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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2011年03月21日

「おなかがいたくなった原発くん」+「子どもの周りの大人たちへ」 (2011.03.21)

 

イーズの「震災・原発関連情報」ポータルに「子どもに関連する情報」ページを追加しました。

小さな子どもに、世の中が騒いでいる原発事故をどう伝えたらよいか......悩んでいらっしゃる方も多いと思います。1つの伝え方としてあちこちで評判になっているのが、「おなかがいたくなった原発くん」。

"元"子どもの大人の方々もぜひどうぞ!

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●子どものための原発解説ムービー 「おなかがいたくなった原発くん」
http://www.youtube.com/watch?v=ZUzBvxdnCFM

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●ソリューションフォーカスコンサルティング「安心のための行動ポイント」「自分の心を静めたい」「まわりにいる子供を安心させたい」と願う方へ

阪神淡路大震災の時に被災地で活躍された心理士の方が書いてくださった安心のためのいくつかのポイントをお伝えします。○子供の周りの大人たちへ
http://www.solutionfocus.jp/

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「子どもの周りの大人たちへ」、とても大切なメッセージだと思うので、以下に掲載させていただきますー。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

http://www.solutionfocus.jp/anshin/kodomo.html
子どもの周りの大人たちへ

*まず子どもたちを安心させよう  そのために、  
(1)「今」は安全であること、ひとりぼっちでないこと、事態は変化していこうとしていることを伝えてあげてください。

(2)子どもからの質問には、面倒がらずに耳を傾けてください。子どもの年齢なりに、また性格や経験、知能に応じて様々な疑問があります。

ときに、どんなことも大人に質問していいという雰囲気をつくることはむずかしいことがあります。答えがわからなくなったり、大人が絶望していたりするときがそうです。

答えが分からないことは分からないといってもいいのです。そっとそばにいたり、体をなでるだけでもいいのです。「よく聞いてくれたね。」といってあげましょう。

それから、絶望しているときには、大人も誰かに話しかけて、不安や疑問を出してみることをまずおすすめします。なによりも、子どもに対して「そんなこときくな」「しらなくて いい」という返答はしないように。

また、繰り返し同じ質問してくることがありますが、こうやって子どもなりに不安に立ち向かおうとしているので、同じ答えでいいので淡々と答えてください。   

(3)いくら事実だからといって、子どもの年齢や性格を考慮し、むやみに不安をあおるような情報を提供しないよう慎重に言葉を選んだり表現を選んだりしてください。

子どもが疑問に思ってないことや、聞いてきたことではないことまで、詳細に語る必要はありません。大人が、情報の解釈を押し付けたり、偏った情報や少ない情報で結論を急いだりしないようにしましょう。しばしば、大人のほうが不安なので、このように話してしまうことがあります。大人が柔らかい心をもつことを意識しておきましょう。  

(4)どきどきしたり、気持ち悪くなったりといった身体症状や、怖いことばかり考えたり、怖い夢をみたりということがあるかもしれません。が、そうしたことはおかしなことではないと安心させてあげてください。異常な事態での正常な反応です。

大人が「おかしくなってしまった」と心配したり、認めまいとすると子どもはもっと不安になります。一ヶ月を超えてまだ、以前の様子と違うようであれば専門家が必ず力を貸してくれます。 *どんな気持ちも否定しないでください。「くよくよするな」「気にするな」などというと子どもは自分の気持ちをどうしたらいいかわからなくなります。

どんな気持ちも彼らの一部です。「そんな気持ちになっても当然だよ」と答えた後で、「でも、今、たくさんの人が、安全な状況になるために協力してくれているからね」と他者への感謝の気持ちを表してください。こういうときに、大人が感謝の気持ちをもっていることを子どもが知るのは勇気をもてます。   *できるだけ不必要な変化をしないように。つまり日常の習慣、たとえば、夕飯前は手を あわせて「いただきます」ではじめるとか、寝る前の儀式的なものなどできる範囲で「いつもどおり」を大事にしてあげてください。

普段使っていたり、以前に好きだった毛布やぬいぐるみなどもそばにおいておきましょう。排泄や、食事、睡眠時に赤ちゃんがえりをすることがあるかもしれませんし、前は一人でできたことができなくなったり、ささいなことで泣き出したりすることがあるでしょう。大人は怒ったりせず、そのまま受け入れてあげましょう。

もちろん、普段していたお手伝いも、無理のない範囲でお願いし、できる範囲で日常習慣を継続できるようにしていきましょう。    *また、テレビの被災地の映像に長時間さらさないようにしてください。こんな時期にと思われるかもしれませんが、アニメやビデオを見る機会 を与えてください。

これは大人にも大切なことです。このような状況では誰もが無力感を味わいます。そんなとき、「選択できること」というのはコントロール感を少しだけ取り戻せます。「この番組しか見ない」、「今はこれを見なさい」などと決め付けないように。 *大人自身が自分を大切にすることです。こうした災害によって心が傷つくことがありますが、全員がPTSDになるわけではありません。傷つくけれど、人間に備わっている回復力によって、心の傷を乗り越えることはできます。

その力が発揮できるようにするためにも、大人のほうも自分のことを大切にすることを意識してください。前述したように大人も違う番組をみたり、テレビをしばらく切ったりするようにします。

不安は興奮状態をひきおこし、一見、「自分は元気」「むしろふだんより何かやれそう」などと思うものですが、心はとても疲れています。時間をみつけて少しでも横になるようにしましょう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

子どもの食べ物は何を気をつけたらよいの? 外遊びをさせても大丈夫なの?等々、お子さんのいらっしゃる方はいろいろ不安や心配をお持ちだろうと思います。(私自身もそうですので、、、)

いろいろなことを同時に進めているので、ゆっくり少しずつになってしまいますが、子どもたちにとって大事だと思う情報を見つけ、載せていけたらと思っています。

 

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