論点整理・ご意見募集
2050年の日本のエネルギーを考える、10の論点が提示されました
2017年9月19日第1回の懇談会のあと、事務局が2050年に向けたエネルギー情勢を考えるための10の論点をまとめてくださいました。開催前に提示されていた8から10になっていますが、私は地域エネルギーの視点などがまだ足りないと伝えています。他に足りない論点・視点はないでしょうか?ぜひご意見をお寄せ下さい。
(変化1) 原油価格は100ドルから50ドルに
- 原油価格のトレンドの見極めは工ネルギー選択のベース。
- 新興国の成長、シェール革命の持続性に加え、EV化の程度等が大きく左右。ここをどう見極めるか?
(変化2) 再工ネ価格は日本の外では40円/kwhから 10円/kWhに
- FIT制度による支援の下、再工ネ投資が今や火力・原子力を上回るまでに。
- 他方でストックでも再工ネが主力となるには、持続的な投資の継続が必須。
- FIT支援後の自立化のためには何が必要か?
- 欧州や中国が先行。我が国の再工ネ産業の競争力をどう強化するか?
- 蓄電池の革新をどう加速するか?我が国が世界をリードする条件は?
- 大規模NWの再設計と分散NWへの投資をどう並行して進めるか?
(变化3)自動車産業のEV化競争力が激化
- EV化は工ネルギーの需要構造、そして供給構造を変える可能性。
- 海外における政策はどう動くのか?
- 自動車産業やメジャーの長期戦略は?
(変化4)脱原発を宣言した国がある一方、多くの国が原子力を活用している状況
- 原子力に対する社会の見方は国ごとにどう違っているか?
- 各国のエレルギー政策上、上原子力はどう位置づけられているのか。今後の各国の原子力戦略は?
(変化5) 全面自由化と再工ネ拡大により投資環境に新たな課題
- 再工ネ拡大と自由化の下で、電力価格の変動が大きくなる中 懐妊期間の長い電源について、持続的な開発・投資を可能とするための方策は?
(変化6) パリ協定を巡る動向、米国離脱もトレンドは変わらず
- 主要国のCO2戦略は?特に、米国・欧州・中国・インドの動向は?
- 2050年の世界に向けて、この経済措置をどのようにしていくか
(変化7)拡大する世界の工ネルギー・電力市場
- 新興国でのCO2削減が鍵。日本の産業の可能性は?
(変化8) 中国国営企業の台頭、欧米では工ネルギー企業のM&Aが進展
- 欧米や中国の電力・ガスの経営モデルは?
- 海外展開を可能とする日本の産業の対応の方向性は?
(変化9) 金融プレーヤーの存在感の高まり
- 自由化の下での工ネルギー分野へのリスケマネー供給の方向性は?
(変化10)世界全域での地政学上の緊張関係の高まり
- 日本の工ネルギー構造は震災後、地政学的な影響を受けやすい構造に。地政学的なリスクの動向は?日本としての戦略は?