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新刊『人生のピークを90代にもっていく!―折り返し地点から、「死ぬまでハッピーな人生」をつくる』が出ます!

2018年11月15日
新刊『人生のピークを90代にもっていく!―折り返し地点から、「死ぬまでハッピーな人生」をつくる』が出ます!

『人生のピークを90代にもっていく!~折り返し地点から「死ぬまでハッピーな人生」をつくる』

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「どうしてそんなに元気に、次々とやりたいことができるのですか?」「ストレスはないんですか?」ーーよくいただくこのような質問にもお答えする新刊がこの週末に出ます!「人生の午後に向けて、自分らしくラクに生きていくための本」です。

『人生のピークを90代にもっていく!~折り返し地点から「死ぬまでハッピーな人生」をつくる』

自分自身の二居住生活や卒婚についても書きました。

Amazon予約も始まっています。
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「はじめに」と目次をご紹介します。

~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

『人生のピークを90代にもっていく!―折り返し地点から、「死ぬまでハッピーな人生」をつくる』

○はじめにーー世界中の幸福度研究から学んだこと

幸せなことに、自分のこれまでを振り返ってみると、20代より30代、30代より40代、40代より50代と、どんどん自由になり、幸福度がアップしている実感があります。

かつては「人は一ヶ所に住むもの」「一度結婚したら添い遂げるべき」と当然のように思っていましたが、人生の午後にさしかかり、そういったもろもろの思い込みや前提をするりするりと脱ぎ捨てた結果、「今ほど自由で幸せな時はないなあ!」という毎日です。

そして、50代の今は、「人生のピークを90代にもっていこう!」と本気で考えています。90代に向かって、緩やかなカーブを上昇中なのです。

なぜ、そんなふうに思えるのか?

それは世界中の幸福度研究から、人生の後半を幸せに生きていくための秘訣をいっぱいもらっているからです。そして、いろいろな工夫を試していくこと自体がとても楽しいからです。

私は、20年ほど前から環境問題に取り組んできました。その中で、「幸せとは何か、経済や社会のしくみはどうあるべきかを考えることなく、環境問題を本当に解決することはできない」との思いに至り、2011年1月に、幸せ経済社会研究所を設立、勉強や研究・実践活動を続けています。

GNP(国民総生産)ではなく、GNH(国民総幸福量)という独自の指標を掲げ、その最大化を目標としている幸せの国・ブータンの政府の「国際専門家委員会」の一員として、世界中の幸福研究の第一人者のネットワークに加わり、学んだり議論したりする機会を得ています。

島根県海士町や熊本県の南小国町や水増集落、北海道下川町などで、人口減少と高齢化の進む日本において、「人々の幸福度をどう測るか」「自分たちらしい幸せとは何か」という研究や調査のお手伝いなどもさせてもらっています。

また、7年前から日本の東洋思想研究の第一人者である田口佳史先生のもとで、中国古典の勉強をさせていただいています。

このような経験から得てきた学びや知見には、「本当に幸せな『人生の午後』を生きるには、どうしたらよいのか?」のヒントがいっぱいあります。

たとえば、世界の幸福研究から、富や健康状態よりも、人との関係性が幸福度に大きな影響を与えることがわかっています。

ハーバード大学医学大学院の研究チームが、何千人もの人たちを対象に、健康と幸福に関する長期の追跡調査を実施した研究があります。最も幸福感が高いのは、最も裕福な人たちでもなければ、最も大きな業績を成し遂げた人たちでもありませんでした。幸福感の高さと最も強い関連性が一貫して認められた要素は、「親しい友達がどの程度いるか」だったのです。

東洋思想の教えは、「幸せとは外界にあるのではなく、自分の内に見いだすものである」ことを繰り返し説いています。「足るを知る者は富む」という言葉はよく知られています。

また、本土からフェリーで3時間、海が荒れると生活用品を運ぶ船すら欠航になる離島・海士町の幸せの源泉の1つは、「ないものはない」というスピリットです(フェリーのターミナルに着くと、所狭しと貼られているこのポスターが迎えてくれます!)。

「ないものはない」には、「ないものはない。なくていい」という潔さと、「ないものはないぐらい、幸せのために必要なものはすべてある」という充足感の2つの意味があります。これぞ、幸せな午後の生き方ではないか。

「人生の午後を幸せに生きるヒントがたくさんある。自分でもいろいろ工夫して、効果のあるもの・ないものがわかってきた。それをぜひ多くの方にお伝えしたい!」そんな思いで、この本を書くことにしました。

本書を通して、ぜひお届けしたいメッセージは、大きく3つです。

1つめは、「人生の午前中の義務(会社勤め、子育てなど)からリタイア(引退)するからといって、自分の人生からリタイアしないこと!」

2つめは、自分の外にあるものを追いかけて獲得することで満足するという、「幸せの外部依存度」を減らし、あるがままの自分に幸せを感じられる、「幸せの自給率」を高めていくこと。

