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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2011年07月19日

「持続可能な食料生産・流通・消費を目指す世界の潮流:2011年サステナブル・フード・ラボ サミットの報告」のご案内(2011.07.19)

食と生活
 

ウォルマート、コストコ、カルフールなどの小売り大手、シスコ、USフーズなどの食品流通大手、そしてユニリーバ、ゼネラルミルズ、ハインツ、コカコーラ、ペプシコ、スターバックスなどの大手企業が、NGOや生産者団体と協働して食に関わる気候変動や、水、生物多様性、貧困、労働問題などのさまざまな課題に取り組む「サステナブル・フード・ラボ」という世界的な動きがあります。

欧米の大手企業がたくさん参加しているグローバルな取り組みなのですが、残念ながら、日本企業の参加はまだありません。。。

「サステナブル・フード・ラボ」について
●メールニュースでのご紹介

●JFSで、この取り組みの中心人物であるハル・ハミルトン氏による日本で初めて開催したサステナブル・フード・ラボについてのフォーラム報告記

●「学習する組織」の実践例としての紹介
http://change-agent.jp/news/archives/000146.html

このサステナブル・フード・ラボのメンバーや関係者が集まり、進捗と今後の課題を確認するグローバル会合が先月米国オレゴン州で開催され、約170人が世界各地から参加しました。

世界各地といっても、日本からの参加者はたった1人。。。正確には、アジアからの唯一の参加者となったチェンジ・エージェントの小田理一郎が8月5日に報告会を開催します。

もともとは出張から戻って、オフィスで簡単な報告を聞いたのですが、「もっと詳しく聞きたい! それにもっと多くの人に知ってもらいたい!」と思い、急遽、報告会を設定したものです。もちろん私も参加し、いろいろ質問したり、「この動きに入っていない日本は、どう考え、取り組んでいけばよいのか」みんなで考えていきたいと思っています。

食や農、グローバル経済、学習する組織の実践などにご関心のある方、ご自分でも取り組まれたり考えられたりしている方、ぜひご参加下さい〜。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここからご案内〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「持続可能な食料生産・流通・消費を目指す世界の潮流:2011年サステナブル・フード・ラボ サミットの報告」

北米、ヨーロッパ、中南米、アフリカと、4大陸にまたがる大きなプロジェクト『サステナブル・フード・ラボ(SFL)』では、企業や政府、NGOが集まり、ビジネスの本流における持続可能な食料システムをつくり出すことを目的としています。

http://www.sustainablefoodlab.org/(英語)


2003年に始まったSFLの挑戦は、温室効果ガス、水、廃棄物などのライフサイクルでの環境負荷半減を目指す食品企業から、食堂や食卓が文化豊かで、人にも地球にも優しい食材の提供を目指す外食・小売りのネットワーク、そして、途上国の貧しい人たちがより文化的で豊かな生業につくための農業開発、農業慣行改善に向けたコミュニティとの協働プロジェクトまで、多岐にわたって展開されています。

世界全体で言えば、気候変動の影響が現れ、水問題や生物多様性問題が深刻化し、資源制約、価格高騰が相まってますます持続不可能な方向に向かっています。しかし、地域やプロジェクトで見ると、勇気づけられるような動きや成果が起こり始めてもいます。

サステナブル・フード・ラボ・サミットは、そうしたポジティブな動きを学び、多様な関係者たちからの視点や智恵をもらい、将来の課題解決に向けて自らの役割やビジョンを明確にする場となります。今年は北米、ヨーロッパ、中南米などから170名が、アメリカはオレゴン州ポートランド近郊の地に集結し、4日間を共に過ごしました。

このサミットには、ピーター・センゲら、組織開発、対話、リーダーシップの一流の実践家が支援し、食料問題のような大きな課題について、各企業やNGO、あるいは一個人がどのように向き合うべきか、といった課題も中心に据えられました。ユニリーバ、コストコ、ナイキといった大企業のマネージャーが、どのように持続可能性の問題に対して、経営陣を動かし、社内外に仲間のネットワークを築いていったか、などの「変化の理論」の実践も取り上げています。

