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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2007年06月13日

「ナチュラルステップ基礎講座」「骨太講座」のご案内〜枠組みをつくるための本の読み方について(2007.06.13)

 

7月10日に高見幸子さんをお招きして、「ナチュラルステップ基礎講座」開催することになりました。

「持続可能性とはなにか、その本質的な考え方を学びたい」「バックキャスティングに興味がある」という方、ぜひご一緒しませんか。

持続可能性を考える際に、絶対に落とせない大事な考え方の枠組みを提示してくれているのが、「ナチュラル・ステップ」です。

私は、ナチュラル・ステップの創始者のカール・ロベール氏に何度かお目にかかったこともあり、ナチュラル・ステップにもとても強い影響を受けています。私が自分マネジメントの大事なポイントとしてよく言う「バックキャスティング」も、もともとはナチュラル・ステップから教えてもらった考え方です。

そのほかにも、持続可能性を考えるうえで、とても重要な「システム4条件」など、ナチュラル・ステップには大事な考え方やアプローチがたくさんあります。

私も勉強します。よろしければぜひごいっしょに!

定員は25人、先着順に受付いたします。貴重な機会ですので、日程のご都合をつけてぜひご参加ください!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ご案内〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「ナチュラル・ステップ基礎講座」

○日 時:2007年7月10日(火)9:30〜16:30 (9:15開場)

○場 所:こどもの城研修室
(渋谷駅より徒歩10分、表参道駅より徒歩8分)

○受講費:25,000円(教材費含む、税込み)

○定員:25人

○講 師:国際NGOナチュラル・ステップ・インターナショナル
      日本支部代表 高見幸子 

○コース内容:
講義とワークショップにより、持続可能性についての本質的な考え方と、バックキャステイング手法を含む、ナチュラル・ステップのフレームワークの基礎を確実に身につけていただくコースです。

○お申込み
以下の申込書をinfo@es-inc.jp までお送り下さい。受講費のお支払方法についてご案内します。受講費のお支払をもって正式受付とし、受講票を電子メールでお送りいたします。

○お問合せ
(有)イーズ  担当 飯田 info@es-inc.jp / TEL: 044-922-6130

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 「ナチュラル・ステップ基礎講座」 参加申込書

ご氏名 [                      ]
ご所属 [                      ]
メールアドレス [                  ]
連絡先電話番号 [                  ]
備考


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※お申込み後数日たちましても受付票が届かない場合は、メール送受信のトラブルの可能性がございますので、その際はinfo@es-inc.jp もしくは電話044-922-6130までお問い合わせください

まえにお知らせしました「骨太の枠組みをつくるための環境必読書を読む講座」の第1回を5月末に開催しました。

「骨太講座」(と呼んでいます。^^;)の第1回では、デニス・ドネラらの『成長の限界』をテキストに進めました。私から簡単に本の要旨や背景の説明もしましたが、講座のメインは、参加者がそれぞれ学んだこと、考えたことを話し合うことによって、自分の枠組みを作っていく「カフェ方式」です。最後に私から、本書が出てからの展開やデニスやドネラさんの話、自分なりの枠組みを作っていくための勉強方法についてコメントをしました。

この枠組みを作っていくためのコメントが役に立ったという声が多かったので、下にご紹介しますね。何かの参考になれば幸いです。

また、現在の参加者は全部で50人で、とてもよい雰囲気でよい学びの場となって、うれしく思っています。教室のキャパシティ的にあと数人参加していただけますので、もしよろしければぜひどうぞ!(第1回については、資料や音声をお送りします)

このように、欠席された方には資料や音声ファイル(またはテープ・MD)を送ることにしましたので、「遠方のため一度も参加できないけど、いっしょに勉強したい」という人もごいっしょにぜひ(資料と音声による通信勉強メンバーは定員ありません。受講料は同じです。参加できる回があったらぜひいらしてください)。

今後、今回の課題図書の組み合わせで、同じ内容を繰り返し行うことはないですので、基礎中の基礎を身につける骨太講座、いまからでも参加したい方はぜひどうぞ。

以下、自分なりの枠組みを作っていくための私のコメントと、骨太第1回アンケートより、転載を了解くださった方のコメントからの抜粋をお届けします。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

では、どうやって枠組みをつくるかという勉強のほうの話に行きます。皆さんのいろいろな話を聞いていても、多分、本を読むときに2種類の読み方があるんだろうなと思います。私も意識をして、2種類の読み方を区別しています。

最初のやり方は、本の内容やそのメッセージ、もしくはそこで語られていることを、素直に学びながら読むことです。自分がそれに賛成かどうかというのは置いておいて、たとえば、その本はこういう研究で、こういう話が書かれていて、それは自分の知っていることで、これは知らないことで、これはどういうふうに関連してという、そういう読み方です。

