何をめざせばよいのかがわかるようになります。
 

◆第3回:世界のサステナビリティ史とキーパーソンを振り返る

世界でサステナビリティへの取り組みが始まって70年以上が過ぎました。多くの国際会議を重ね、地球のサステナビリティのために力を尽くし、大きな影響力を与えた人物も多く生まれています。

その結果、私たちはよりサステナブルな方向に進んでいるのでしょうか? これまで何が達成され、何がうまく進んでいないのでしょう? その理由は何なのでしょう?

世界のサステナビリティ史とキーパーソンを振り返ることで、私たちのサステナビリティへの歩みと障害を明らかにします。
 

◆第4回:経済成長をどう位置づけるか

地球環境を守るためには、経済成長を諦めなくてはならないのですか?」と問われたら、何と答えますか?

地球環境のサステナビリティと経済成長は両立するのか? さまざまな考え方や学説、取り組みがありますが、それらをどのように整理し、位置づけたらよいのでしょうか。この回では、これらの整理を通して自分なりの位置づけを行います。

無限の経済成長は不可能だと思いつつも、経済成長がなければ、経済も社会も崩壊してしまう、という考えも根強くあります。どうすれば、経済成長に依存しない経済や社会にシフトしていくことができるのでしょうか。

北欧などで実際に進められている取り組みも学びながら、(この観点ではかなり遅れている)わが日本での取り組みも学び、考えていきます。
 

◆第5回:すべての問題の根っこにある世界観、自然観、人間観を問う

地球環境のサステナビリティの問題の根っこには、「私たちは世界をどう見ているのか?」「自然をどう位置づけているのか」「人間をどう捉えているのか」という、世界観、自然観、人間観があります。

「自然とは人間に役立つために存在している」と思っていれば、そういう制度や行動を生みます。危機の根っこにあるのは、「私たちの内なる世界観」なのです。つまり、サステナブルな世界へのシフトを行うためには、技術や制度だけでは不十分であり、根底にある私たちの世界観、自然観、人間観を見つめ、変えていくことが必須なのです。

この回は、地球環境の悪化の背景にある近代的世界観を問い直します。こういったパラダイムやメンタルモデルは多くの場合、無意識であるため、まずは気づくことが大事です。そしてすでに有効でなくなっているとしたら、変えていくために、「そうではない世界観、自然観、人間観」を学ぶこと。

実は「そうでない世界観、自然観、人間観」は、東洋思想や世界の先住民の豊かな知恵と実践に見出すことができます。それらを学びつつ、そういった知恵や実践をこの現代社会でどう活かしていけばよいか、事例を学びながら、考えていきます。
 

◆第6回:全体のまとめと、自分たちは何を考え、何を行うか

第1~5回の内容を振り返ります。各回の内容のつながりが感じられ、サステナビリティをめぐるさまざまな次元や観点が立体的に理解できるようになります。

そのうえで、自分たちは何を考え、何を行うべきなのか、行っていけるのかを考えます。個人、チーム・家族、組織、地域、日本社会、世界全体と、さまざまなスケールで考えてみましょう。主体的な行動を考える中で、学んだことが血肉化されるはずです。

そして、今後どうやって進めていくかを具体的に考えて、意見交換を通じて練り上げていきましょう。
 

~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~

お申し込み方法やその他の詳細は、こちらからご覧下さい。

企業も地域も「脱炭素化」「ネイチャー・ポジティブ」などへの取り組みを進めるようになりました。

だからこそ、「本当の意味で、サステナブルとはどういうこと?」「その取り組みで十分なの? どこまでやれば十分といえるの?」といったことを考え、識別するための「基準」を持ちたい。

なぜ世界的に取り組みが広がっているのに、状況は悪化の一途をたどっているのか、その根本に何があるのかを直視したい。

そのうえで、自分や自分たちが何を考え、どうすべきか、すぐにすべてができるわけではないけれど、しっかりした「軸」を持ちたい。

そんな思いで開催します。

オンラインコースですので、日程が合わなくても事後の動画視聴でキャッチアップできます。

ぜひ立ち止まって、しっかり知り、学び、考える時間を取りませんか。
お待ちしています!

\ ぜひご登録ください! /

枝廣淳子の環境メールニュース(不定期・無料) 登録/解除はこちら

25年以上にわたり国内外の環境情報や知見を
提供し続けている『枝廣淳子の環境メールニュース』

 

このページの先頭へ

このページの先頭へ