チェンジ・エージェント社の小田理一郎は、以前より「サステナブル・フード・ラボ」の中心人物たちと親交を重ね、サミットではアジアから唯一の参加者となって、食の持続可能性に関する世界の動きについて学んできました。

このたびは、食料システムの世界の課題やその解決に向けての最新動向を報告し、そこから日本の私たちが何を考え、行動すべきかについて話し合う場を企画いたします。食の生産・流通・消費の将来に関心のある方は、是非この機会にご参加ください。

「持続可能な食料生産・流通・消費を目指す世界の潮流:
2011年サステナブル・フード・ラボ サミットの報告」

○日時:2011年8月5日(金)18:30〜21:00 (18:15受付開始予定)

○場所:豊島区立舞台芸術交流センター「あうるすぽっと」会議室B
   (JR池袋駅 東口より徒歩10分
    東京メトロ有楽町線・東池袋駅 6・7出口より直結)

○共催:有限会社チェンジ・エージェント・有限会社イーズ

○プログラム(予定)
18:15 受付開始
18:30 開始
    発表(小田理一郎より)
    対談(枝廣淳子×小田理一郎)
    対話・質疑応答
21:00 終了

○報告者:小田理一郎○ファシリテーター:枝廣淳子

【プロフィール】○小田理一郎(おだ・りいちろう)
(有)チェンジ・エージェント代表取締役(http://change-agent.jp)
(有)イーズ取締役(http://es-inc.jp)
環境NGO ジャパン・フォー・サステナビリティ(JFS)ゼネラル・マネージャー(http://japanfs.org)
SoL ジャパン(組織学習協会日本コミュニティ)エグゼクティブ・ディレクター(http://soljapan.org)

コンサルタント/ファシリテーター/研修講師。専門分野は多国籍企業経営(MBA)、サステナビリティ/CSR、システム思考、組織学習。『プランB』シリーズ著者のレスター・ブラウン氏設立のアース・ポリシー研究所や『成長の限界』のデニス・メドウズ氏のインタラクティブ・ラーニング研究所と提携し、サステナビリティの科学者と実践家たちの国際ネットワーク「バラトン・グループ」に所属する。大陸横断で持続可能な食料システムを目指すコンソーシアム「サステナブル・フード・ラボ(SFL)」の中心人物たちと親交を重ね、世界資源研究所(WRI)の生態系サービスレビュー(ESR)トレーニングに参加、また生物多様性専門家と企業のダイアログのファシリテーションを務めて世界の企業経営の実践例を数多く学ぶ。環境ジャーナリストの枝廣淳子と共に、チェンジ・エージェント社・イーズ社および環境NGO ジャパン・フォー・サステナビリティを経営する。また、 JICA で国内外の専門家に研修を実施するほか、インドネシアでは自らの資金を投じて農村コミュニティや地元 NGO のリーダー養成プログラムを開催し、途上国の貧困の現状を学び、コミュニティベースの取り組みを支援する。

○定 員:最大100名程度

○参加費: 2,000円(税込)

○お申込み:以下の申込書を 専用アドレス sfl2011@change-agent.jp までお送りください。(件名に『「2011年サステナブル・フード・ラボ サミット報告会」申込み』とお書きください)折り返し、参加費のお支払いについてご案内いたします。参加費のお支払いをもって正式受付とし、参加票を電子メールでお送りいたします。

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     申 込 書
■2011年8月5日(金)
『2011年サステナブル・フード・ラボ サミット報告会』に参加します。

ご氏名 [                      ]
ふりがな[                      ]
ご所属 [                      ]
メールアドレス [                  ]
連絡先電話番号 [                  ]
備 考 [                      ]

※このセミナーのことをどこでお知りになったか教えていただけると幸いです。

( ) a. 以前受講した人からのご紹介 ご紹介者名(         )
( ) b. 職場・知人・友人からのご紹介
( ) c. システム思考メールマガジン
( ) d. チェンジ・エージェントのウェブサイト.
( ) e. チェンジ・エージェントからのメールによるお誘い
( ) f. 他のメールマガジンによるご案内 (          )
( ) g. その他 (          )

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○お問合せ:
有限会社チェンジ・エージェント  (担当:岩下、安西)
E-mail:info@change-agent.jp/電話: 03-6413-3760

 

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