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エダヒロ・ライブラリー一日一題

IT技術に乗って、地方がリードする時代へ

2018年01月22日

海士町への(確か)22回目の訪問。海士町のシンクタンク的役割を果たしている企業研修などをてがける巡の環の岡部さんは、私が行く機会を活用して「エダヒロ塾」を開催してくれます。これまで、「持続可能性とは」「まちづくりの内外の先進事例紹介」「人工知能(AI)の時代の地域を考える」などのテーマで開催してきました。

第8回となる今回のテーマは、「人口減少・高齢化時代の地域とは」ード真ん中!のトピックを取り上げました。幸せ経済社会研究所の読書会などを通して勉強・蓄積してきたデータや知見を紹介し、「こういう日本になっていく時代に、自分たちの地域は何を考え、何に取り組んでおくべきか」をグループディスカションして共有し、気づきや思索を広げ、深める時間を持ちました。

画期的なことは、前回のエダヒロ塾から、他の地域とつないで、配信し、それぞれの地域でグループディスカションをして、また全体で共有する、ということを始めたことです。今回は、海士町のほか、久米島、土佐町で、それぞれ10人前後集まって、私のレクチャーを一緒に聴き、グループディスカションをして、3地域での共有を行いました。

これまでは「セミナーなどの勉強の機会も、情報も、東京に集中している」という、地方に不利な状況が多かったのですが、ネットの技術が進んだため、こうして、東京を介することなく、地域同士が情報や考えを共有し、議論できるようになっているのです! 本当に素敵なことだと思います。

そのうち、こうして、地方の地域がいくつもつながって、自分たちの課題解決に向けて現場からの議論を進めていくのを、現場を持たない東京人がお金を払って傍聴させてもらう時代になるかも!

このエダヒロ塾のあとは、海士町をフィールドに、これからの社会のあり方や持続可能性を本気で探究し、実現していくための参加型コミュニティ『ないものはないラボ』の新年会。

https://naimonohanai.net/contents

これまた、海士町の大野さんが上京するのに合わせて、在京メンバーが集まっての東京での新年会と、私も含む海士町メンバーの新年会をオンラインでつないで、スクリーンのあちらとこちらで、みんなでカンパーイ! 東京と海士町の距離を超えて、みんなで自己紹介やお喋りで盛り上がりました。

何とも不思議で楽しく、大きな可能性の広がりを感じた夜でした。

 

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