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【世界からのニュース】米オレゴン州のスープ工場の素敵な取り組み

2013年12月16日

米オレゴン州にあるスープ工場の素敵な取り組みです。毎月工場の通常生産を停止して、フードバンクが寄付を受けた生鮮食品を加工し、食べ物を必要としている人々に提供する食べ物にしているそうです。

ときどきご紹介しているトリプル・パンディットに、またまた素敵な記事が載っていましたので、ご紹介します~!

~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~

米オレゴン州のスープ工場、毎月通常生産を停止し、食べ物を必要としている人々に提供する食料を生産


チャック・エガートは、「食」に情熱を持ち、米国オレゴン州に本拠を置くパシフィック・フーズという自然食品ブランドの創設者兼CEOとして、健康に良く、おいしい食品の生産を統括している。

顧客に提供する新商品をあれこれ考えることが大好きだが、オレゴン州の出身者としてエガートがそれよりもさらに大事にしているのは、「地元の飢餓の問題を何とかしたい」という気持ちだろう。

エガートは地域の教会に協力して、1週間おきに食品を近隣に届ける活動をしており、会社から年間100 万ポンド(約454 トン)以上の食料をオレゴン・フードバンクに寄付することで、飢餓との闘いにより大きな規模で取り組むことも行っている。

最近、さらに一歩進めて、オレゴン州にある同社のテュアラティン工場で毎月時間を確保し、少なくとも毎月2万4,000 個、年間で合計約57 万6,000 食の無料配布用紙パック入スープをフードバンク向けに生産することにした。この取り組みによって、各地域のフードバンクは寄付を受けた生鮮食品を、食料棚で数カ月間保存できる栄養価の高い食品に変えることができる。

フードバンクに寄付が届くと、材料の一覧が直ちにパシフィック・フーズ社の開発チームに渡り、それを最大限活用したレシピが作られる。その後、そのレシピ専用に工場の生産ラインを一定の時間稼働し、スープを生産する。同社はこのモデルを全米に広げたいと希望している。

同社との提携によって、フードバンクは農家や生産者からの寄付を受ける機会が増え、関係も強化することができる。フードバンクでは、この取り組みによって毎年20万ポンド(約91 トン)以上の食品が廃棄を免れると推定している。

同社の貢献はすでにオレゴン州全体に広まりつつある。「たくさんの野菜をフードバンクに寄付し、バラエティ豊かなスープにする」ことに、数軒の農家が関心を寄せ、交渉が進んでいる。

http://www.triplepundit.com/2013/10/oregon-soup-factory-stops-production-monthly-feed-hungry/


~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~


素敵な取り組みですね-。工場の時間を寄付すること、まさに本業を活かした社会との共創ですね。それによって、食べ物に困っている人々に提供できるものも増やせるし、食品ロスも減るし、いいですね! こうして「つなぐ力」が、これからの企業にもNGOなどの市民活動にも、社会にも鍵となりますね。

 

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