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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2008年03月13日

お金の流れを変えよう!〜おひさまファンドのご案内(2008.03.13)

温暖化
 

市民共同発電所って、ご存じですか? 市民が共同で出資することで、太陽光パネルや風車を設置して、自然エネルギーの発電を増やそう、という取り組みです。

寄付ではなく、出資ですから、リターンがあります。これからの化石燃料の枯渇や温暖化問題の深刻化する時代を考えたら、自然エネルギーへの投資は、(特に環境派でなくても)魅力的なオプションではないかと思います。

私も、数年前のことですが、レスター・ブラウン氏を誘って、青森と秋田に建っている風力発電所に出資をしました。ちゃんと現金分配もいただいています。

この経験で、「出資するって、いいなぁ!」と思ったのでした。寄付もよいけど、出資だったら(リスクはありますが)元本+分配が戻ってくる見込みがあるから、寄付よりも大きなお金を出すことができます。そして、出資金は分配を連れて戻ってくるから何も失っていないどころかありがたい話なのだけど、そのうえ、出資をしたことが、地域に風車を建てるお手伝いとなり、私がこの世からいなくなったあとも、風を電力に換え、少しでも二酸化炭素を出さない社会づくりに貢献し続けてくれる。うれしいなあ!と。

市民共同発電所は着実に日本でも広がっており、すでに20基の市民風車が立っているそうです。多くの人々の思いを感じます。いいですねぇ。

もっともっと広がってほしいなあ!と思っていたところ、おひさまエネルギーファンドの竹村さんからメールをいただきました。まさにこのセミナー&出資説明会が、東京でも15日(土)に開催されるとのこと。

出資を通じて、お金の流れとエネルギーの創り方を変えていきませんか? ご興味のある方、ぜひどうぞ!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


温暖化防止おひさまファンドを応援してください

「市民のお金が地球温暖化を止める!」をキャッチフレーズに、地球温暖化防止おひさまファンドがスタートしています。これは、「市民のお金」を地球温暖化防止のための自然エネルギーや省エネルギーの事業に投資してもらうための仕組みです。

あなたのお金の「使い道」を考えて

NHKのクローズアップ現代は「お金に意思を」というタイトルで、市民マネーが目的意識的に環境事業に使われはじめたことを紹介しました(1月17日放送)。市民がお金の「使い道」を意識することで、今は大量に海外流出している1550兆円とも言われる日本人の個人資産の流れを変えることもできるのです。

日本国内の地球温暖化防止事業にこのお金が使われれば、排出権取引やCDMといった京都メカニズムを使わなくても、日本の国内対策での京都議定書第一約束期間の目標達成も、ずいぶん楽になるのではないかと思います。

自然エネルギーと省エネルギーは優良投資先

温暖化防止おひさまファンドの投資対象となる事業は太陽光発電、太陽熱利用、木質バイオマス、風力発電、省エネルギーなどです。太陽光発電はまだコストが高く、収益事業にするのは難しいものですが、環境省の補助金に助けられ、また設置施設が定額(22円/kWh)で20年間買い取るという契約をしていただくことで事業として成り立つものになりました。

収益面で大きなものは省エネルギー事業です。地方自治体の公共施設の古い空調機の更新などを行うことで比較的高い収益を上げています。木質バイオマスは間伐材などをエネルギーとして活用するもので、石油価格が高騰する中で代替エネルギーとして注目を集めています。

環境への寄付ではなく投資です

寄付ではありませんので、2.1%から2.6%のリターンが予定されています。低金利の日本の中では、銀行の定期預金や国債よりも「利回り」は良いです。一度設置すれば電気を産み続ける太陽光発電や風力発電など、あるいは電気代の削減をし続ける省エネ装置などですから、巨大ではないが安定した収益が計算できるのです。

出資募集しているのはA号10万円3800口とB号50万円1000口の、合計4800口です。契約期間はA号が10年、B号が15年となっています。よほどのトラブルがない限りは、毎年予定された利益配分と元本均等割り分が返ってきます。詳細は下記のおひさまエネルギーファンドのホームページをご覧下さい。

http://www.ohisama-fund.jp/

透明性が確保された「安心・安全」の金融商品です。

温暖化防止おひさまファンドは、投資先を自然エネルギーと省エネ事業に限定し、その事業内容もオープンにして出資を募るものなので、市民がしっかりチェックでき、安心して出資できる「金融商品」です。サブプライムローンのような危ないファンドが隠されていることもありません。(ただしリスクはゼロではありませんから、ちゃんとチェックして、納得の上で出資してください。)

すでに2001年から活用され、それによって全国に20基の市民風車がすでに建設されています。太陽光発電への出資は、4年前の「南信州おひさまファンド」がはじめてで、すでに合計で208キロワットの太陽光発電所が順調に発電をしています。昨年から予定通りの現金分配もはじまっています。市民風車も含めて、これまでにこの仕組みで分配が滞ったものはありません。

20代の若者たちがこの仕事を担っています。

このファンドを主催するのは「おひさまエネルギーファンド㈱」という会社です。ビジネスモデルを構想した「NPO法人環境エネルギー政策研究所」と、実際に事業を担っている「おひさま進歩エネルギー㈱」などが、この会社を立ち上げました。

中野にある東京事務所には大学や大学院を卒業したばかりの20代の若者たちが集まっています。インターン生もいます。NHKのクローズアップ現代を見て、会社を辞めて飛び込んできた若者もいます。環境を破壊し地球を脅かす事業ではなく地球環境を守る事業を、新しいビジネスに育て、大きな産業にするぞと意気込んでいます。(私は一人平均年齢を上げています。)

どうかご支援ください。

以下、この地球温暖化防止おひさまファンドの説明会情報です。お気軽においでください。

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自然エネルギーセミナー2008&出資説明会
◇いずれも参加費無料です◇
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■飯田市セミナー&説明会
◇日時:3月14日(金)14:00〜16:00(13:30開場)
◇場所:飯田市鼎公民館(飯田市鼎中平1339-5)
◇講師:末吉竹二郎(国連環境計画金融イニシアチブ特別顧問)
◇主催:おひさまエネルギーファンド株式会社ほか


■東京セミナー&説明会
◇日時:
 東京:3月15日(土)14:00〜16:00
(13:30開場)

◇場所:
・カタログハウス本社セミナーホール
(東京都渋谷区代々木2-12-2/新宿駅南口徒歩10分)
  http://www.cataloghouse.co.jp/study/map_tsem.html

◇参加費:無料

◇主催:おひさまエネルギーファンド株式会社
 協力:NPO法人環境エネルギー政策研究所

◇プログラム:
 第1部:セミナー
「市民が創り出す自然エネルギー発電所」
 講師 飯田 哲也(環境エネルギー政策研究所所長)

 第2部:事業説明&出資説明会
「温暖化防止おひさまファンド」事業&出資説明
説明 山口 勝洋(おひさまエネルギーファンド株式会社 社長)

◇お申込&お問い合わせ:
 おひさまエネルギーファンド株式会社
東京事務所
 TEL: 03-5318-3338, FAX: 03-3319-0330
 お申込フォームURL:
  https://www.ohisama-fund.jp/cgi-bin/event/


■このほかに、長野市、岡山市でも出資説明会計画中です。

連絡先:おひさまエネルギーファンド株式会社
東京事務所 164-0001東京都中野区中野4-7-3
電話 03-5318-3338  FAX03-3319-0330
担当者 竹村090-9964-5024 笹川090-3915-1159

 

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