もうひとつの読み方は、自分の議論や思考のタネとして読むというやり方があります。「あ、これはそうじゃないのにな」とか、「そうそう、これはこういうことがあって」みたいに、重ねていく読み方です。

今回、皆さんが読まれた時、どちらの読み方をされたか、もしくは、そういった意識をされたかわかりませんが、ぜひ、この骨太に関して言うと、2種類の読み方を区別してみてください。

特に、こういう問題が提起されると、解決策をすぐ考えたくなりますよね。「どうすればいいんだろう」と。それも大事ですが、ちょっとそれを置いておいて、この本は一体何を伝えようとしているんだろう。自分は何が、これから学べるだろうというと、ちょっと客観的にというか、素直にというか、自分を何かに動
かされる前に学ぶことが、枠組みをつくるうえで必要だと思います。

そうでないと、自分の反応したところだけで読むことになってしまい、いつまでたっても自分の枠組みが、偏ったものにしかなりません。なので、ある意味、まず学ぶ。そのうえで、自分はそれについてどう思うんだろう、もしくはこの問題を、自分だったどう解決するんだろう。そういう読み方を、次の段階にされたらいいかなと思っています。

私も、こういう本を読むときにはまず、この本から私は何が学べるのか。つまり2通りあって、私がこれまで知っている知識と経験、それとこの本はどういう関連があるのかなという読み方をします。自分の知識や経験にない、まったく新しい学びは何だろう、と考えながら読みます。

枠組みというのは、学びそのものがそうだと思いますが、これまでの自分の知識とか経験と、何か新しいものが結びついた瞬間に成立するんじゃないかと思うのです。

なので、自分の中の経験や知識、これまで知っていること、新聞を読むことでも何でもいいですが、それとこの本とどういうふうにつながっているんだろう。そういう読み方が、少なくとも私には役に立っています。これまでの知識や経験にはなかった考え方や、新しい視点や新しい考え方は何か。それ自体に、自分が賛成か反対かは置いておいて、それを拾うのもいいかなと思います。

次回の課題の本については、ぜひ、いま言った2つの読み方をちょっと意識してみてください。骨太の講座なので、枠組みをつくることを考えて、こういう話をしていますが、そういうことを全然考えないで、とにかく自分はそれを土台に考えていく、自分の意見をつくっていくという方は、それで全然構いません。

私は自分が骨太の枠組みをどうつくってきたかという経験からの話ししかできませんが、読み方は皆さん次第ですので。もし、ちょっとやってみようかなと思われたら、次の本は、ちょっとそういう読み方、つまり、、この本で自分は何が学べるかを押さえて、そのうえで「自分はこう思う」とか、「そのためにはこうしたらいい」とか、考えを発展させたらいいと思います。

もうひとつ伝えたいことがあります。この骨太講座では、5冊の課題図書を読んでいきますが、できれば、前の本とどうつながっているのかな、前の本との関連はどうなのかな、ということを意識しながら読んでいってください。

ですから、この『成長の限界』と、次の本をどういうふうに関連づけることができるか。全然関連ないかもしれません。それは、ないはないでいいですが、そういう目でシナプスをつくっていってほしいなと思っています。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

骨太講座第1回、参加者からのフィードバックより

・話す、語る、コミュニケーションの中で、ぼんやりとしたことがはっきりと見えたり、別の視点があることがわかり、発展性のあるというか、進化していく会合なんだと感じた。知の共有を越えて、知と知が化学反応して、自分の考えが形を変えて深まった気がします。

・まずその本から学ぶ姿勢が「枠組みを太くする」には大事だと感じました。今回は、自分の経験・知識に頼り過ぎました。

・良かった点は、特に同じ目的を持った人がいろいろな立場・バックグラウンドの違いを超えて集まれたことです。環境問題では、友達と家族と思いを共有できない部分があり、孤独を感じることもあるので、とても感動しました。また、今後4回の内で、自分にとっての環境問題を考えて、行動するうえで骨太ツールを身につけたい。

・いろいろな立場の人がそれぞれの各人がおかれている環境の中で、思いを語り合える場合に出会えてよかった。この経験が自分のカラをやぶることと思いました。

・まず、本を一冊ちゃんと読んだこと。『成長の限界』は名前だけは知っていたが、実際に読もうとは思わなかった本なので、この機会に読むことができて(読むハメになって)ラッキーだった。皆さんの話を聞いたり、こちらから話をしたり、やはり良い刺激となった。

・多様な意見を聴けて刺激になりました! 多様な意見を聴けるように、様々な"しかけ""声かけ"がよかったと思います。2種類の読み方を区別することで、枠組みをつくる練習をしてみます。


