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えだブログ

2008
Aug
11

海オフィひとり合宿

2008年08月11日

前回のダイアリーに、応援のメールをいただいてしまった。ありがたいことであるが、心配かけてすみません〜。

いつでもそうだけど、何かあったとき、いろいろな反応をとることができる。たとえば、メールニュースに非難めいたフィードバックがあったとき、①「どうせわかってくれないんだ」とすねる、②「なぜわからないんだ」と怒る、③「私は私がやりたいようにやるだけだから」と無視する、などなど。

いつもはだいたい、瞬間的に自分の反応を決める(というか、反応してしまう)ことが多いのだと思うけど、今回はスローに決めよう、とあえて反応を選ばずに(出さずに)、いろいろと考えていたのであった。

で、今回の反応を決めました。(^^;
④自分も正しいし、相手も正しいので、正しい相手に自分の正しさをもう少しわかってもらえるよう、これからのコミュニケーションで気をつけていくことにする。

沖縄でエモリサンに「我々は議論や反論の質を上げていかなくてはならない」と言われたことも、ポジティブな影響を与えてくれた。政府や産業界に対してどう議論し、反論するか、だけではなく、(一般的に同じ側だと思っている、思われている)NGOや一般の人々への伝え方にも気をつけなくてはならない、ということが学びである。

政府や産業界だけ、またはNGOや一般の人々だけ、にコミュニケーションするのだったらまだラクかもしれない。でも私は、政府とも産業界ともNGOとも一般の人々ともコミュニケーションしてこそ、と思っているので、もうちょっと質を上げなくては。そして、このように多セクターとのコミュニケーションの価値や役割自体を認めていない人には、わかってもらえなくてもしかたないなあ、と思うことであるよ。

さて、昨日はマンツーマン英会話のレッスンに行った。予め「テキストは使わない。プレゼン資料を持っていくので、プレゼンをさせてもらい、それから質疑応答をして、その中での英語の間違いを指摘してくれ」とリクエストしておいたので、英語ではちょっと話しにくそうな題材として、6月に未来科学館でおこなわれたパネルディスカションでのプレゼン資料を持っていった。

「どうやったら人々の行動を変えられるか」である。昨日の講師は米国出身の若い男性だった。温暖化と言ったら、「知っているけど、何もやってないよ」というので、「まさに格好の相手だね」とさっそく話し始める。

先日、沖縄でアジア・太平洋の高校生たちに話したとき、ゆっくりだったら英語でもわかると日本の参加者も言い(もちろん英語力の高い子たちが選ばれているからね)、海外の子たちはもちろん通訳なしの英語の方がよいというので、ゆっくりと英語で話したのであった。

そのときとかぶらないトピックで話をした。講師のお兄さんは最初「へー」という感じだったが、「やっぱり自分の身に響かないと、行動は変えないよなあ」というので、「でしょう! だから大事なのは、炭素に価格をつけることなんだよ。たとえば、……」と例を話したら、すごく納得していた。「なるほどー、と思ったよ。説得力あった」と、レッスン後のコメント。

この英会話学校には10人ぐらいの講師がいるはずなので、順番にこうやって話していったら(講師はこちらが選べるので)、そのうち「日本一エコな英会話学校」になったりして。(^^;

そのあと、海オフィへ向かう。乗り換えの藤沢で、「献血」という垂れ幕を見て、久しぶりにやっていこう!と勇んで会場へ。ところが、400mlと成分献血しか受け付けていないという。400mlは体重制限にひっかかって受けられず(沖縄ダイエットが効き過ぎたか〜^^;)、成分献血は1時間半かかるというので、あきらめる。。。残念。でも、会場には若い子たちがいっぱい順番を待っていたので、「明るい日本」を感じられてうれしかった。

海オフィに着いて、少し仕事をしたら、夕暮れ時だ。都会や忙しい毎日では「夕暮れ」という時間は失われてしまっているのだけど、こういう場所にはまだ健在である。

簡単に料理を作って、出窓に腰を下ろして、潮風と波の音を楽しみながら、ビールを飲んでいたら、海の上に月まで出てきた。じゃ、お月様にもカンパーイ。(^^;

夜中にすごい雨が降って目が覚めちゃったけど、今朝起きたら、快晴である。波は穏やかで、部屋を吹き抜ける風も涼しい。

今晩は、鎌倉の花火大会なのである。夕方まで、本の執筆に励み、それから花火を見にいって、もう一泊海オフィで過ごす。明朝、オフィスに戻って、昨日運んでおいたスーツケースを持って、夕方の便でサンフランシスコへ出発。17日帰国予定。

 

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