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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2022年07月16日

2つの循環、一石二鳥!の未来炭化ユニット、始動しました

新しいあり方へ
温暖化
 

前号で、「実際にそれぞれの地域で「地域資源の循環によって気候変動対策にもなる」新たな事業をスタートします!」と予告させていただいた「未来創造カーボンマイナスプロジェクト」、スタートしました!

「2つの循環、一石二鳥!」のプロジェクトです。

以下のプレスリリースをご覧下さい。こちらからわかりやすいイラストもご覧いただけます。
https://mirai-sozo.work/topics/012132.html


~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~


2022年7月12日

未来創造カーボンマイナスプロジェクト
日本初・移動式炭化ユニットの火入れ式を行います

熱海マリンサービス株式会社(静岡県熱海市、代表:光村智弘)ならびに株式会社未来創造部(静岡県熱海市、代表:枝廣淳子)は、7月14日に日本初の移動式炭化ユニット「未来炭化ユニット」の火入れ式を行います。

これまで、端材や剪定枝、農作物の残さなどの多くは、燃焼されて二酸化炭素の排出源となっていました。本プロジェクトでは、これらの未利用資源を適切な形でバイオ炭(バイオマス資源からつくられた炭)にすることで、地域資源として循環させ、地域循環共生圏の一端を担います。

同時に、バイオ炭を化石燃料の代替とすることで二酸化炭素の排出を抑えたり、土の中に埋めることで土壌を改良するとともに、植物が隔離した二酸化炭素を数百年~数千年貯留させたりすることができます。

(イラスト) https://mirai-sozo.work/topics/012132.html


脱炭素・カーボンニュートラルによって、今後排出する二酸化炭素を削減することに加えて、大気中にすでに存在している二酸化炭素を隔離・貯留することによって、地球の炭素循環のバランスを正す一助となり、気候変動対策につなげていきたいとの思いで、この炭化プロジェクトを始動します。

これまで熱海マリンサービスおよび未来創造部は、バイオマス粉炭の製造を通して地域のカーボンシステムに取り組む高槻バイオチャーエネルギー研究所(有限会社紋珠、大阪府高槻市、代表:島田勇巳)と、炭を介した地域資源エネルギーの循環システムについて考えてきました。

同研究所の「密閉一体型BC炭化ユニット」(特許申請・国際特許出願済「PCT/JP2021/032518」)は、簡易に設置でき、製炭時間も4時間~8時間と短く、炭化プロセスで生じる煙を消煙装置にて二次燃焼させるものです。煙や臭いが出ないため、人家の近くでも問題なく製炭ができます。

さらに、この「密閉一体型BC炭化ユニット」をより使いやすくするため、クレーン付き4tトラック1台に全てのユニットを積載し、炭化したい端材や残さなどがある場所に移動して、その場で製炭ができる「未来炭化ユニット」を新たに設計しました。その第1号ユニットを熱海市笹尻に導入します。

密閉一体型BC炭化ユニット「未来炭化ユニット」(写真) 
https://mirai-sozo.work/topics/012132.html


熱海マリンサービスならびに未来創造部では、新設の未来炭化ユニットを用い、以下の実証事業を展開する予定です。

1.熱海周辺や伊豆の林地、農地などから出る製材所に出せない小径木や端材、剪定枝や農作物残さ等々を試験製炭し、性能確認・最適化を進めるとともに、炭化ユニット製造から炭化・その活用までの二酸化炭素排出量をLCA(ライフサイクルアセスメント)を用いて算定します。これによって炭化による二酸化炭素排出量の削減等、環境メリットを見える化します。

2.デモ運転や試験製炭、炭化ワークショップや研修、炭化ビジネスに関わる実証実験やコンサルティング、販売、メンテナンス、炭化に関わる地域や企業のネットワークづくり等を進めます。

3.熱海市と連携し、地域資源を活用したゼロカーボン熱海に向けての取り組みを進めます。

4.炭化に興味を持つ全国の自治体や企業向けに出張製炭を行います。


なお、7月18日にはゼロカーボンシティ宣言を表明した奈良県天理市に「未来炭化ユニット」を持っていき、天理市長や市民のみなさんに試験製炭を見ていただく予定です。

<お問い合わせ>
株式会社未来創造部
電話:0557-48-7898(営業時間:平日9時~17時)
Mail:info(@)mirai-sozo.work
 ※(@)を@に変更してお送り下さい
担当:高島、横山(090-6544-4242)


~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~


7月14日に無事火入れ式を行うことができました。今宮神社の宮司さんによる神事で、捧げられた祝詞、この事業の意義をよくわかって作ってくださっていて、感激しました。祝詞に「二酸化炭素」という言葉が入っているものは、日本初かも!

4トントラックに未来炭化ユニットを積んで、あちこちに出向いて試験製炭をしたり、林業や農業の残さや竹など、"地域の困りもの"を預かって、炭にしてお返しする「炭化サービス」を提供したり、本格的にやりたい!というところには、製炭炉を販売・設置し、メンテナンスやCO2の削減効果に関するLCA算定を行ったり、という事業を展開していきます。

ご興味のある自治体や地域・企業の方がいらしたら、ぜひご連絡ください。熱海での見学会や炭化ワークショップも開催していきます。

株式会社未来創造部
電話:0557-48-7898(営業時間:平日9時~17時)
Mail:info(@)mirai-sozo.work
※(@)を@に変更してお送り下さい

このメールニュースに「返信」していただくと、私だけに届きますので、そちらでも大丈夫です。(送信いただいて1週間以内に返事がない場合は、未達の可能性もあるため、上記へご連絡いただければと思います)


化石燃料を地下から掘り出して燃やすことで過剰なCO2を出してしまっていることが温暖化を引き起こしているので、大気中の過剰なCO2を植物に吸収してもらって、それを炭化してCO2を固定化し、炭として使ったり、化石燃料の代替にしたり、じゃんじゃん地下に埋め戻していきたい!と思っています。

未来創造部のカーボンマイナスプロジェクト「未来炭化ユニット」をどうぞよろしくお願いします!

 

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