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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2009年06月19日

今年もキャンドルナイトの季節がやってきました〜今年の見所など(2009.06.19)

新しいあり方へ
 

内容>


■今年もキャンドルナイトの季節がやってきました!

■たとえば、こんなふうに楽しんでみませんか?

■100万人のキャンドルナイトの運営をのぞいてみると……

■キャンドルナイトのイベントに参加しませんか?

■NHKも100万人のキャンドルナイトといっしょに


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■今年もキャンドルナイトの季節がやってきました!

一人でしみじみと? 家族や友だちとじっくりと? イベントでみんなで盛り上
がって? あなたはどんなキャンドルナイトを楽しむ予定ですか?

http://www.candle-night.org/jp/

私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。
2009年の夏至前夜、6月20日〜7月7日の夜8時から10時の2時間、
みんなでいっせいにでんきを消しましょう。
ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。
ある人は省エネを、ある人は平和を、
ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。
プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
文明のもっと大きな可能性を発見する
プロセスであると私たちは考えます。
一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、
ただ2時間、でんきを消すことで、
ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を
地球上にひろげていきませんか。
2009年、6月21日、夏至の日。よる8時から10時。
でんきを消して、スローな夜を。
100万人のキャンドルナイト。


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■たとえば、こんなふうに楽しんでみませんか?

○キャンドルスケープ
http://www.candle-night.org/jp/join/message.html

ここで郵便番号とメッセージを投稿してくださいな。世界の人々とつながります。

ここにあるFlash版candle scapeをひらくと、18の地域の言語でかかれた「ろうそく」の文字が現れ、言語選択画面となります。言語を選んだ後は、3Dの地球儀が現れ現在エントリーされているメッセージがまるでろうそくのけむりのように画面上に現れ、メッセージをリレーしてゆきます。


○キャンドルナイト図工室
http://www.candle-night.org/jp/zuko/

今回初登場のコンテンツです。

ろうそくの地平線
ろうそくの影遊び

ろうそくを使って、素敵な光と影の遊びができます。ぜひ試してみませんか?


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■100万人のキャンドルナイトの運営をのぞいてみると……

先日の会合に、プロジェクトをいっしょに行う外部の方が参加していました。100万人のキャンドルナイトの会合は、いつもとことん話し合う方式で、多数決で決めることをしません。(なのでとても時間がかかることもよくあります)

私を含め、呼びかけ人代表という「言い出しっぺ」(長老とも言う?)が数人いますが、まったくフラットな組織(組織とも言い難い、緩やかな集まり)で、お互いや、実際の作業を進めてくれている若手や元若手?からの提案や異議に対して、とことん話し合います。そして、会合が終わったあとはいつも、飲みながらさらに議論を続けています。

年に1回ほど、主な呼びかけ人代表(大地を守る会の藤田さん、辻信一さん、竹村真一さん、マエキタミヤコさん、私)も含め、ほぼ全員が集まって「心をひとつにする合宿」をしています。ときどき、爆弾発言などもあって盛り上がりながら(^^;)、みんなの思いを確認したり、気になっていることやわだかまりの種になりそうなことを出し合って、話し合います。

方向性や進め方をめぐって、いろいろとぶつかることもありますが、日本ではけっこう難しい「Hard on issue, soft on people」(人を責めるのではなく、問題点について議論し、「違うんじゃないの?」と言われても、自分自身が攻撃されたり非難された気持ちにならずに、冷静に話し合いができる関係性)がかなりできているグループだなあと、いつも思います(数年かけてそういう関係性を育ててきたともいえます)

ウェブチームのメンバーが自分のブログに、活動のようすを書いてくれています。
こんな感じなんですよー、ということを知っていただければとご紹介します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

http://yousakana.com/makimono/archives/2009/06/sopa-de-pedra.php


「石のスープ」っていうポルトガル民話をご存知ですか?
キャンドルナイトの仕事をしていると
僕らがやっていることはまさにこの話のことだなって思います。

おなかがすいた僧侶がある村に立ち寄った時に
「スープができる不思議な石を持っています。鍋と水だけでも貸してく ださい」
といって民家から鍋と水を借りる。さらに他の民家に行って、
「この石が古くなっているので味が薄い、塩だけでも貸してください」
といって今度は塩を借りる。こうやって小麦や野菜や肉もあつめて
ものすごいおいしいスープをつくる、という話。

キャンドルナイトの作業はまさにこんなかんじ。

日本時間の夜な夜な、ロンドン時間の昼間、スカイプにあつまってみん なで作業。
「ここをもっとこうしたいな」って誰がいうと
「じゃあ僕が画像つくるから、何々君はデータアップロードして」
みたいにして、ひとつのサーバーを囲んでみんなで材料を放り込む。
気がつくとホームページができあがっている。
会社組織とはぜんぜん違う、個々が自律分散協調しながら
何かができあがっていく面白さがここにはあります。
会社組織では上司やクライアントの命令が主導権を握ることになりますが、
ここでは手を動かした人が主導権を握ることになります。

これは、ホームページの作成の話だけのことではなくて、
キャンドルナイトという企画自体この石のスープのようだなと思います。
キャンドルナイトという時間に、いろんな人が集まってそれぞれの場所で、
それぞれの人たちが、それぞれの思いを込める。
もはや誰も全体像を理解しきれていないんじゃないだろかと思う。

みなさんも思い思いの材料を放り込んでみてはいかがでしょう。
でんきを消して、スローな夜を。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


