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えだブログ

2009
Nov
22

水俣より

2009年11月22日

明日11月23日は「勤労感謝の日兼私の誕生日」である。

小学生の頃は、誕生日は学校が休みで、「おめでとう!」もプレゼントももらい損ねるような気がして、祝日に生まれるのもどうかなあ〜と思っていたのけど、オフィスが休みになることを見越して、少し早めにすてきなお花が届いた。こちらのほうがいつもお世話になっているのに、ありがたいことである。

hana.JPG

そして、このお花はタダモノではないのであった。「カーボンオフセット」付きのお花なのだ。

 ●カーボンオフセット
 今回お届けした証明書は、お届けさまへ配送する際に発生したCO2量(1件
 当たり400g-CO2)を、日比谷花壇がオフセットすることを証明するも
 のであり、京都議定書に基づく削減目標達成のためブラジル国マットグロッソ
 州における水力発電事業のプロジェクトに活用されます。

とのこと。配送の際のCO2のオフセット。
これから、こういう商品は増えていくんだろうね!

昨日の夕方、鹿児島空港に到着して、バスで水俣入り。バスの車窓から外を見ていたら、「○○まで8.6km」という表示があった。その瞬間、「あ、50分ぐらいね」と思っちゃった自分がおかしかった。

マラソンの練習を始めてから、距離を見ると、「走るとどのくらいかかるか」にすぐに換算しちゃうのである。家からオフィスまでは10キロ(1時間ぐらいか、今度走ろう)、家から海オフィまではちょうど42キロぐらい(直線距離だけど。フルマラソン代わりに走ってみようかな?)って感じである。(^^;

これは「何かに気を向けると、それまで見えていたモノも見え方が変わってくる」というひとつの実例である。これまでの経済成長至上主義ではない、本当の幸せに気を向けると……にも通じるねぇ。

鹿児島空港からのバスから飛び降りて走り出すことはせずに(^^;)、無事水俣に到着。夜は翌日の環境モデル都市フェスタの成功を祈念しての交流会。パネルにお出になる葉山町長さんや、水俣市長さん/副市長さん、スタッフの方々など。

会場には、水俣の食材で作られたそれはそれはおいしそうなお料理がいっぱい並んでいて、水俣のお野菜もいっぱいあって、どれもとてもおいしかった〜! いまは太刀魚のシーズンとかで、太刀魚だけでも5〜6種類のメニューがあった。上勝町でゼロウェイストに取り組んでいる若いスタッフの方々とお話ししながら、楽しくおいしい時間だった。

今日の「水俣市 環境モデル都市フェスタ」は 水俣市文化会館・もやい館にて。私の講演は11時から。最後に市長さんが「ゼロ・ウェイスト宣言(ゴミゼロ)」を出される予定。

そのあと夜には、地元学を実践されている吉本さんのところでの「夜なべ談義」に飛び入り参加させていただく予定。楽しみ。

ところで、武田邦彦先生、江守正多さんとの鼎談をまとめた書籍のタイトルが決まった。
『温暖化論のホンネ 〜「脅威論」と「懐疑論」を超えて』(技術評論社)
12月中旬刊行予定。

エコプロ展に、はじめて「日刊 温暖化新聞」でもちっちゃなブースを出すのだけど、書籍の出版がちょうどエコプロ展には間に合うというので、ブースでも展示/販売しようと計画中。

ところで、この本のタイトルも、編集者と私たち3人が相談して案を出した。

決まったタイトルのほかに、3人で相談して出していた案は、
『温暖化論のホンネ 〜武田が吠え、江守が説き、枝廣がつなぐ』。

まあ、そういう本です。お楽しみに〜!

 

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