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えだブログ

2006
May
30

海のオフィス

2006年05月30日

東大の五月祭でのパネルは、とても楽しかった。大学で、学生主催で、という気安さもあって、また会場も一体感があるよい教室だったので、先生方も気さくに気楽に、思いの丈?を語っていたし、私も楽しくご一緒させてもらった。竹村さんの「さわれる地球」の実物もはじめて拝見し、びっくり。これはすごい〜!

ところで昨日、数年越しの夢が叶った。前から、特にこもって仕事をしたい執筆や翻訳のとき、思いつきをどんどん広げたい企画を考えるとき、海の見えるオフィスで仕事がしたい〜、と夢見ていた。

何度か、海辺のホテルやペンションにこもって仕事をしたこともあるのだけど、なにせ、午後にチェックイン、午前中にはチェックアウトなので、連泊をしない限り、実質的にあまりじっくりと仕事できない。

かといって、海辺のマンションを買ったり家を建てたりする余裕はないしなあ、賃貸物件も通える距離だと高い物件が多いし、いまいちピンとこないなあ・・・と思いつつ、ここ数年、夢が足踏み状態だった。

「でもやっぱり海のオフィスがほしいなあ、創造的な仕事のため、ということで、お給料からお金を使ってもいいと思うなあ」という思いが強くなって、この春、秘かにいくつか調べていたのであるが、ついに「これは!」と思う賃貸物件を見つけて、最初の内見にいったときに即決してしまったのである。

自宅からドア・ツー・ドアで1時間半。駅から歩いて3分。海から30メートル。高台にあるので、視界が開けていて、水平線が丸く見える。海側の部屋では、波の音しか聞こえない。江ノ島と伊豆半島が見える。ついでに、家の裏手は山になっているので、ホトトギスや小鳥の歌付き。電話なし。メールアクセスなし。

昨日、赤帽さんに頼んで、お気に入りのデスクと椅子を運び込んでもらった。階段があるので、ほんとうに大変だったと思うけど、朗らかに運び上げて下さって大感謝!である。

このデスクは、東京造形大の益田先生のところの学生さんたちが作ってくれたもので、中古品の事務用机をリサイクルし、天板に神奈川県産の間伐材を貼った、世界に1つだけの、本当に素敵なデスクなのだ。展示会で展示してあったこの机のあったかさ、フォルムの美しさにくらくらとしてしまって、益田先生に無理やりお願いして、お借りしているものである。(今度写真を載せるね)

というわけで、昨日から、海を見ながら仕事。うれしいことであるよ。昨日は4日の翻訳出版セミナーで自分がしゃべる「翻訳力をアップするには? プロの翻訳者になるには?」というプレゼンテーションの準備。進んだよ。(^^;

この家を見たときに一目で気に入ったのは、海側のリビングルームのぐるりとガラス貼りの出窓である。見た瞬間に、「ここ、私の指定席ね!」という感じ。(^^;

で、昨日も最後の20分ほどは、出窓に腰掛けて(お座布団も赤帽さんに運んでもらった)、窓から足をぶらぶらしながら、海と風と海鳴りを堪能したのであった。

うれしいな。違う質(次元?)の仕事時間が持てそうで、何だかまたまた展開しそうな予感。

 

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