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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2010年05月01日

エダヒロの今日のひと言〜インドの「グリーン・ビルディング」市場の急拡大(2010.05.01)

新しいあり方へ
 

久しぶりに「ひと言」ですー。

先日、CFA Japan のセミナーにお声を掛けていただき、WRI(世界資源研究所)の研究者による「東南アジアにおける環境の趨勢が市場や企業の収益にどのような影響を与えるか」というプレゼンテーションを聞く機会がありました。とても勉強になりました。

WRIでは、このテーマについて「発電業界」「食品・飲料業界」「不動産業界」と、3つの業界別レポートを出しています。
http://www.wri.org/stories/2010/04/three-new-reports-examine-financial-impacts-environmental-risks-southeast-asia

そのセミナーで聞いて、「へぇ〜!」とびっくりした話です。

インドではいま「グリーン・ビルディング」の市場がすごい勢いで大きくなっているそうです。グリーン・ビルディングの市場はこの2〜3年で10倍にもなるだろう、とのこと。

質疑応答の時間に、「その急激な拡大の原動力は何ですか? 政府の規制なのか、消費者の嗜好なのか、純粋な経済性なのか……?」とお聞きしたところ、「大きく3つあります」とのこと。

(1) インド政府のエネルギー基準は任意的なものだが、州によっては、高いレベルの省エネ基準を義務化しているところや、認証制度を採り入れているところがあること。

(2) インドでは中〜上流階級の消費者が増えており、この層の人々が室内の空気の質など、「快適な室内環境」を求めるようになっている。「クリーン・リビング」「クリーン・ライフ」とよく言う。そういった室内の環境性能を求めることからグリーン・ビルディングへの関心が高まり、結果的に、省エネ等も進んだ建物が増えている。

(3) インドには、多国籍企業が数多く事業展開しており、そういった多国籍企業が自国で使っている厳しい環境性能を盛り込んだ建物基準を海外にも適用するようになってきており、その結果、インドの企業の取り組みも増えている。

グリーン・ビルディングについては、先進技術や先進事例はあるものの、日本でも普及はまだこれからかな、という時期に、すでにインドで爆発的な勢いで広がっているとは知りませんでした。

日本の優れた建築技術や施工方法を「海外に輸出する」大きなチャンスですよね?じょうずに活かしてほしいなあ、と思いました。

 

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