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えだブログ

2007
Oct
06

妖精の洋服

2007年10月06日

昨日は、ニコンの幹部者研修で講演。

私は毎年、いくつかの企業のCSRレポートやサステナビリティレポートの「第三者意見書」というのを書く仕事をいただくのだが、人生は一期一会だと思っているので、感じたこと、考えたことを率直に書く。たぶん「エダヒロの第三者意見書はキビシイ」と言われているのではないかと思う。

第三者意見書への企業の対し方にもいろいろある。ああ、ただレポートに掲載するために書かせたんだなあ、というところもある(がっかりする)。レポートへの外部意見として、しっかり受けとめ、翌年のレポートづくりに反映しようとするところもある。さらに、組織のあり方に対する外部意見として、組織強化につなげようとじょうずに使ってくれるところもある。そのように使ってもらえると、とてもうれしい。

ということで、今年第三者意見書を書かせてもらった企業の一社であるニコンから、「地球の状況や、意見書に書いてくれたニコンへのメッセージを社長以下幹部者向けの研修でしっかり伝えてほしい」という講演依頼をいただいたときはとてもうれしく思った。第三者意見書って、せいぜい1000〜2000字だから、言いたいことをかなり圧縮した上澄み版なのである。それに対して、90分喋れれば、かなりのことが伝えられる。

講演の準備は、いつもの数倍の時間をかけた。こういう機会に、ふだん考えているけどまだまとめていないことを、まとめることができる。本当のCSRって何だろうか、何のためにCSR活動をするのだろうか、欧米の先進企業はどのようにCSRを位置づけ、展開しているのだろうか、なぜ多様性が重要か、など新しいスライドが数十枚できた。

昨日は秋晴れのよいお天気だった。私は通訳時代から、数多くの会社におじゃましているためか、会社の持つそれぞれの雰囲気や空気の違いをよく感じる。ニコンはとっても安心できる、いい会社なんだなあ、という感じだった。今回のような研修は初めての試みとのこと、アンケートから好評だったとお聞きして、ほっとした。。。

話は変わるけど、自分でデザインして素敵な洋服をつくってくれる人がいる。平岩夏野さん。この間のヨーロッパ出張も、平岩さんのつくってくれたふんわりとやさしく気持ちのよいTシャツやパンツで、ふんわりとやさしく気持ちよく過ごしていたのだった。

まえに「どんな服がいいですか?」と平岩さんが聞いてくれたので、私は即座に「妖精の服がいい! それを着ると、妖精になれる服」と答えたのだった。「これまででいちばん難しい注文です……。考えてみます」と平岩さん。いつかは妖精になれるかも、ととっても楽しみ。

その平岩さんの展示会が今日から13日まで。妖精の服が出ているかどうかは……わからないけど。(^^;

さて、私は平岩さんのつくってくれたTシャツなどをキャスターバッグに詰めて、今日から2泊3日で、熊本〜神戸へ講演の旅。戻りは月曜日。

 

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