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エダヒロ・ライブラリー一日一題

景観とレジリエンス向上へ~無電柱化条例

2017年01月09日

今朝の新聞に「つくば市が全国初の無電柱化条例」という記事がありました。「景観を保つ」という目的のほかに、レジリエンス(しなやかな強さ)を高める取り組みでもあるなあ!と思いながら読みました。記事には「12年に市北部で起きた竜巻災害では、街中で多くの電柱が倒れ、救急車の通行を妨げるなど二次被害を招いた。地中化すれば電柱の倒壊はなく電線も切れにくい」とあります。

記事の「全国初の条例をどう街づくりにつなげるか。自治体の注目を集めている」という締めくくりを読んで、ン十年前の中学生からのアイディアを1つ。つくば市がどんな街になっていくのか、楽しみです。

 

名古屋市のある中学生の作文「私の空想」

(前略)「現在、市内の街路樹は、どこも電柱・電線が網の目のようにはりめぐらされているため、少し背が伸びるとじゃまになり、切り落とされてしまうので、大きく育てる事ができません。ですから、道路のグリーンベルトをもっともっと幅広く取って、電線なんかは、地下に通して、街路樹をうんと大きく、青々と育てます。

そして、どの木にも小鳥の巣箱をかけ、小鳥のさえずりが聞こえるようにしたら、どんなにすてきだろうなあ。それに、街路樹のところどころには、柿・梨・いちじく、桃・栗などの、くだもののなる木も植えて、その木の消毒から袋かけなどは、その地区の子どもたちがみんなで世話をして、大きな実がおいしそうに熟したら、近所のおじいちゃん、おばあちゃんたちもいっしょに、みんなで公園で食べたら、みんなはよろこぶだろうなあ。」(後略)

(作文全編) http://www.es-inc.jp/library/mailnews/2005/libnews_id001678.html

 

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