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コロナの先を考える~キャンドルナイトの呼びかけ

2020年06月04日
コロナの先を考える~キャンドルナイトの呼びかけ

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https://www.flickr.com/photos/fukumix/4207267759/

今から17年前、「100万人のキャンドルナイト」の呼びかけ人代表のひとりとして、キャンドルナイトの最初の呼びかけをしました。

そのときの呼びかけ文です。

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~

私たちは[100万人のキャンドルナイト]を呼びかけます。
2003年の夏至の日、6月22日夜、8時から10時の2時間、
みんなでいっせいに電気をけしましょう。

ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。
しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。
ある人は省エネを、ある人は平和を、
ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。

プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。
それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、
文明のもっと大きな可能性を発見するプロセスであると私たちは考えます。

一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、
ただ2時間、電気を消すことで、
ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を
地球上にひろげていきませんか。

2003年、6月22日、夏至の日。よる8時から10時。

でんきをけして、スローな夜を。

100万人のキャンドルナイト。

~~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~

その後、キャンドルナイトの取り組みは日本全国に、そして世界にも広がっていきました。呼びかけを始めて10年後、みんなで話し合って、事務局が音頭をとらなくても自発的に広がる活動になっているとして、事務局としての活動を終わりにすることにしました。その10年間の活動や広がりなどについてはこちらに記事があります。

Enviro-News  No. 2180 (2013.02.20)
https://www.es-inc.jp/library/mailnews/2013/libnews_id003678.html

それからさらに7年がたち、最初に呼びかけてから17年後の今年、当時の呼びかけ人代表(辻信一さん、竹村真一さん、藤田和芳さん、マエキタミヤコさん、そして私)がオンラインでふたたび集って話し合い、「今だからこそ」と、もう一度キャンドルナイトを呼びかけることにしました。

コロナの向こうを照らす明かり--2020夏至キャンドルナイト

2020年6月21日、夏至の夜、20時~22時
コロナの向こうを照らすキャンドルナイトを
全世界に呼びかけます。

みなさんのお家で、地域で、友人や家族2時間でんきを消し、キャンドルや焚火の明かりで過ごしましょう。

【キャンドルナイト2020夏至呼びかけメッセージ】

どこへ向かってここまで来た?
そして今からはどこへ?
プラグを抜いて、つながろう。
ろうそくの火で、新しい世界をみよう!

辻信一(文化人類学者、ナマケモノ倶楽部共同代表)
―――――――――――――――
Stay home, stay earth

竹村真一(文化人類学者、京都造形芸術大学教授)
―――――――――――――――
コロナ禍のキャンドルナイト
差別や分断よりも、優しく手を差しのべる、
そんな社会をつくりたい

藤田和芳(オイシックス・ラ・大地(株)代表取締役会長)
―――――――――――――――――――
トンネルの中だからこそ、
自分のキャンドルを確かめ、
トンネルの先にあってほしい世界を描きつつ、
進んでいこう

枝廣淳子(幸せ経済社会研究所代表)
――――――――――――――――――

ご自由におつかいいただけるメインビジュアルもあります。各地からの参加表明や、取り組みの紹介も次々とアップされています。
https://www.facebook.com/groups/273070330539365/

ぜひそれぞれで、ご家族やお友だちと、オンラインで、この特別なときだからこその特別なキャンドルナイトをどうぞー!

(17年って、あっという間だなあとしみじみ思いつつ、私も地元・熱海で仲間とキャンドルナイトを企画中です)

 

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