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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2009年12月09日

COP15、ここに注目〜NGOの現地レポートもぜひどうぞ!(2009.12.09)

温暖化
 

<内容>

■COP15、ここに注目!

■温暖化交渉をわかりやすく解説する『地球温暖化の最前線』

■コペンハーゲン会議、ここで最新情報をチェック!


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■COP15、ここに注目!

コペンハーゲンで、温暖化に関する2013年以降の次期枠組みについての交渉が始まりました。

ごく簡単に言えば、このCOP15の大きな焦点は3つあると思っています。

(1)先進国がどのような削減目標を設定するか

(2)途上国(特に中国、インドなど排出の大きな国)がどのような削減行動を約束するか

(3)途上国への温暖化対策(緩和と適応)のための資金と技術をどのような枠組みで先進国が約束するか

今回もうひとつ注目しているのは、温暖化対策としての「森林」(植林だけではなく、そもそもの森林破壊を抑制することも)の位置づけです。

来週刊行予定のアル・ゴア氏の『私たちの選択』でも、このような意味での森林についての最新の現状が説明されていて、とても興味深かったです。交渉で、どのように扱われるのか、途上国にとってもとても大きな意味を持ちますので、注目しているところです。


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■温暖化交渉をわかりやすく解説する『地球温暖化の最前線』

私もよく情報をいただいたりお世話になっているWWFの小西さんがとてもわかりやすい本をお出しになりました。小西さんが話してくれる交渉の実際や裏話を聞いていると、ヒューマンストーリーにわくわくしてくるんですよー。温暖化交渉をめぐる報道が何倍も面白くなること、請け合い。お薦めです!

『地球温暖化の最前線』 小西雅子著 岩波ジュニア新書 

以下、ご本人の案内文です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

コペンハーゲンを前に温暖化の国際交渉への関心が高まっていますが、交渉の話はわかりにくい、と思っていらっしゃる方が、皆さまの周りにも多いのではないでしょうか?

温暖化の国際交渉は、遠い世界の話に聞こえるかもしれませんが、中身は、人間対人間のドラマです!

先進国と途上国が、なぜなかなか信頼し合えないのか、なぜみんな温暖化対策進めようと思っているのに、国際交渉となると欲がむき出しになって、動かないのかこの本を読めば、「なるほど!」って思えると思います。

ぜひエキサイティングな温暖化の国際交渉の世界をのぞきませんか?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


■コペンハーゲン会議、ここで最新情報をチェック!

小西さんもコペン入りして、現地で活動をしながら、日本向けのレポートを書いたりされています。WWFジャパンの現地からの情報、ニュースはこちらをぜひチェックしてください。
http://www.wwf.or.jp/activities/climate/

気候ネットワークからも、コペンハーゲン会議の速報をまとめた「KIKO」COP15/COPMOP5通信 が出ています。
http://www.kikonet.org/theme/kiko.html

新聞やテレビなどのマスコミ報道は、紙面や時間の関係から、かなり切り出した形になってしまいますが、このようなNGOからのレポートをあわせて読むことで、会場で何が起こっているのか、どんな感じで進んでいるのか、臨場感を味わいながら、交渉を見守ることができますよ〜。

 

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