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えだブログ

2008
Oct
24

雨もまたうれし

2008年10月24日

長崎は日帰りだったが、企業での意見交換、講演、そのあとの史料館の見学と、いろいろと勉強になり、楽しい1日だった。

翌日は、JICAでのシステム思考研修、オフィスに戻って、打ち合わせ2件。夜はジムへ。昨日は朝から夜まで打ち合わせ・会合が6件。

そのうちの1つは、ランダムハウス講談社の編集者オオモリサンと、新しい本の企画について。オオモリサンは例によって、1時間しか寝てないというのに、さわやかに登場して、熱い思いを語る。私は6時間寝ているけど、私のまわりにはその半分ぐらいの睡眠時間で、でもつらそうではなく、楽しげに涼しげに活動している人たちがけっこういて、すごいなー、と思うことであるよ。

今回の本は、かなり時間とエネルギーを要する本になりそうだが、100年後、200年後の人にも読んでもらえる本になるはず。進めていく過程で、私も成長したいと思う。楽しみ。

オオモリサンたちとの打ち合わせ後、お店を出たら雨が降っていた。あらら、傘を持ってこなかった、、、

一緒に打ち合わせをしていたナカコウジサンにオフィスのすぐそばまで送ってもらって、そこからけっこう強い雨の中、建物に駆け込む。次の打ち合わせの方がすでにいらして待っていらっしゃるので、階段を駆け上がる。

「すいません! 遅くなりました!」と席についてすぐに打ち合わせを始めようとしたとき、スタッフがさっと小さなタオルを渡してくれた。雨に濡れていたのがわかったのだろう。てきぱきとご挨拶して、打ち合わせを始めながら、柔らかいタオルで髪や肩に載っている雨粒を押さえながら、ほんわかあったかい気持ちになった。

うちのスタッフは「スタッフ・コンテスト」に出場したらゴールドメダルをとるのは間違いないほど、みんな本当の意味で優秀で素敵なのだ。みんな自分の担当の仕事を本当に大事に、いつも少しずつでも向上を考えながら、てきぱきと温かく進めてくれている。お互いへの思いやりや協力、励ましもごく自然で、オフィスの何ともいえない優しい雰囲気を作っている。セミナーなどみんなで協力する仕事では、イイダサンを中心に、お昼休みにミニミーティングを開いて、役割分担の確認やどのようにお客様をお迎えしたいか、みんなの心を一つにする打ち合わせをしてくれているらしい。

まえにセミナーに参加したある人が、「エダヒロサンのところのスタッフの方は、美人ぞろいですねぇ!」と感心するので、「え? そうだけど、スタッフだけ?」と突っ込んだのであるが、でも、本当にそうなのだ。内側からの優しい光が外側の美しさを映えさせているのだと思う。

今月のはじめから、みんなにノートを書いてもらっている。仕事をしていて気づいたこと、考えたこと、思いついたこと、気になることなど。書こうとすることで気づきのアンテナがより敏感になり、書き留めることで、忙しい日々に思いをただ流すことなく大事なことを大事にしながら過ごすことができ、振り返って自分の思いや取り組みの軌跡が見えれば、さらに進んでいく上での指針になると信じて。

ときどき、そのノートを読ませてもらっている。私はふだんあまりオフィスにいないので、話をするのも仕事上の打ち合わせに終始しがちなのだけど、みんなが帰った後のオフィスで、ゆっくりノートに記されたみんなの思いや心の揺れやたくさんの「!」や「?」を読ませてもらいながら、こうして一緒の時間を一緒に働くことで共有しているご縁を「ありがたいなあ」と思いつつ、私も私なりに成長していきたいと思う。

さて、明日から中国出張。みんなに「ええ? 世界を飛び回っているのに?」と言われるのだが、初めての中国である。主催者が「中国・お上りさん」のために、北京市内や万里の長城などの見学も行程にいれて下さっている。中国で日本の話ができることもとてもうれしく、そのあとも見学や面談もとても楽しみ。

 

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