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えだブログ

2009
Jul
21

apbank fes 3日目

2009年07月21日

3日目、最終日だけあって、朝早くからいっぱいの人である。10時からのトークセッションも立ち見の人もいるほどの盛況ぶりだった。「エネルギー」をテーマに、優さん、江守さん、小林武史さん、MCの高柳さんと私のメンバーで。

5年目のapbank fesになるのだけど、小林さんが繰り返し言っているのが「原点回帰」。「実感がないと届かない。どうやって実感を感じられるところを増やせるか。そのためには、スムーズに行くところ、ルーティンになるところをすべてカットする」というスタンスを、トークセッションでも大事にされていることがわかる。「そうはいうけど、でも」「そういうことはもうわかっていると思う。その次を話そう」と。おかげで、安易な「べき論」などに流されずに、より実感に近いところで、トークが展開したんじゃないかと思う。こういうスタンスそのものがとても勉強になる。

そのあとの「食と農」のトークセッションにも参加させていただく。今回apbank fesは「食と農」に力を入れていて、小林さんたちは石垣島で米作りをしたり(田植えや稲刈りを大塚愛さんたちとしたそう)、ミニトマトを育てようというプロジェクトをしたり、トークセッションも3日間にわたって「食と農」を取り上げていた。

1日目は、耕作放棄地を市民農園に替えて農業指導もつけて、市民の農を応援しているマイファームの西辻さんのお話を通して、主に「農」の話を展開し、2日目は、農水省の末松さんのお話を通して、日本の食糧自給の話や世界とのつながりについて考え、3日目は、駒沢に国産農作物の直営所をオープンしたろのわの澁谷さんが、地方の農と都会の食をつなごうというプロジェクトの手応えなどを話してくれた。

3日間通して聞いてくれたお客さんがどのくらいいたかわからないけど、3日間通して参加できた私は、この3日間の小林さんの「プロデュース」にもさすが!と思いつつ、とてもよい勉強になって、感謝。「食と農」については、かなり進めていく自信と手応えを得ながらカタチにしつつあるapbank/apbank fesなんだなあ、とうれしかった。

そして、午後のライブ、3日目も豪華な顔ぶれだった。いきものがかり、GAKU-MCさん、キマグレン、JUJUさん、秦基博さん、倖田來未さん、一青窈さん。今回はがんばって前方のエリアにいたので、20mぐらい先でアーティストが演奏し、語り、駆け回っているのがよく見える。あれだけ走った直後でも呼吸も乱れずに歌えるって、やっぱりすごいなー、トレーニングしているんだろうなあ。どのミュージシャンも、とってもすてきだった。琴線に触れる曲を、しかも心のこもったbank bandとのライブで。キマグレンの歌に涙するとは思っていなかったのだけど。もう一度聞きたい曲がいくつも。

そして、プログラムに載っているミュージシャンは全員登場したのに、まだ時間が残っているなあ、と思ったら、強烈なサプライズ・ゲストが登場した。矢沢永吉さん! みんな総立ちで大歓声。すごい迫力ですてきな歌を何曲も歌ってくれた。

曲の合間のおしゃべりで、矢沢さんいわく、「たまたまスポーツジムで小林さんとばったり会ったんですよ。初対面。そこで、apbank fesに出てほしいと言われて、ええ、喜んで!ということになったんです」と。このエピソードにも感動したのだけど、矢沢さんのすごいところは、あれだけ大御所なのに、気遣いの人なんだ、ということ。bank bandに対しても、apbank fesに対しても、小林さんにも「ありがとう」って、何度も伝えていた、言葉でもジェスチャーでも。爽やかな大御所でしたー。

Bank Bandの最後に、「奏逢」(そうあい)という今回のフェスのために作られた、これまたとってもすてきな曲。これはウェブで配信しているので、会場に来られなかった方も聴けます。

そして、Mr.Childrenのステージがあって、最後のアンコールには、本日の参加アーティストが勢ぞろいして「to U」を熱唱。じーん……。

そのあと、スタッフの方に導かれて、ステージ裏へ。ステージ上ではアーティストたちが手をつないで客席に挨拶しているのだけど、ステージ裏では、スタッフが花道を作って待っているのだ。私たちも参加させてもらった。ステージから降りてきたミュージシャンが花道を通っていく。「お疲れさま!」「ありがとう!」が飛び交い、肩をたたき合っている。さっきまでステージ上で見ていたアーティストがすぐそこにいる。すごいな〜。

ステージ裏で、みんなで乾杯したあと、会場を移して、打ち上げパーティーへ。そちらにも参加させてもらえて、とってもすてきな夢のような夜だった。

ミュージシャンの打ち上げパーティー会場には、さすが、小さなステージが用意してある。乾杯のあと、出演アーティストが挨拶したり、歌ったり、歌いながらほかのミュージシャンも舞台に引っぱり出していっしょに歌ったり、とっても楽しそうで、楽しかった。「今日のステージで、音楽とは音を楽しむと書くのがよくわかりました」というコメントに深くうなづく。

急遽、優さん(apbank監事でもある)と私にもひと言、と小林さんが声をかけてくれて、ミニステージで挨拶させてもらった。私は前夜祭からの4日間のトークセッションがどんな感じだったかをお伝えして、トークでもライブでも「響き合う」apbank fesなのですね、というような話を。きっとアーティストの方々は、apbankのプロジェクトや午前中のトークセッションについてはあまりご存じないと思うので、そこをつなぐために私や優さんにも挨拶の機会をつくってくれた小林さんは、本当に「つなぐ人」なんだなあと思いつつ、心遣いをありがたく思う。

ステージではあんなに大きく見えたアーティストも、ごくふつうの若いお嬢さん、好青年、という感じなのが快い驚きだった。櫻井さんもそう。ステージではあんなにすごいオーラなのに、ステージを降りると、ごくふつうの気さくな青年なんだなー。スタッフの人が「櫻井さんはオーラを消すことができる。高島屋などですれ違ってもわからない。地下鉄に乗っていてもまわりの人も気づかない」と言っていたけど、面白いなー。

ミニステージで小林さん、櫻井さん、ギターの小倉さんが演奏してくれた曲がすてきだった。小林さんも歌って、櫻井さんとハモって。夢みたい。この場にいられてよかった。アーティストもみんな言っていたけど、私もapbank fesにかかわれる幸せをしみじみと味わいつつ、車でホテルまで送っていただき、私のapbank fes 09は終わったのだった。

この4日間は本当に大きな、大事なものを与えてくれた。

オフィシャル・パンフレットに小林さんが「一人ひとりの思いをつないで社会をシフトしていきたい」と語っているのだけど、私もずっと同じように思っていろいろと試行錯誤をしてきたからなのだろう、「つなぎ方」や「つなぐときの留意点」「本当に大事なこと」などを小林さんにいろいろ教えてもらっり、自分で考え直すためのきっかけをもらった気がする。

忙しい日常に戻っても流され忘れちゃいけない。

 

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