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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2011年03月18日

] 震災・原発事故関係の情報ポータル〜イーズ・JFS (2011.03.18)

 

世界のあちこちからメッセージが届いています。

> ブータンもブータンに暮らす人々も祈っています。
> 救援活動、ボランティアの皆さまにも、お怪我などないように。
> JAPAN, and Pepole in JAPAN, WE ARE WITH YOU !

> タイでも国を挙げて、日本支援の募金を始めています。BTS(バンコク都内を走
> る高架鉄道)、主要銀行、官公庁、至る所募金箱だらけです。ありがたいことで
> す。。。

いくつか重要な情報提供も始まっています。

●国交省の国土地理院では、ウェブサイトで「東北地方太平洋沖地震による被災地の空中写真」を公開しています。
http://saigai.gsi.go.jp/photo_h23taiheiyo-hr/photo/index.html
http://saigai.gsi.go.jp/photo_h23taiheiyo-hr/index.html
航空写真をクリックすると拡大して、一軒一軒まで被災状況が確認できます。

●文部科学省は、全国47都道府県の大気中にある放射線の測定結果をホームページで公表し始めました。
http://www.mext.go.jp/a_menu/saigaijohou/

「放射線からどう身を守るか」は日本のメディアでも様々に伝えていますが、海外からの情報で、「これも大事!」という箇所を紹介しておきます。

> 「皮膚についた放射性降下物を取り除くために、シャワーで体をよく洗いましょ
> う。しかし、ごしごしとこすってはいけません。こすると微粒子が肌に浸透しや
> すくなります。また、爪を噛むこと、喫煙、指しゃぶりもいけません」

「こすらないこと」--覚えておきましょう!

余談ですが、「こする」を英語では、rub といいます。「愛する」の love と(日本人にとっては)区別しにくい発音なので、要注意。Don't rub! But love! です〜(^^;

一連のメールニュースに対して、

> 会社としても、今緊急対応を策定しているところで、日本の緩い報道だけではたして大丈夫なのか?という疑問が出ています。

だから、ここの情報も重宝しています、というコメントもいただき、うれしく思いました。

日本語と英語で怒濤のように入ってくるさまざまな情報を読みながら、「これも大事!」「これも伝えたい!」「これは一部の見方かもしれないから、とりあえず置いておこう」など、判断・整理しています。でも、「伝えたい!」ものをどんどんメールニュースにしてしまうと、今度はメールニュース災害?が起きてしまいます。

そこで、イーズのウェブに「震災関係」というブログを立ち上げ、こちらの情報をどんどん更新していくことにしました。

イーズのトップページ、「新着」から行けます。
http://www.es-inc.jp/

現時点での内容は以下です。それぞれのエントリーは新しい情報が入れば追加し、前の情報が変われば修正・削除していきます。

2011年03月17日 [ 震災関連 ]震災・原発事故関連の情報をお届けしています(3月17日更新)

●2011年03月17日 [ 震災関連 ]被災地の復興のために、わたしたちができること。節電努力。

●2011年03月17日 [ 震災関連 ]支援物資の受付窓口のご案内です(3月17日更新)

●2011年03月17日 [ 震災関連 ]震災・原発事故に関するメッセージを掲載しています(3月18日更新)

●2011年03月17日 [ 震災関連 ]被災地支援の人材募集のご案内(3月17日更新)

●2011年03月17日 [ 震災関連 ]ヒントや注意などの情報源につなぎます(3月17日更新)

●2011年03月17日 [ 震災関連 ]震災・原発事故等に関する海外の報道・情報よりお届けしています(3月17日更新)

読者の方からも質問があり、「原発や放射能に関するわかりやすい入門書」の情報も集めてアップしていきたいと思っています。「これ役に立ったよ」「わかりやすいよ」という書籍がありましたら、 edahirio@es-inc.jp まで教えて下さい。

また、日本の持続可能な社会への動きを世界に伝えてきたNGO、ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)では、世界へ向けて、英語での震災・原発・支援関係の情報ポータルを立ち上げています。

EARTHQUAKE AND TSUNAMI IN JAPAN'S TOHOKU DISTRICT pray for Japan
http://www.japanfs.org/en/pages/030700.html

事務局からボランティアさんその他へお送りしたご案内です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

★「東北地方太平洋沖地震」特設英語サイトを開設!

 世界191カ国、11,000人以上の海外の読者ネットワークを持つJFSでは、 このほど、JFSサイトを通じて行える支援を考え、 本日、海外に向けて、今回の震災について伝える特設サイトを開設しました。 
http://www.japanfs.org/en/pages/030700.html

 緊急開設ですので、まだ内容が充実していないところもありますが、 これから、随時、情報も追加していく予定です。

 また、海外からのメッセージを集める掲示板も用意しました。 
http://www.japanfs.org/en/pray4japan/message.cgi

 ぜひ、国内外の英語ユーザーの方々へもお知らせくださいませ! よろしくお願いいたします。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

海外からの英語メッセージもぞくぞくと寄せられています。いまこれらを和訳してどんどん国内に伝えていくための準備を進めているところです。

世界から「赤十字などへの寄付は自治体に配分されるので、現場でがんばっているNGOには届かないと聞いている。現場でがんばっているNGOに届けたい場合は、どこに寄付したらよいのか?」という問い合わせがあります。

そこで、JFSが受け皿となって、国境なき医師団(MSF)、特定非営利活動法人AMDA、被災地NGO恊働センターの3団体に寄付金をつなぐことにしました。

ちなみに、日本赤十字のウェブサイトを見ると
http://www.jrc.or.jp/contribute/qa/index.html

> 「義援金」は、国内で発生した大規模災害に対して皆さまからお寄せいただくも
> ので、全額を義援金配分委員会(※)に送金いたします。その後、同委員会で立
> てられた配分計画に基づいて、被災者の方々へ届けられます。
> ※都道府県が主体となって構成される委員会で、赤十字は構成メンバーの一員で
> す
というしくみだそうです。

「予断を許さない」ということは、「パニックを起こす」とは違います。予断を許さないときほど、落ち着いて、1つではなくいろいろな情報を得て、自分なりに「現時点での仮説」を立てて、行動すべきだと思います。

上記の震災関係ブログ「震災・原発事故に関するメッセージを掲載しています」に掲載させていただいている岡山大学・津田敏秀先生は、「私は、あまり神経質にパニックを避ける事ばかりを考えて情報を控えてしまうと、万一、混乱が起きた時の規模がかえって大きくなる潜在性を高めてしまうのではないかと心配しています。この危険性は分散すべきであると考えています」とお書きになっています。

私のメールニュースもウェブサイトもいろいろな方が読んで下さっているので、そのあたりのバランスに悩みながらではありますが、その時点で適切だと思われる情報発信を続けていきます。

(もっとも、「予断を許さない」状況だと「余談は許されない」かもしれないなー、と思いつつ、心に元気を持ち続けるために、時々はにっこりしましょうね!)

繰り返しになりますが、必要と思われる情報はそれぞれのご判断の上、引用・転載くださってけっこうです。ただ、どの情報も「その時点での情報」であって、のちに修正・追加等される可能性がある情報であることをご理解・ご明記いただければ幸いです。

 

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