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2019

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Jul
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「地元経済を創りなおす -地域経済の見える化-」をテーマに講演及びワークショップを行いました。

2019年07月03日

はじめまして、こんにちは、有限会社イーズ アセスメント・見える化ユニットの小野雄也です。

6月28日(金)、静岡県庁からご依頼をいただき、ふじのくに魅力ある個店づくり連絡協議会の会合にて講演及びワークショップをさせていただきました。イーズではこのテーマでの講演やワークショップを各地で行っていますが、静岡での開催ははじめて。講演とワークショップを通じて、全国の良い取り組みを伝えるとともに、参加者のみなさんの「わがコト化」のお手伝いができました。

当日は、主に県内22の市町役場関係者や商工会などの6つの団体含め、約40人の方々が参加されました。これまでも興味・関心はあったが、人的リソースや組織内調整、通常業務等、さまざまな理由から、講演やワークショップに至らなかったという組織もあり、今回、その入り口を県が用意してくれた形になりました。

地域経済を良くしたいという想いはどの地域も同じだと思いますが、県内の自治体に参加してもらい、全国の事例を周知すると共にワークショップでわがコト化し、更に興味がある自治体は検討・実践に進んでもらうという県のアプローチはとても効率的で良い考えだと感じました。

ワークショップでは、自分の町の課題と理想の姿、そこに行きつくまでの対策やアイディアを検討しました。面白いことに、課題は重複しているものも多くあったものの、「理想の姿」はそれぞれの地域で異なるということが分かりました。一口に「静岡県」といっても、簡単に一括りにできない多様性があることを痛感しました。

それぞれの参加者が今回の学びを持って帰って、地元のステークホルダーをたくさん入れてワークショップを行うと、より実態に即した理想の地元が見えてくると思います。今回の講演及びワークショップが少しでも皆さんのお役に立つことを願っています。

余談ですが、私にとって今回が初めての静岡市訪問になりました。
「静岡」と聞くと、お茶にみかん、うなぎパイにちびまる子ちゃんなどがすぐに出てくるイメージでしょうか。歴史や文化が好きな人には、駿府城公園、静岡浅間神社、臨済寺がおすすめです。

静岡は昔、今川氏が治めていた土地。今川、織田に挟まれた松平家が幼年の徳川家康を人質として差し出したため、桶狭間の戦いで今川義元が敗れるまでの間、家康は8歳から19歳までを過ごした土地としても知られています(家康が育ったのは臨済寺)。

町では今川義元生誕500年をお祝いする活気にあふれていました。また、園内の庭園も見事で、お茶をいただきながら歴史と文化に浸るのも素敵な時間かなと思います。

また、ごはんも美味しく、港がたくさんあるため、新鮮な魚料理をリーズナブルな値段で食べられます。鰻が有名ですが、シラスやサクラエビ、鮪も有名で、すごく美味しいです。

歴史と文化、食を繋げることは、地域経済の創り直しでは必須の視点です。そういった地域資源を統合的にまとめ、どう外貨を稼ぎ、お金の漏れを最小限に抑えればよいのか? ――これは一つの組織だけでできることではありません。多様なステークホルダーが協力し合い、ビジョンを作り、実行していくことが必須です。

私たちも引き続き、持続可能な地域に向けて、地元経済を創りなおすお手伝いをしていきたいと考えています。よろしくお願いいたします。

shizuoka.jpg(当日の様子)

 

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