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えだブログ

2004
Sep
20

松葉杖と文化祭

2004年09月20日

 昨日の朝、インターネットで「肉離れ」をいろいろ調べていたら、「48時間以内は、患部を心臓より高くして安静にすべし」と書いてあったので、さっそく床の上でやってみたら、あっというまに寝てしまった。昼寝ならぬ、朝寝である。(^^;

 午後は、かつてより約束していたある中学校の文化祭に出かける。あるクラスが「14才のハローワーク」というテーマで、いろいろな職業を紹介するという展示をやるのだが、そのなかで「通訳・翻訳」を紹介したいと、お手紙での取材を受けた。その発表を見に来てほしい、ということだった。

 立派な発表で、「ライオンボーイなどの翻訳をしている枝廣淳子さんにインタビューしました」なんて、紹介までしてくれて、恐縮してしまった。そもそも、手紙での取材の手紙の書き方、お願いのしかた、そのしっかりした字の美しさに「これが中学2年生?」と感動していたのだ。日本の将来に日が射したような気分。(^^;

 ところで、予告はしていたが、松葉杖で登場したので、かなりびっくりしたと思う。「通訳・翻訳って、体力勝負なんだ……」とイメージが変わってしまったかもしれない。ま、正しいけどね。(^^;

 ついでに、保護者向けに開催されていた斎藤孝氏の講演会に出た。とても面白かった。話の内容もさることながら、講演のスタイルも勉強になった。かなりのエンターテイナーで感心。

 略歴紹介を見ていたら、実は、東大の大学院で同じ年に同じ教育学部の修士課程にいらしたことを知る。あらら。私は教育心理課程で、教育学部の建物の2階にいた。斎藤さんは学校教育課程だったので、3階だったのかな? まったく同じ2年間を同じ建物で過ごしていたとは……。(何となく、そのうちお会いして話をする機会があるような予感がする……)

 この中学校に行って感心したのは、どこへ行っても中学生たちが、この見知らぬ松葉杖の人物に、「だいじょうぶですか」と道をあけてくれたり、扉を押さえてくれたりするのだ。うるうる。

 松葉杖になってはじめて知るもの……人の思いやりの心。世の中にはやたら階段が多いという事実。そして、腕の筋力不足。腕が筋肉痛だ~ (_ _;

 と騒いでいたら、ハムスターのプチが一言、「でもさ、頭の肉離れでなくてよかったね」。

 うー、こわい……。あまりに力を入れすぎで考えていたら、突然「プチッ」と……。考えすぎないよう、気をつけよう。(アンタにゃ、心配いらないよ、とプチは言うが)

 

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