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えだブログ

2010
Jun
20

週末の一休み

2010年06月20日

今週は、英語での講演や意見交換会があったのがふだんとちょっと違う点だった。

最近海外出張もしてないし、英語を話すのは久しぶり。自分的にはもうちょっとスムーズに喋りたかった気がするけど、国連大学での海外研修生向けの講義は参加者に好評だったとあとで聞いて、ほっとする。

日本のさまざまな動きを紹介する中で、キャンドルナイトの紹介もした。途上国からの参加者が「うちの国じゃ、毎日キャンドルナイトだよ」と。うん、そうなんだよね、電気がない地域も多いものね。でも、日本みたいに、経済成長ありきで突っ走って、それからさまざまに失われたものや壊してしまったものに気づいて、『GDPで測れない幸せを考えよう』『たまにはゆるめよう』『自分の時間を取り戻そう』と進むのじゃなくて、最初から大事なことを大事にしてほしいと思う。一生懸命そういうことを説明したら、彼女はうなづいてくれたけど。

その夜は、今度はEU公使邸にお呼ばれ。ちょうどEUから排出量取引の専門家チームが来日していて、「意見交換を兼ねての夕食会」にお誘いいただいた。

行ってみたら(ってひと言でいうけど、東京のド真ん中ですごーく迷って、東京のド真ん中なのに住宅街だったものだから、道を聞ける人がだれも歩いていなくて、走りに走り回って、汗だくで登場したのであった......)、日本側6人、先方4人という、少人数のディナーだった。日本側は産業界から3人、大学から2人、そして私である。皆それぞれEU側とのきわめてパーソナルなつながりで呼ばれていて、私は全員初対面。産業界のおひとりに「今日の午前中のロードマップ小委員会のヒヤリング、傍聴していましたよ。うちの業界に、けっこうキツイことおっしゃってましたねー」と言われちゃったけど。(^o^)Y

ウェルカムカクテルでひとしきりおしゃべりしてから、ダイニングルームへ。わぉ、ステキ。どのお皿にもグラスにもEUのシンボルである★がいっぱいついている。

おいしいお料理とワインをいただきながらも、話の内容はきわめて専門的な排出量取引のメカニズムや事例など。私はNGOとして呼ばれていたのだけど、私の発言も面白かったらしく、ホスト役の方が「これからも使節団がきたときにはNGOの方々ともやりとりをしよう」とおっしゃていた。タダでおいしいご飯をいただくのは恐縮なので、ちょっとはお役に立てたならよかったことであるよ。

当たり前だけど、このディナー&意見交換会はすべて英語である。英語があまり不自由なく話せる人は、こういうときに誘ってもらいやすい。産業界の方々は駐在の経験があるのかな、みなさん、ごく自然に話していらした。英語ができると、面白い世界がさらに広がるなあ、と思う。

ところで、2週間ぐらい体重が2kgほど多めだったので、今週は食事に気をつけ、走るようにした。フルコースをいただいた翌朝、5:30ぐらいから多摩川へ。朝の多摩川は静かで、それでも歩いている人や語らう人々もいて、涼しくてゆったりしていてよい感じ。ただ、朝ごはんを食べる前に走りに出たので、エネルギー切れで、ペースアップできず、10km走って帰宅。多かったときに比べて、-2.5kgだ、やった!

そして、生活者ヒヤリングへ。今回の生活者ヒヤリングは本当にやってよかった。次回のロードマップ小委員会で報告するけど、ロードマップを実際に実行していくには何が足りないか、よくわかる。でも、わかれば手を打てる。わからないまま進めて「なぜ進まないんだろう?」と思うより、ずっとよい。やってよかったし、もっとやらなくちゃいけない。終わったあと、お昼を食べながらの打ち合わせで、「これまでこういうことをやらずに政策を作ってきたっていうのが信じられないンですけど」と言ったら、環境省の方は苦笑い。でもこれからは変えていきましょうね!

昨日の土曜日は久しぶりにゆっくりモードだった。たまっていたファイルや資料の片づけや、たまっていたアイロン掛けをやって、午後はまず、xChange にお邪魔する。先日、丹羽順子さんのラジオ番組でゲストとしてご一緒したときに「来週、代官山でやります」って教えてもらったのだ。

行ってみたら(これまた代官山の駅からさんざ迷った......)、とっても素敵な空間。みんなの笑顔がステキ。何より丹羽さんの笑顔がピカイチ(彼女は笑顔大賞をあげたいぐらい、いつも弾んだ素敵な笑顔なのだ)。私も、着なくなったジャケットやスカートを持っていったので、タグに思いを書いてつけ、ハンガーにかけて置いてきた。だれかが着てくれたらうれしいな。

その足で、松井久子監督の映画『レオニー』の試写会へ。彫刻家のイサム・ノグチの母、アメリカ人女性 レオニー・ギルモアの生涯を描いた映画。時代の波に揺られながら、愛する男性に置いていかれても、自分を失わず、意思をもって生き抜いた女性。涙ぽろぽろなのに、観終わってしみじみとした温かさが心に広がる、不思議で素敵な映画だった。11月からロードショーとのこと。お楽しみに〜。

昨日、PCのバックアップをとっていたら、ハードディスクがおかしくなってしまった。アクセスできないのだ。何だかイヤな予感......。メールもできない。とりあえず、PCを使わない仕事を進めよう。読み終わって、まだ読書メモをしていない本や、読み直すべき新聞や雑誌のクリッピングなどが机のすみに積んであるので、あのあたりからやるかな〜。

そうそう、翻訳の勉強のためのコミュニティ「トラたま」で、新しく始まった「誤訳をなくす英文法トレーニング」(全3回、7月上旬まで)の、初回の解説文が届いた。うーん、なるほど! すごく勉強になる。翻訳でいつも文法面で強力なサポートをしてもらっている庄司さんのコースなのだ。

なるほど、そういうことだったのねー、とうなづきつつ読ませてもらっている。このトレ、途中からでも始められるので(それまでの内容はすべて送ってもらえる)、翻訳や英語に興味のある方、勉強中の方、ゼッタイにお薦め〜。

 

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