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えだブログ

2005
Jun
04

昆布茶コーヒー

2005年06月04日

 昨日は名古屋で温暖化、特に排出権取引に関するシンポジウムの通訳だった。

 この仕事は、「環境問題に詳しい通訳者」ということで、ご指名いただいたもので、4人の通訳者のうち、3人は私と私の同僚が東京から参加させてもらった。

 おとといの夕方、登壇者との打ち合わせが設定されていた。登壇者の名刺がほしいので(本番で必ず紹介されるからである。社名や肩書きを間違うと大問題なので、名刺をいただくことにしている)自分の名刺を出したら、ある先生から、「え? 枝廣サンって、あのエダヒロサン?」と聞かれた。

 「あの」って「どの」……??? よくわからなかったが、ヤマを張って「そうですとも!」と返事をしてみたら、 「メールニュースを愛読しているんですよ! こんなところで会えるとは!」と言われて、ああ、ヤマがあたった、とほっとした。(^^;

 ほかにも「あれ、こんなところで何やってるんですか?」と何人もの人に言われ(パネルで一緒になったり、講演におじゃました企業の方がいらしたりしたので)、同通ブースに隠れているだけならいいんだけど(それでも声でわかる、という人もいるけど)、こうして打ち合わせだと、面はゆいものであることよ。

 昨日の本番、最初のプレゼンテーションの英語が超早口で、乗り遅れてひっくり返りそうになった。そもそも事前の打ち合わせのときには、すごーくゆっくりと噛みしめるように話す方だったので、油断してしまったのだ。

 うひょー! とたづなを握り直し、体制を立て直す。あとはまるでジェットスキーに乗っている気分で、ぴょんぴょん水上を飛ぶように飛んでいく。すごーく楽しかった。同通をやるたびに、純粋な筋肉運動の楽しみにやっぱりやめられないなー、と思うのである。(^^;

 そうは言っても、だんだん疲弊してくる。。。と、お昼休みに、聞きにいらしていた方から、チョコレートの差し入れをいただいた。うれし~。血糖値を復活させつつ、朝9:20に始まった会議は、18:15に終わったのであった。

 手早く片づけて外に出る。地下鉄に向かいながら、つい大声で「みそかつ!」とひとりごとを言ったら、前を歩いていた人がぎょっとして振り返った。同通の最後は、ほとんど「終わったら何を食べるか」の世界なのである(私だけかもしれないけど。^^;)

 名古屋駅で、無事みそかつの駅弁と缶ビールを買い込んで、新幹線へ。1日働いたあとのビールはおいしいねぇ、と思っているうちに、気を失い、あっというまに新横浜だった。

 今朝は「お疲れさんボーナス」で1時間遅めに目覚ましを鳴らす。この2日間で、大きな仕事を仕上げなくてはならないのである。昨日の朝、ホテルで通訳の準備を始める前に、1時間ぐらい、この本の構成をじっくり考えたので、あとは書くだけ!である。

 しかし……このコーヒー、こんぶの味がするんだよな~。翻訳締め切りの朝、思い立って、お弁当用のこんぶを炊き始めたのであった。コーヒー用のお湯を沸かすちいさなお鍋を使ったのが敗因だったな~。

 「まるで、昆布茶でコーヒーをいれたみたい」とぶつぶつ言っていたら、ハムスターのプチが「健康によさそうじゃない?」と慰めて(?)くれた。
 
 そう、翻訳締め切り日に、こんぶだけではなく、チャーシューも作っていたのだった(火にかけるだけ、というこういう料理は、かかりきりになる日に向いているのだ)。

 最近気に入っているのが、チャーシュー&キムチチャーハンである。チャーシューは、ロースとバラの両方の塊で作る。ロースはお弁当用に、バラはラーメンやチャーハン用である。甘めのトロ~っとしたバラ肉のチャーシューとキムチがあうんだな~。

 今日のお昼はこれだ~!と言っていたら、プチが「同通やってなくても、頭の中は、食べることばっかみたい……」。

 うーむ。そういえば、サンマーク出版のアオキ編集者が「朝2時起きのレシピ本、私も考えていました!」と言ってくれているので、このメニューも入れておこうっと。(^^;

 

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