100万人のキャンドルナイトの活動は、2002年の12月に準備会合が開かれて、議論と準備を重ね、2003年の夏至から取り組みました。

大地を守る会の藤田さんに声をかけてもらった2002年の秋は、その年の8月に立ち上げたばかりのJFS(ジャパン・フォー・サステナビリティ)の運営基盤や体制づくりと、その年の9月に初めて参加したバラトングループでの勉強ややりとりに忙しかったので、「その上に、新しくキャンドルナイトもやるんですか?!」とまわりの人に言われたものです。。。

「仕事は片手でやる」(そうでないと面白いことが出てきたときに、掴みにいけないので!)のモットーに素直に従って、参加させてもらうことにしたのですが、今では私の担当の世界への展開チームも、一緒にやってくれるメンバーも増え、いろいろと新しい動きにもつながって楽しく、あのとき参加を決めて良かったなあ!と思っています。


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■キャンドルナイトのイベントに参加しませんか?


100万人のキャンドルナイトでは、オフィシャル・イベントは行っていません。
全国各地のイベントや参加する方々にプラットフォーム(情報や思いを共有・交換する場)を提供することが役目だと考えているためです。

今年のキャンドルナイトにも全国あちこちでイベントが開催されます。
こちらにイベントマップがあります。
http://event.candle-night.org/

現在の登録数は622。お近くのイベントに参加するもよし。ご自分たちでイベントをなさるなら、ぜひ登録してくださいね。(同じページの「イベント登録」からどうぞー)


以下は、呼びかけ人代表の藤田さんの属する大地を守る会が主催するイベントです、よろしければどうぞ。東京タワーをカウントダウンして消しちゃいます!
(「いくらなんでもタワーは消えない」って……つっこまないでね。^^;)


6/21 100万人のキャンドルナイト『東京八百夜灯』開催

100万人のキャンドルナイトは明日6/20スタート、
http://www.candle-night.org/
そして『東京八百夜灯』は、いよいよ明後日にせまってまいりました。
アコースティックなキャンドルライブを
楽しみながら、東京タワーの光が消える瞬間を一緒に
カウントダウンしませんか。

・日時 2009年6月21日(日)17:30〜21:00
・会場 増上寺(東京都港区芝公園4-7-35)
     地下鉄三田線 芝公園駅から徒歩3分、
     御成門駅から徒歩3分
・内容 ライブ カウントダウン
・司会 玉川美沙さん
・出演 木原健太郎さん、熊谷和徳さん、須藤元気さん、中嶋朋子さん、
     宮崎隆睦さん、Yaeさん、ほか(五十音順)
・入場料 無料(場合により入場制限あり)
・参加方法 直接会場へおこしください。
※キャンドルは器と一緒にお持ちください。
※雨天決行
 (やむをえない事情等によりイベントを中止する場合は、
  大地を守る会HPにてお知らせいたします)

詳細はこちら
www.daichi.or.jp/info/news/2009/0602_1003


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■NHKも100万人のキャンドルナイトといっしょに

2009 SAVE THE FUTURE
[放送日] 6月20日(土)〜21日(日) NHK総合テレビ

今回は、毎年、夏至の日(今年は6月21日)に環境活動を行う人々が全国各地で行っている「100万人のキャンドルナイト」にあわせて、6月20日(土)・21日(日)に、生放送を中心におよそ15時間の放送を行います。

番組では、地球環境を守ろうと全国各地で様々なアクションを起こしている市民グループやNPO、学生、企業などの活動を紹介。また、環境と経済に関する最新情報なども特集。さらには、アニメや音楽番組などもお送りします。(生放送の番組については、放送時間や内容が変更になることがあります。)
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/

番組案内はこちらです。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/program.html


いろいろと面白そうな番組がありますが、今年はグリーン・テクノロジーについて科学者たちが議論する、こんな番組もあります。


6月21日(日) 16:00〜17:35 NHK総合テレビ

● 番組内容
CO2を減らして地球温暖化をくいとめる切り札として注目されているのがグリーン・テクノロジー。

電気自動車や太陽光発電、エコ建築など、地球にやさしいグリーン・テクノロジーを使えば、CO2を大幅に減らせるだけでなく、経済も活性化できて一石二鳥だと、いま世界中で開発競争が激しくなっています。

番組では、日本を代表する一流の科学者チームが、グリーン・テクノロジーの魅力を渾身の力を振り絞ってプレゼン! 「ほんとうに実現できるの?」「コストは?」
 品川庄司さんやエコノミストの森永卓郎さんの鋭い突っ込みにも負けず、ライブで皆さんのギモンにわかりやすくお答えしていきます。

スタジオには、時速370キロの電気自動車も登場! さらには、木造高層ビル?
 夜中でもOKの太陽熱発電?? 田んぼで発電???などなど、世界各地の最新テクノロジーを紹介。スウェーデンの森やイスラエルの砂漠からのリポート、そしてハリケーン・カトリーナ後のニュー・オーリンズでエコタウンを作っている俳優ブラッド・ピットさんからのメッセージもお楽しみに!

おもしろくて、とってもためになる情報満載の『科学者ライブ』、ぜひ家族そろってご覧ください。

● 科学者チーム
 江守正多(国立環境研究所 温暖化リスク評価研究室長)
 清水 浩(慶應義塾大学教授)
 腰原幹雄(東京大学 生産技術研究所准教授)
 近藤道雄(産業技術総合研究所 太陽光発電研究センター長)
 飯田哲也(環境エネルギー政策研究所所長)

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みなさん、どうぞ電気を消して、思い思いのキャンドルナイトをお過ごし下さい〜。

 

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