ホーム > えだブログ > 帰国後の怒濤ウィーク

えだブログ

2007
Dec
15

帰国後の怒濤ウィーク

2007年12月15日

しばらくダイアリーが書けなかったので、「エダヒロさんが帰国していないらしい」「どこへいっちゃったんだろう?」と言われていたみたい。(^^;

ワシントン最後の日は、朝お風呂に入っていたら、「あ、そうだ、やっぱりあれをやろっと」とまたその気になって、ずっと抱えていた「翻訳上達法」の本の執筆を進めた。こうして、ワシントンでやっと最後まで書いて編集者に送れた。ふー。

帰国の飛行機も快適で、食事のあと4時間ほどぐっすり寝たら、気持ちよく目が覚めたので、あとは7時間ほどずっと仕事ができて、すごくはかどった。何せ、最後には送信ボックスに150通ものメールがたまったほどだからね。(^^;

成田について、ざざーっとメールを送り出して、新宿へ。留守中のキャッチアップなど打ち合わせ。

帰国翌日の12日はオフィスへ。午後、出版社の編集者さんと新しい本の企画の打ち合わせ。そのあと、夕方からミッドタウンでやっている『鳥獣戯画展』を見に行く。何となく惹かれるんだー、これ。展示をみたあと、日本の文化のひとつの側面を伝えるものとして、外国でも見せられるよう、絵はがきなど買い込む。

13日は、午前中、ウェブの打ち合わせ。午後、エコプロダクツ展の記念シンポジウムのパネルディスカションのコーディネータ。アルピニストの野口健さんほかをパネリストに、あの限られた時間の中では、面白い時間になったと思う(少なくとも、私は面白かった)。

パネルに、NHKの収録が入っていたのだけど、これは、元旦と1月2日に放映される「未来への提言」という番組に登場することになっている私の紹介になるのだって。パネルのあと、同じ目的のため、エコプロの展示会場のJFSブースや知り合いのブースで撮影。

撮影のあと、近くのホテルに移動して、NHKのプロデューサーと番組の打ち合わせ。明日が本番!なのだ。あの「スターン・レビュー」を書かれたニコラス・スターン氏への長時間インタビューなのである。

スターン氏には、昨年来日された折、外務省が(たしか)催した内輪の夕食会に呼んでいただいて、隣に座っておしゃべりさせてもらったことがある。あのときはレビューを出したところだったのだけど、それから一年たって、お聞きしたいことがいろいろあるので、本当に楽しみ!

でも13日はまだ終わらなくて、NHKとの打ち合わせ後、もうひとつ打ち合わせ。そのあと、日本橋へ移動して、20時から打ち合わせ。そのあと、20:30から別の打ち合わせ。22:40過ぎにようやく帰宅。〆切間近の原稿があるので、そのあと作業。朝1時にやっと寝る。(これじゃ朝2時は無理〜。^^;)

で、14日は朝5時に起きて、スターン氏へのインタビュー項目を練り直し、整理。7時過ぎに家を出て、8時半にホテルニューオータニへ。衣装担当の方と打ち合わせ、試着。9時からスターン氏の講演を聞く。講演会場に入ったら、おや、同時通訳ブースの中からだれかが手を振ってる。かつての通訳仲間で、今でもお仕事をお願いしているカクサンだった。(^^;

講演が終わって、10時過ぎに(スターン氏が質疑応答をしていらっしゃる間に)メイク、着替えをして、インタビュールームで、スターン氏をお待ちする。

約束の11時を少し過ぎて、スターン氏がいらっしゃる。出迎えるところから撮影するというので、「ようこそ! 覚えていらっしゃるかわかりませんが、去年いらしたときにもお会いしました。今日は1年たってお会いでき、本当にうれしく光栄です」とお迎え。

そして、インタビュースタート。パネルのコーディネータをやっているときも、パネリストの話を聞きながら、全体の流れを考えつつ、残り時間を計りつつ、次の言葉を用意する、といったように、同時にいくつもの作業を頭の中でやっているのだけど、インタビューの収録はそれにプラスして、NHKと事前に打ち合わせたカバーすべき項目を消し込みつつ、私の向かいのスターン氏の向こうにときどきプロデューサーが、私たちの対談を同時通訳で聞きつつ書いて出す「○○についても話を」という指示の紙を目の端にちらととらえながら、話の軌道修正をスムーズにするためのきっかけとタイミングを作りつつ、という、さらにいくつもの作業を同時進行でやる、という、とてもチャレンジングで楽しい時間だった。

スターン氏、とてもすてきなスマートな方だった。お話もわかりやすく、お人柄も温かくて。プロデューサーも「よいインタビューになった」と喜んでくれていたので、とてもほっとした。ぜひ元旦の夜に見てください。

インタビュー後、控え室に戻ったら、NHKの方が「通訳の方がいらしてます」と。これまたかつての通訳仲間のタカヤマサンとオガワサン。別室で、私とスターン氏のインタビューをプロデューサーたち向けの同時通訳をしてくれていたのね。「いいインタビューだったね!」といってもらって、久しぶりのうれしい再会だった。

プロデューサーとランチをとりつつ、次の収録の打ち合わせ。そのあと、東京駅へ。講演の仕上げをしながら、新幹線で名古屋へ向かう。

刈谷のデンソーさんでの講演には、社内外からたくさんの方が来てくださって、「キャンドルナイトをやらナイト」というテーマにふさわしく、キャンドルのともされた会場で、私のトークのあと、みなさんからのご質問に答える形で、さらに話を深めることができた。終了後は「ビールが好きと聞いて」輸入ビールが数十種類そろっているなかなかすごいところで、夕食会。おしゃべりも楽しく、ビールもおいしかった。

で、刈谷で一泊させてもらって、いま、ホテル。ようやくダイアリーを書く時間ができたのだった。(^^;

 

このページの先頭へ

このページの先頭へ