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えだブログ

2006
Jun
25

ボストン郊外より(6月24日)

2006年06月25日

今日は会議の1日目。8時過ぎに登録をして、簡単な食事をしてから、9時半開始。事務局の人たちもとても温かいいい感じの方々で、うれしい。そう、ここのネットワークともコラボレーションしましょう、という話になっている。いろいろな情報や教材があるのだけど、日本語にして使っていいよ、と言ってもらっているのだ。(昨日のパーティーで、事務局長さんと話をした)

最初の基調講演は、この分野の第一人者(デニスの第一弟子みたいな人)のジョン・スターマン氏。2時間の講演、わくわくとあっという間に終わる。温暖化をテーマに、システム思考的に「本当はどうなっているのか」「何を最も考えなくてはならないか」「伝えるにはどうしたらよいか」「希望はどこにあるか」を、さすが!とうなるようなプレゼンで一気に聞かせてもらう。

私も、特に3月のポルトガル合宿から帰った後は、温暖化などの講演のときには、システム思考的な考え方や説明をできるだけ入れようとしているのだけど(それが問題の本質を伝えることにつながるので)、スターマン氏が取り上げた重要ポイントの3つのうち、2つしかカバーしてこなかったことに気づき、すごく勉強になる。次の講演からさっそく盛り込まなくては!

講演終了後、壇上で片づけをしているスターマン氏のところへ行って、ご挨拶。「ぼくもバラトングループのメーリングリストに入っているから、君たちの活動、読ませてもらっているよ。すごく大事ないい活動をしているね」と、先に声をかけてくれる。「日本での展開など、どこかで時間を取って話そう」と言ってくれて、そうお願いしたくて挨拶に行ったので、とてもうれしかった。

お昼休みに、ピーター・センゲ氏が「本、持ってきたよ」と声をかけてくれる。最新刊はプレゼントしてくれる、というのでサインをしてもらい、翻訳権の担当者を紹介してもらう。わくわく。「最強組織の法則」も追加改訂版が出ているというので、貸してもらう。日本でも出る予定があるのか、担当者に聞いてくれるとのこと。


DSCF0081.JPG

ピーター・センゲ氏と。

午後は分科会。「システム思考を学校カリキュラムにどのように統合するか」という、学校の先生たちがメインの分科会に出る。実際に学校でシステム思考を教えるためにやっている「実験」などを体験させてもらって面白かった。

夕食時にデニスに再会。相好を崩して迎えてくれて、デニスに出会ったおかげで、ここまで来ているのだなあ、こうして、この分野の第一人者の方々と直接話せるのも、デニスが事前に紹介してくれているおかげなのだ、とほんとうにありがたく思う。

夕食後は、リンダさんとデニスの「ラーニング・ゲーム」のセッション。私たちもチェンジ・エージェントのワークショップや講演で採り入れているけど、ゲームは「!」という気づきを伝えるのに、とても有効な手段である。「あ、これも使えそう」というゲームも。次回の機会に、やってみよう!

こうして、今日も盛りだくさんの1日であった。

 

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