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2009年06月26日

第6回 パート2解説

パート2の解説です。こちらからご利用ください。

NS2-6kaisetsu.pdf

2009年06月18日

第5回 Q&A

<質問>「である」調と「です・ます」調のどちらがよいのでしょうか。

<回答> 
「である」調と「です・ます」調では、全体的に印象がかなり違いますので、当然、文章の作り方がいろいろな部分で変わってきます。

仕事では、どちらの文体で訳すのか、クライアントや編集者から指定されることがありますが、この課題ではどちらとも指定していませんので、やわらい文章にしたいのか、歯切れのよい文章にしたいのか、受講生のみなさんの選択にお任せしています。

余裕があれば両方の文体で書いてみることをお勧めします。想定する読者をビジネスマン、主婦、小学生、などと変えて、何通りかの訳文を作ることは、とても良い勉強になりますよ。

第5回 パート2 5つの訳文

次のファイルはパート2の5つの訳文です。PDFファイルになっていますので、ファイル名をクリックして表示させ、プリントアウトしたものをご用意下さい。

NS2-5yakubun.pdf

2009年06月11日

第3回 Q&A

<質問> 日本語にする時に、「点」を打つ場所や文章の区切り方など自信がありません。なにか参考になる本はありますか?

<回答>
 読点の役割は、大きく分けると2通りだと思います。1つは、意味のまとまりをわかりやすくすること。もう1つは、声に出して読んだときに、ほどよいタイミングで息継ぎができるようにすること。打つべき場所を考えるときは、この2つをポイントにするとよいでしょう。適切な場所に読点が打たれていると、わかりやすく、読みやすい文章になります。ご自分の訳文を声に出して読んでみて、そのような文章になっているかどうかチェックしてみてください。時には他の人に聞いてもらって感想を聞かせてもらうと、効果的です。

 読点の打ち方を学ぶために、特にお勧めする本は思いつきませんが、新聞の記事などは、基本的な規則を踏まえているので参考になると思います。しかしそれ以外にも、勉強の材料になるものはいくらでもありそうです。新聞以外にも手近にある本や雑誌などを片っ端から音読してみましょう。音読してみると、どのような点の打ち方が「わかりやすく、読みやすい文章」なのか、実感できると思います。また、テレビやラジオで、アナウンサーがニュースを読み上げるのを注意して聞いてみるのもいいかもしれません。

日本語の訓練は、日常生活の中でできることがたくさんあります。ご自分でもいろいろと工夫してみてください。

さらにもう1つ、googleで「句読点の打ち方」をキーワードにして検索してみるのも良いかもしれません。役に立ちそうなサイトがたくさんヒットしますよ。

第3回 パート1解説

パート1のヒトリゴト解説です。こちらからご利用下さい。

NS2-3kaisetsu.pdf

第2回 Q&A

<質問>エダヒロ訳と自分の訳をくらべてみると、エダヒロ訳は文章がイキイキしているなと思います。どうすれば、魅力的でイキイキした訳文が書けるようになりますか?

<回答>
A. イキイキとした訳文に仕上げるにはどうしたらよいか――これは、多くの方に共通の悩みのようですね。まず、「イキイキとした文章」とはどういうものだと思いますか? どんな要素を持っていますか? どういう文章を「イキイキとしている」と感じるかは、ひとりひとり違います。自分が感じる「イキイキとした文章」の要素を分析してみましょう。そして、次の訳文を作るときに、その要素を反映してみてください。

具体的なテクニックとして、「擬態語を使ってみる」「会話体にしてみる」など、講座で学んでいただくものもいくつかはありますので、参考にしてみてください。

魅力のある日本文に練り上げるには、ご自分が「こんなふうに書きたいな」と思われる文章をたくさん読まれることが効果的でしょう。雑誌のエッセイや娯楽文学など、軽快で柔らかめの文章にたくさん触れてみると良いかもしれませんね。これはと思う表現に出会ったら、書き留めて自分のものにしていくと良いでしょう。

インプットだけでなくアウトプットの練習も大切です。同じ文章を2〜3通りに書き換える練習、たとえば、「子供に話しかける」「キャリア・ウーマンが読む雑誌のエッセイ」といった状況を設定して書くのも、表現の幅を広げてくれるでしょう。また、最近流行のブログを書いてみるのも一案です。定期的に第3者に向けて発信することで、相手に伝わりやすい文章を書くコツがつかめるかもしれません。練習で書いた文章は残しておきましょう。あとで自分の成長がわかると、張り合いがでてきます。根気のいる勉強なので、モチベーションをうまく持続させながら、がんばってください!

第2回 パート1 5つの訳文

次のファイルは5人が訳した5つの訳文です。PDFファイルになっていますので、ファイル名をクリックして表示させ、プリントアウトしたものをご用意ください。

NS2-2yakubun.pdf

PDF中の5つの訳文は、みなさんと同じように翻訳を勉強中の人や、少し仕事がもらえるようになってきた駆け出しの翻訳者など、さまざまなレベルやタイプの方の実際の翻訳例です。したがって解釈の間違いや表現の誤りなども含まれていることにご注意下さい。

第1回 文法の参考書

現在知っている範囲で定評のある参考書をご紹介します。
これ以外にも優れた参考書はたくさんありますので、ぜひいろいろ調べてみてください。

●旺文社の「ロイヤル英文法」
(きめ細かい解説で、これ1冊でかなりの事例に対応できる)

●吾妻書房の「マスター英文法」
(ロイヤル英文法 とはまた違った情報が得られる)

●桐原書店の「総合英語Forest」
(読みやすく、易しめ)

●金子書房の「英文法解説」(江川泰一郎著)
(多くの英語教師にも愛用されてきたロングセラー。優れた解説と豊富な情報量で定評)

●Cambridge Universityの"Grammar in Use Intermediate"
(ネイティブ用の文法書。日本の文法書とは違う観点で書かれ、しかも用例が豊富で分りやすいと好評)

●Oxford Universityの"Practical English Usage"
(ネイティブ用の文法書。語法が詳しく解説されていて好評)