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えだブログ

2008
Dec
04

誤訳バスターズ

2008年12月04日

10月5日のダイアリーに、翻訳者をめざして私のコースなどで勉強し、なお勉強中の人たちと話して、「もっと練習量が必要なんだよなあ」と思った話を書いた。

実はあのあと、東京に戻り、いつも手伝ってくれるサトウサンにお願いして、「誤訳バスターズ」という1年間限定のスパルタトレーニンググループ「誤訳バスターズ」を立ち上げた。まずは誤訳を減らさなくては使えないからね。対象者は「力はついてきたのだが、もう一歩の人たち」。いつもレスターの記事などを翻訳してもらっている実践和訳チームと、これまでのトライアルで最終選考に残った人たちに声をかけ、参加希望のあった24人で進めている。

「1年間にできれば10万ワード、少なくとも5万ワードを翻訳する」ことをめざしてもらっている。それぐらいやらなきゃ、なかなか壁は超えられないのだ。

ちなみに私は年間に数冊の翻訳書を出しているので、20〜30万語を訳している計算になる。これだけの量を数年間続けてきてやっと、「最近、訳出がラクになってきたかな・・・」という感じなのだから。

昨日の夜は神戸で宿泊だったので、関西圏を中心に、誤訳バスターズメンバーを中心に5人が集まってくれて、3時間半ほど、食べながらおしゃべり。といっても、翻訳の話ばかりだったけど。

せっかくだから、と思って、メンバーのひとりが最近訳してくれた中での誤訳をピックアップして、原文を配り、「居酒屋さんでの翻訳トレーニングセッション」も。ビールとごちそうをまえに、必死にペンを走らせている5人……。お店の人も不思議に思ったに違いない。(^^;

そんな緊張も、私からのエールのつもりの厳しいコメントも、お互いの勉強法や翻訳法のコツの共有も、それぞれ自分がめざしている夢を話す時間も、どれも楽しいと思えるみんなは、本当に翻訳が好きなんだね!(私も人のことは言えないけど。^^;)

早く私のチェックなしでも安心して任せられる翻訳者を増やしたい--それだけを願って、サトウサンも私もボランティアでの誤訳バスターズのトレーニング。あと11ヶ月でどこまで進んでいけるか、見守っているから、みんながんばって!

 

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