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えだブログ

2006
Dec
07

挫折と後悔

2006年12月07日

そういえば、月曜日のTEPCOセミナーで、自分マネ系の話がメインだったのだけど、終わったあとの質疑応答で、「後悔することって、ありますか?」という質問をもらった。

うーん、後悔かぁ、、、こうかい?なんてダジャレている場合ではないので、うーん、と壇上で考える。

よく質疑応答で「挫折したことって、ありますか?」と聞かれることはある。きっと、折っても折れない、挫折しそうになくがんじょうに見えるのだろうね。(^^;

挫折の質問に対する答えはできていて、昔はよくあったという話をして、「でもいまは、手段に挫折して変更することは日常茶飯事だけど、目的に挫折することはなくなりました。未達のものが多いけど、でも挫折はなく、ああだこうだとくふうしながら、少しずつは進んでいる、という感じです」というような返事をする。(事実なので)

でも、「後悔」は初めて聞かれたなぁ。。。うーん、どうなんだろ、私って後悔すること、あるのかなあ?(と考えること自体、ひとつの答えみたいだけど)

私がよく言うことだけど、人生って、選択の連続で、何かを選ぶってことは、それ以外を選ばないという選択をしているわけだよね。そのとき、すっきりと「これ!」と選べないこともある。それでも選ばなくちゃいけないから、それ以外のものを捨てながら生きている。

でもときに、捨てたはずのものがとても大事だったりして、そういう「生きてこなかった自分」が自己主張を始めることがある(中年期によくある。いわゆる、中年期の危機だ)。そういうとき、「あのとき、こちらの道を選んでいれば」という後悔の念が出てくるのかもしれない。

で、自分のことでいうと、「生まれ変わっても、ほぼ同じ人生を生きたい」と思っているのだけど、「でもこれだけは、違う選択をするぞ!」と思っていることもある。でも、「なんで、ああしちゃったんだろう……」と瞬間的に思うことはあるけど、くよくよと悩むという後悔ではないわね。(くよくよのやりかたがわからないので、できないのである……)

まあ、その時点でも自分が選んだわけで、そのときの自分の考えの甘さや判断力のなさを「あーあ」と思うことはあっても、思っても選択自体は変わらないわけで、できることはその選択の悪い結果(特に自分に及ぼす影響)を最小化することだけ。個人的にはくよくよと過去形で考えているより、「できるだけマシにするにはどうしたらよいか」と未来形で考えているほうがあっているようだし。

とまあ、そんなことを考えつつ、答えたのであった。と、ハムスターのプチが「アンタのノーテンキさって、すごいねー。しかも生まれつきに輪をかけて、年とともにますますノーテンキになってるところがすごいよ」と言った。これって、ほめられているのか、けなされているのか……。(^^;

 

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