環境の全体像を捉えていく、ということは人間の生き方全体を包括していくことにつながっていくのだと感じました

・いろんな人がそれぞれの言葉で語ってくれることはとても有意義だし印象にも残り良いと思います。

40・〜50人も集まってどんな風にやるのかなぁと思っていましたが、18:15〜20:45の2時間半のカフェ方式を中心としたワークショップ的な時間と場の使い方がお見事で感心しました。

・単純に楽しい。この手の話題をする仲間には事欠かないはずですが、初対面の&立場がちがう方々とするのが新鮮なのかと。

・カフェ方式というのが初めてだったので、ちょっと緊張したが自分の感じたことを話し、人の話を聞くことが楽しかった。このようなポジティブな思いを持つ人達が広がっていけば「破局」は避けられるのではないかという気持ちになりました。多くの人との「共有」がもてて、とてもいい学びとなりました。

・いろんな意見を知った。自分だけのアイディアでは視点が狭いことが実感された。

・骨太の枠組みがビジョン作りであることにつながった。→継続して活動しようと思った。

・意見を自由に述べられる楽しさを実感した。

・いわゆる打合せではないのが良い。

・皆さんと自由に意見交換が出来てとても良かったです

・キチンと聞くことの大切さ認識させられました

・聞いたり、自分で話すことで少し整理できました

・前向きな問題意識を持っておられる方々がたくさんいて勇気づけられました

・参加して良かったです!! 「わからない所」が分かった。例えば、「成長の止め方がわからない」など...。話し合うことで、出て来た。こういう話をする事自体、なかなか日々の生活の中では難しいけれど、今日はそのために来ているので思いきり話せて良かった。又、それぞれ環境問題への知識のレベルや観点の全然違う人達が話すことによって生まれる「おもしろい作用」があるのではないか?と思う。ある意味頭でっかちになっている人は、少し冷静になれたり、知識がない人は増える、という風にもなる。

・カフェ方式(発言者がはっきりわかり、話をきちんときくことができるようになる)を知ることができてよかった。会社や学校などでもとり入れてみたい。

・カフェ方式がよかったと思います。意見変換することで、つながること、気づきなどがありました。ゆるやかな連帯感を感じました。

・本の読み方のお話は大変参考になりました。自分に限りある枠組みをどれだけ成長させられるか今後を楽しみにしています。

・色々なバックグラウンドの人たちと話ができたことが貴重だった。はじめて参加した方式で、新鮮だった。紙を使うことの効果を感じた。

・様々な方の中にある情報や意見に触れることで、これほど刺激を得ることができるのか、と驚きました。

・違う立場や職業の方々の違いある考え方が認識できたが、その中でも共通共有ポイントがコミュニケーションツールや媒体を持って見つけることができること。

・「わからない、知ってほしい」という状態をわかることは「わかること・知ること」への入り口であるということ。

・読書から学べる「学び」以上に学べることがたくさんあった。たぶん読書のみの数十倍くらい。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

次回の骨太講座もとっても楽しみです。よろしければ、途中からでも通信学習ででも、ぜひどうぞ。

以下、講座のご案内です。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここからご案内〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「骨太の枠組みをつくるための 環境必読書を読む講座」

○日時:(全5回)※第1回は終了(資料と音声を送ります)
5月25日(金)/6月29日(金)/7月27日(金)
8月24日(金)/9月28日(金)
いずれも18:15-20:45

○場所: 中野サンプラザ
(JR中央線・総武線/東京メトロ東西線「中野」駅北口徒歩1分)

○ファシリテーター: 枝廣淳子・小田理一郎

○定員:50〜60人ほど

○料金:30,000円(全5回分)
※課題図書は含まれていませんので、各回の課題図書は、各自でご用意下さい。
※5回一括となります。ご都合のつかない回は、代わりの方に出席いただけます。

○お申し込み・お問い合わせ:
電子メールまたはファックスで以下の申込書をお送り下さい。受講費のお支払方法についてご案内します。受講費のお支払をもって正式受付とし、受講票を電子
メールでお送りいたします。人数を限っての開催となりますので、参加ご希望の方は、お早めにお申し込みください。


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  「骨太の枠組みをつくるための 環境必読書を読む講座」 
            参加申込書

ご氏名 [                    ]
ご所属 [                    ]
メールアドレス [                ]
連絡先電話番号 [                ]

※この講座をどこでお知りになったか教えていただけると幸いです。
( ) a. 枝廣淳子のメールニュース(enviro-news)
( ) b. 職場・知人・友人からのご紹介
( ) c. イーズのウェブサイト
( ) d. その他 (          )

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※お申込み後数日たちましても受付票が届かない場合は、メール送受信のトラブルの可能性がございますので、その際はinfo@es-inc.jp もしくは電話044-922-6130までお問い合わせください

 

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