3つめは、いくつになっても革新し続ける、しなやかで生命力あふれる人でいること。

ではどうしたら、そんな生き方ができるのでしょうか?その答えをこれから書いていきます。

本書が、死ぬ瞬間まで自分らしくイキイキと幸せな人生を送りたい、というあなたのお役に立つことができれば、これ以上うれしいことはありません。

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<もくじ>

はじめに 世界中の幸福度研究から学んだこと

序章 幸福寿命を延ばす「HHK(ハピハピコロリ)の法則」

人生の午後を「終活」に捧げないで!
HHK(ハピハピコロリ)を目指しましょう!
勤め上げ」「育て上げ」てからの30年をどう過ごす?
人生の午後は、生き方を変える
幸せには2種類ある
「足るを知る幸せ」で、最期の瞬間まで満ち足りた人生に
「幸せの自給率」を上げていこう
「幸せの自給自足」と「孤立」は違う
「創造し続ける人」のススメ
「人生のピークを90代にもっていく!」プラン


第1章 90代にピークをもっていく!メンタルモデルのゆるめ方

自分で自分を縛るメンタルモデルとは?
「心の足かせ」を外す
「幸せな家庭」の定義を外す
「毎日やること」のルールを外す
「有意義な時間の使い方」の制限を外す
メンタルモデルの呪縛から自由になる① 怒りの感情に注目
メンタルモデルの呪縛から自由になる② いつものパターンに注目
メンタルモデルの呪縛から自由になる③ 矢印でつないでみる
メンタルモデルの呪縛から自由になる④ ゆるめるための3ステップ


第2章 90代にピークをもっていく!バックキャスティングでビジョンを描く

人生の午後のビジョンを描く
未来を描く2つの方法
バックキャスティングをやってみよう!
「妄想」は自分を引っ張り上げる力になる
doing のビジョン、beingのビジョン
私の「人生の午後を生きる」ビジョン(現時点のバージョン)


第3章 90代にピークをもっていく!タイムマネジメント

「自分の時間をプロデュースする生き方」へシフトする
「生産的な時間」を持ち続けよう
「感性と喜びの時間」は心の水やりタイム
社会のための時間で人生の午後を豊かにする
3種類の時間の配分をじょうずに変えていく
「手放す技」を身につける
「Life is too short for~」は魔法の言葉
「いい人」でいることをやめる
人間関係にヒビの入らない断り方を身につける
人生の残り時間とのつきあい方


第4章 90代にピークをもっていく! 楽しく成長し続ける

人は何歳になっても成長するもの
人生の午後は「冒険の時期」
「創造的緊張」を失わない!
新たな学びの場へ飛び出そう
発信者となる
「急ぎでないけど重要なこと」に取り組む
人生の午後は内へ向かい、円熟を目指す
「今・ここ」に100%集中する
「あと5分!」の克己トレーニング
満足を自給して、自分のために生きる


第5章 90代にピークを持っていく!心の使い方

やると決めた「小さいこと」を確実にやる
1日の始め方を大事にする
1日の終わり方を大事にする
変えたいものは「測って記録」する
自分で自分をお祝いする
「ありがとうの相手」を探す
自分が自分でいられる「ホームポジション」を見つける
自分をゆるめる
魂の悦ぶ時間を作る


第6章 90代にピークを持っていく!人や社会とのつながり方

人生の午後は、人間関係を見直すチャンス!
基本は「自分の足で立つこと」
大切な人と「本当に大事なこと」を話す
「卒婚」というオプション
友人の棚卸をしてみる
友人とのつながり方、4つのポイント
同志・仲間とは「思いが重なる範囲で」つながる
対人関係は「はず」より「かも」
定年後の幸せな地域デビューのために
退職後の「居場所と出番」を考えておく
実証された「情けは人のためならず」
未来の社会にお返しをしよう

おわりに  今を大事に生きる


~~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~


バックキャスティングのビジョンづくり、タイムマネジメント、関係性、こころを大事にする、自分の育て方などと並んで、今回の本で大事に書き込んだテーマが「メンタルモデル」です。

私たちは「○○はこういうものだ」(自分とはこういう人間だ、この会社はこういう会社だ、母親とは......、男性とは......、働くとは......、結婚とは......)という意識・無意識の前提を持って生きています。これを「メンタルモデル」と言います。

人生の前半の生き方から作られた無意識のメンタルモデルが、人生の午後には自分の可能性やラクな生き方を縛るものになってしまうことがよくあります。

そんなときに、「これまではそう信じて生きてきたけど、必ずしもそうでなくてもよいかも」「ちょっと違う自分を試してみようかな」と思えるようになると、ラクになります。新しいチャレンジもできるでしょう。

では、自分のメンタルモデルにどうやって気づいたら良いのか?(そもそも無意識だとしたらどうやって?) そして気づいたとして、どうやってその縛りをほどいていったらいいのか? 

「メンタルモデル」はシステム思考の大事なコンセプトの1つですが、これを個人の生き方にも役に立ててほしい、ラクになってほしい、新しい可能性にチャレンジしてほしい、と思い、第1章で「90代にピークをもっていく!メンタルモデルのゆるめ方」を書きました。

メンタルモデルは年齢に関係なく、だれの中にもあります。自分の殻を破るためにも、他人の期待に応えるべく窮屈な自分を我慢するのではなく、自分らしく生きていくためにも、若い方々にもここだけでも読んでもらえたらうれしいなと思います! 「新しい幸せのヒント」をぜひ。

何歳になっても自分らしくイキイキと幸せに生きていきたい!と思っていらっしゃる方々のお役に少しでも立てたら本当にうれしいです。

『人生のピークを90代にもっていく!―折り返し地点から、「死ぬまでハッピーな人生」をつくる』

 

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