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えだブログ

2011
Nov
28

マックス・ニーフとレスターの日々

2011年11月28日

東久留米市での講演、無事終わり、地元農家のお大根と東久留米だけで作っている小麦から作ったかりんとうをいただいて帰る。ずーっと昔に仕事でご一緒させていただいた方が奥様と来て下さっていてうれしかった。また応援して下さるとのこと。こうして「ご縁」に畏怖の念を抱くことがよくあること、幸せだと思う。

30日の幸せ経済社会研究会の特別セッションの準備。チリの経済学者マックス・ニーフの「ヒューマン・スケールの開発」、中南米の危機的状況を背景に書かれたものだけど、今の日本が重なってみえる。すごく参考になると思う。

「最も優れた開発とは何か?」ーモノではなく人のクオリティ・オブ・ライフを最大限向上するものである。

「人のクオリティ・オブ・ライフは何で決まるのか?」ー人間の根本的なニーズを適切に満たせる可能性をどのくらい持っているかによって決まる。

「その人間の根本的なニーズとは何か、そして誰がそれを決めるのか?」
この問いに答えるべく、この文献が書かれている。

人間の基本的ニーズを「すべてつながったシステム」として理解しながら、提示してくれている。幸せ×経済×社会を考えるための必須の枠組みになると思う。特別セッション、会員以外でもオブザーバー参加もできるので、ご興味のある方、ぜひどうぞ! http://ishes.org/news/2011/inws_id000208.html

昨日は朝2時半から夜7時半まで、マックスニーフとレスターとじっくりとおつきあい。さすがに最後は脳細胞が「本日は閉店」の旗を揚げましたが。(^^;

今日もできるだけ続きをやって、仙台に向けて移動。明日は雄勝で新しい漁業に取り組むOHガッツを取材させてもらい、夜はいつもの石巻の復興支援メンバーとの慰労会。
http://oh-guts.jp/

2ヵ月ぐらいに1度、話を聞いて、力の及ぶ範囲で相談に乗るぐらいしかできないけれど、「こうやって来てくれると自分たちは日本から見捨てられていないと思えてうれしい」と言ってくれる。大好きな人たちなので、行くだけでも続けたいと思っている。雄勝も石巻も、自分もメンバーのひとりである女性ジャーナリストの会のメンバーがつないでくれたご縁。ありがたいことです。


月末のレスター・ブラウン氏の最新刊の翻訳〆切に向けて、綱渡りが続いている。ただでさえぎりぎりのスケジュールなのに、月末ってどうしてこんなにいろいろな〆切が来るの〜?(って自分で設定しているだけどね……忘れた頃に押し寄せる〆切の波たち。だれか浮き輪を投げてちょうだい〜笑)

13章あるうち、先週から終わった章を編集者に送っていて、今朝11章まで送る。あと2章分の仕上げと序文。最後の統合作業が残っているけど、ゴールがみえてきました!

 

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