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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2020年05月19日

コロナ危機とESGとレジリエンス(2020.05.19)

大切なこと
 

企業にとってのS(社会)には、従業員も含まれますし、社外の地域や日本社会、世界も含まれます。

企業はその観点からコロナ危機にどのように対応しようとしているのか? それを知りたく、良い取り組みをみんなで共有したく、また社会にも発信したく、イーズの主宰する異業種勉強会のメンバーに次のようなアンケートをお願いしているところです。


(1) 社員の安全や健康をどのように確保していますか?
(在宅ワークが可能な社員への対応、出勤しなければならない社員への対応、コロナ感染が発覚した際の対応等)

(2)(コロナ感染拡大を受けて)自社がはじめた社会貢献活動や取り組みを教えてください

(3)(コロナ感染拡大を受けて)社員の社会貢献活動を支援・応援する取り組みがあれば教えてください。


みなさんの企業の取り組みや、「これは素晴らしい!」という事例など、よかったら教えてください!(edahiro(@)es-inc.jp へお寄せください)
※迷惑メール対策のため、お手数ですが(@)を@に変更してお送り下さい。

このアンケートの結果も踏まえて、5月28日午後に「コロナの先を考える」異業種勉強会をオンラインで開催します。オンラインなので、日本全国・世界各国、どこからでもご参加いただけます! パートナーでなくてもお試し参加もありますので、よろしければご参加下さい。


~~~~~~~~~~~~ここからご案内~~~~~~~~~~~~~


日時:2020年5月28日(木)13:30~16:00
内容:「コロナの先を考える」
詳細:https://www.es-inc.jp/network/forum/2020/nwk_id010414.html


新規感染者数は減ってきているように思えますが、コロナをめぐる状況はまだ予断を許しません。

今回のコロナ危機は、私たちに何を突きつけているのでしょうか? 企業や地域は、どのような新たな時代の要請に直面しているのでしょうか?

危機が過ぎれば元通りに戻るわけではないと、多くの人がはっきりとまたは薄々感じています。コロナの先に向けて、企業や地域のあり方やビジネスモデルをどう考えていくべきなのでしょうか?

事態が迅速に収束することを強く願いつつ、しかし、こういう時だからこそ、本当に大事なこと、ふだんは気がつかないが重要なことをしっかり見つめ、考え、「これまでやってこなかった新しいあり方・やり方」を試し、仕組みを変えることで、よりよい未来につなげる一歩にしていけたら、と願っています。

シンプルな解がある課題ではありませんが、コロナのトンネルの先に対して、どのように考え抜き、どのように準備をしておくかが、企業や地域の命運を分かつだろうと考えています。
考えるべき時は今です。ぜひ一緒に考えていきましょう!

枝廣淳子


~~~~~~~~~~~~ご案内ここまで~~~~~~~~~~~~~


もう1つ、ご案内です。前回満席となったため、追加で開催することにした幸せ研のオンライン読書会す。こちらは、レクチャー部分は事前に動画をご覧いただき、セッションは夜の時間に1時間だけ。(3密は避けつつ)ぎゅっと密な思考時間をとりませんか?

追加開催【オンライン読書会】『感染症と私たちの歴史・これから』を読む
日 時:2020年6月4日(木)20:00~21:00
詳細・お申し込みはこちらをどうぞ。 https://www.ishes.org/news/2020/inws_id002774.html


