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えだブログ

2006
Jun
22

ワシントンより(6月20〜21日)

2006年06月22日

出発日。成田エクスプレスの車中も、空港のラウンジで搭乗を待っているあいだも、ずーっとワシントン会議の原稿づくりをしていた。日本語での原稿はずいぶんまえに作っていたのだけど、それを英語にしなくてはならない。

飛行機に乗る前にオダサンにメールで原稿を送って、12時間後にニューアーク空港で迎えてくれるときに、修正・印刷済みの原稿を渡してもらうことになっていた。

が、終わらなかった〜。搭乗案内を聞きつつ、途中までのを送り、あとは機内で。ふー。

午後4時に離陸したのに、同じ日の午後4時に着陸するので、1日トクした気分である。ニューアーク空港で待ち合わせて(というか、拾ってもらって)国内便でワシントンへ。タクシーでホテルに着いたのは夜の10時、食事が終わって部屋に戻ったのは11時。

途中まで直してもらった原稿に、機内で終えた最後のところを追加してみたが、いかん、長すぎる......。1ページ読むのにかかる時間を計ってみたら、なんと半分に削らなくてはならないことがわかった。

早く寝て朝起きてからやろう、と思ったのだけど、なにせ小心者なので、やっぱり気になって寝つけず、結局起き出して取りかかる。あーだこーだやっているうちに、朝の4時半だ。

というわけで、睡眠1時間ちょっとで会場へ。会議は9時に開始。第5回という「ビジネスと持続可能な開発」会議は、大手企業やNGO、大学からの参加者150人ほど。でも、海外からの参加者は、オランダ、英国、スイスと日本、6人しかいない。アメリカ・ドメスティックな会議なのねー。

私の出るパネルは1日目の午後。分科会ではなく全体会なので、全員が聞いてくれる。テーマは「持続可能性のコミュニケーション」。ワシントンポストのライターさん、フォード・モーターの重役さん、そして私というパネリストである。

当初予定では、最初の20分ずつ話すプレゼンの順番は2番目といわれていたのだが、壇上に上がってみると、最初にやるはずだった人が「最初じゃないほうがいい」と言うので、代わってあげることに。

ぴったり20分で終わる。ふー。

W2.JPG

3人の発表が終わって、ディスカションタイム。会場からの質問に答えているところ。

私はJFSの紹介&PRをしたあと、「成長をあえて抑える低成長戦略で48年増収増益の会社」「マイナス成長で、ビジネスの拡大をせずに、社員や既存顧客の幸せをいちばんに考えている会社」など、日本のなかでも進んでいてとっても面白く心強いと思っている状況について、いくつもの事例と一緒に紹介したのだが、行け行けドンドンのアメリカの人たちは(予想通り)かなりびっくりしたようで、プレゼンが終わったときに、モデレータが「とてもprovocativeなプレゼンをありがとう」と。そんなに刺激的だったかな。(^^;

ディスカションタイムにも、会場からの質問に3つぐらい答え、パネルが終わった後も「面白かった」「よかった」と声をかけてくれる人がたくさんいてほっとしたことであるよ。わざわざ日本から行ったのだもの。

会議が1時に終わった後、フォード・モーターの重役さんに取材をさせてもらう。「エルネオス」という雑誌に連載している先進企業の紹介記事に取り上げたいと思って、予めお願いしていたのだ。この方が、とっても素敵な方で、パネルのプレゼンも質問への答えも素敵だったし、インタビューでも素敵だった。こういう熱いハートと真摯な誠実さを持った人が企業の部門長としてがんばっているって、とってもうれしい。

そのあと、歩いて10分ぐらいかな、レスターのオフィスへ。レスターにも別の件でちょっと取材をさせてもらって、それから、レスター、秘書さん、オダサン、私の4人で夕食へ。レスターのお気に入りのマレーシア料理店へ連れて行ってもらってごちそうになる。おいしかった。いろいろとおしゃべりして楽しかったことであるよ。

そうして、とってもながーくて楽しい1日が終わったのであった。

 

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