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えだブログ

2006
Sep
18

バラトン合宿Day2

2006年09月18日

みんなが集まって最初の夜は、自己紹介の集い?がある。といっても、60人ぐらい集まっているので、「ひとり1分」である。しかもプロフィールは配布されているので、
1.名前
2.プロフィールの番号
3.自分は何を提供できるか
4.自分は何を求めているか
だけをしゃべるように、とデニスからの指示があり、まずはデニスがお手本。46秒。(^^;

この自己紹介の項目にも、バラトングループの精神が表れている。お互いに持てるものを持ち寄って提供し、お互いに経験と洞察を共有し、それぞれが次のステップに進んでいくための刺激や具体的な方法、情報などを得ることしか、この合宿の目的はないのである(なので、非常に密度の濃いプレゼンテーションや議論も、外向けではないのである)

次々と進んでいく自己紹介を、みんなプロフィールをめくりながら聞いて、「あ、この人に話を聞こう」「あの人に、自分の課題を相談してみよう」とメモを書き入れていく。これをみながら、残りの時間でどんどん話をしていくのだ。

私は、「私に提供できるもの」として、「システム思考をビジネスやNGOだけではなく、自己成長のために活用しているワークショップや事例」「日本から世界に情報発信しているJFSの4年間の経験」「300人ほどのボランティアの方々が実際の活動を進めるという新しい組織づくりの理論と実際」と挙げて、最後に「あと、朝2時に起きる方法も教えてあげられます」と言ったら、どっと笑い声があがった。「それで、なんでもできる!でしょ?」合いの手が入る。(^^;

「求めているもの」では、「温暖化への取り組みにシステム思考をどのように活用できるかという考えや経験」「情報発信やコミュニケーションで世界を変えるための理論や実践、議論」と述べて着席。

オダサンと相談して、さっそく翌日の午後に、「システム思考で温暖化への取り組みを考える」というワークショップを開催することに。午後はこうやって自由にワークショップを設定して、議論したり、アイディアを持ち寄ったりすることができるのだ。トップバッターのワークショップである。(^^;

2日目の8:30から、本プログラムが始まる。最初のセッションのファシリテータの役目をもらったのだが、各スピーカーのプレゼンの跡、15分ほどの議論の時間をスムーズに効果的に進めるのが仕事である。

こちらの人々は、プレゼンが終わった瞬間に質疑やコメントを言いたい人々が何人も手を挙げるぐらいなので、「促進」する必要はないのだが、全員の質問は取り上げられないので、その調整をしなくてはならない。

まあなんとか3人分のプレゼンのファシリテータを終えて、ランチ休憩。ジリアンとジョンがやってきて「お疲れさま〜」「いいファシリテーションだったよ」とねぎらってくれる。みんな、ねぎらったり励ましたり、褒めたり、声をかけ合うのが、このグループの素敵な特徴のひとつである。

「みんな質問したがるから、大変だったでしょう。今回古参メンバーも多いし。でも、きちんと時間通りにまとめて、それでもだれも怒らせたりイライラしていなかったね」とジリアン。ジョンは「Firmness with grace」と言ってくれた。

「優しく、でもきっぱりと」という感じかな。こうやって古いメンバーは新しいメンバーを育ててくれるのだなあ、と思う。ありがたいことである。(まあ、新しいといっても、5回目になると、古い方から3分の1ぐらいには入ってしまうのであるが)

 

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