今回のコロナ危機は、個人にとっても組織にとっても、地域にとっても「レジリエンス」を改めて考え直すことを突きつけています。この観点からのインタビュー内容が、こくみん共済coopの公式サイト『あんしんのタネ』のページに掲載されています。一部、ご紹介します。
https://www.zenrosai.coop/anshin/anshintalk/selfmaint/selfmaint13-01.html


~~~~~~~~~~~~ここから抜粋引用~~~~~~~~~~~~~


非常事態を生き抜くためにレジリエンスを高めよう
https://www.zenrosai.coop/anshin/anshintalk/selfmaint/selfmaint13-01.html

レジリエンスとは、「何かあっても立ち直れる力」のことを指します。

このレジリエンスが真価を発揮するのが、今回の新型コロナウイルス感染拡大のような非常事態です。レジリエンスが高い人や企業、地域、そして国は、こうした未曾有の危機にあっても、倒れることなく生き残ることができます。

今回は、レジリエンス関連の著書がある環境ジャーナリストの枝廣淳子さんに、レジリエンスの概要や高め方、非常事態下でレジリエンスがどう働くかなどについてうかがいました。前中後編でお届けします。

----(前編より)----

●不確実な時代ほど、レジリエンスが必要とされる

「レジリエンス」は、もともと「復元」「反発性」「弾力性」といった現象や特性を指す物理学の用語でした。それが生態学の分野では、荒れた土壌から再び木や草が生えて環境や生態が回復する現象を指すようになり、心理学の分野では困難やつらい経験をした際に精神の健康が回復することを指すようになるなど発展していきました。さらに現在では、教育、子育て、防災、地域づくりなどの幅広い分野で使われる言葉になっています。

2015年にレジリエンスに関する本を出版した枝廣淳子さんは、レジリエンスを「外的な衝撃にも、ぽきっと折れてしまわず、しなやかに立ち直る強さ」だと説明します。このレジリエンスが、なぜ今注目を集めているのでしょうか。

「世界がますます不安定になり、不確実性が高まってきているからです。今回の新型コロナウイルスの感染拡大もそうですが、先を予測できないことが次々と起こる時代になってきた。そうすると、先回りして手を打っておくことができません。でも、何が起こっても立ち直れる力、つまりレジリエンスを個人や会社組織、地域などが身につけておけば、こうした状況でも生き抜くことができます」

----(中編より)----

●食べ物もエネルギーも、供給元が一つだと「弱い」

レジリエンスは、個人や家族、企業、地域、国などさまざまな範囲に適用できる考え方です。今回のテーマは、個人のレジリエンスについて。個人のレジリエンスは「人間関係」「暮らし」「心理面」などいくつかの次元で考えることが必要だと枝廣淳子さんは言います。まず、人間関係のレジリエンスを高めるというのは、どういうことなのでしょうか。

「さまざまな人とつながっていると、いざというときに助け合うことができます。そのため、友人や親戚などに、日頃から連絡をしてつながりを保っておく。誕生日にメッセージを送る、くらいのことでいいんです。ただ、非常事態になってからつながりをつくろうとしても難しいですよね。平時から心がけておくことが大事です」

では、「暮らし」のレジリエンスとはどのようなことでしょうか。

「前編でも説明したように、エネルギーや食料を確保できる手段をいくつか持っておきましょう。田舎の祖父母が畑の作物を送ってくれるなど、人とのつながりが入手の選択肢を増やしてくれることもあります。都会に暮らしていて、家には最低限のものしか置かず、近所のコンビニエンスストアを冷蔵庫代わりにしているなんて人もいますよね。平時は身軽でいいかもしれませんが、非常時にコンビニに物資が届かなくなったら途端に生活が破綻してしまいます。レジリエンスの観点から、生活をもう一度考えてみるのもいいかもしれません」

----(後編より)----

●国のレジリエンスが、感染拡大の命運を分ける

国レベルでもレジリエンスは存在します。今回の新型コロナウイルスの感染拡大についても、レジリエンスの高さによって、対応が変わってきていると枝廣さんは言います。

「ドイツは感染者が多いけれど、亡くなる人は少ない。しかしイタリアでは死亡率が10%超えています。非常時というのは、レジリエンスが試されるときです。速く決断できる政治家がいて、臨機応変に対応できる『密接なフィードバック』があるか。また、医療リソースなどに『ため』があるか。平時から余裕のないギリギリの状態でまわしていると、非常時はあっという間に立ち行かなくなります」

また、これまでは経済のグローバル化が進められてきましたが、このまま入国制限措置が続いたり、他国からの輸入・輸出が止まってしまったりした場合は、自国内で食料やエネルギーの供給をまかなえる「モジュール性」が大事になってきます。


~~~~~~~~~~~~抜粋引用ここまで~~~~~~~~~~~~~


全編はこちらからどうぞ! 
「非常事態を生き抜くためにレジリエンスを高めよう」
https://www.zenrosai.coop/anshin/anshintalk/selfmaint/selfmaint13-01.html


こういうときだからこそ、大事なことをしっかり見つめ、考えていきたいと思っています。

 

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