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エダヒロ・ライブラリー環境メールニュース

2011年03月23日

いろいろな情報+盛岡の仲間からのメールなど (2011.03.22)

 

★メールニュースはこちらにアップされます★
http://www.es-inc.jp/lib/archives/index.html
★さまざまな震災・原発事故関連の情報や注意・ヒントなど★
http://www.es-inc.jp/news/shinsai.html

<内容>

■本日の日刊 温暖化ニュースのトップ記事は、数年後の日本の姿!

■東京電力の「電力使用量」+「使用率」、ヤフーがアップしました!

■全国の放射能濃度一覧など

■被災者の受け入れ始まっています

■卒業式を中止した立教新座中学校三年生諸君へ。(校長先生のメッセージ)

■日本への海外からのメッセージ、120を越えました!(日本語で読めます)

■盛岡の仲間からのメール

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■本日の日刊 温暖化ニュースのトップ記事は、数年後の日本の姿!

> 2010年、独の再生可能エネルギーの割合は17%へ、雇用は37万人へ増加

今回の原発事故で、「私たちはどんなエネルギーを欲しているか」がくっきりと明確になってきた方も多いことでしょう。「のど元過ぎれば......」にせず、しっかり形にしていきましょう! そのためには今の思いをぜひどこかに書いておいたり、友だちに話したり、メールを送ったりしてくださいね。

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■東京電力の「電力使用量」+「使用率」、ヤフーがアップしました!

[No. 1933]でご紹介した「震災・原発事故に関するメッセージ」に、

> テレビ各局の画面の片隅に東電なら東電の総電力消費と、ここまでで抑えたいと
> いう節電ターゲットを示しておけば、大掛かりな計画停電なんかしなくても集合
> 的善意で簡単に節電目標をクリアできるはず。
> こういうの、すぐやれませんかね?

というコメントがありましたが、ヤフーが東京電力のデータをもとに、「電力使用量」のグラフと「使用率」の発表を始めました!
http://setsuden.yahoo.co.jp/

いまの使用率は88%。夕方のピークが過ぎたということでしょうか。日中見たときは、使用率が99%で「わー、電気消さなくちゃ!」と。

こういうの、政府や東電が率先して作ってくれれば評価が上がったのにね。いずれにしても、このヤフーのグラフをみながら、皆で節電いたしましょう〜。

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■国や東電、各県による空間線量率測定値公表されている放射線量を収集・整理したものです。随時更新していきます。
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/monitoring/fukushima_monitoring.htm

■全国の放射能濃度一覧文部科学省の各都道府県の測定結果をもとにグラフにしてあります
http://doko.in/micro/

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■被災者の受け入れ始まっています

新宿区、東北関東大震災被災者の方を緊急受け入れ4施設で合計800人ほどを受け入れるとのこと。詳細はこちらです。
http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000084066.pdf

田中優さんが顧問を務めている大阪の 『心援隊』でも被災者の方の受け入れなどを開始しています。

> 東北沖大地震の被災者の皆さまへ
> 安定・継続した支援を行っていくために
> 「心援隊」というチームをつくりました。
>
> これは、現状を正しく伝えていく講演会や、
> チャリティーイベント、募金活動などを行いながら、
> 活動資金や義援金を集め、支援物資の購入や発送、
> 関西へ避難してくる人たちの受け入れなど
> 状況に併せて、最良の支援を行っていくためのチームです。

〒532-0011 大阪市淀川区西中島1-9-16-201NGO風人ネットワーク内 『心援隊』TEL:06-6101-8818 FAX:06-6889-7731
メール:shinentai@painukaji.com
HP:http://kajipito.net/shinentai/
ブログhttp://ameblo.jp/shinentai/
Twitter:http://twitter.com/_shinentai/

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■卒業式を中止した立教新座中学校三年生諸君へ。(校長先生のメッセージ)ウェブで評判になっているメッセージ、ここから読めます
http://niiza.rikkyo.ac.jp/news/2011/03/8589/

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■日本への海外からのメッセージ、120を越えました!(日本語で読めます)
http://www.japanfs.org/en/pray4japan/message.cgi

メッセージの一覧のページの右下から、印刷もできるようにしました。「がんばれ日本!」印刷用ページhttp://www.japanfs.org/ja/pray4japan/message.cgi?mode=print

被災地へ支援物資を送られる際など、ぜひ上記の世界からのメッセージを印刷して、段ボール箱のすき間に滑り込ませていただけたらうれしいです。

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■盛岡の仲間からのメール

私は数年前から「自分マネジメントを身につけるためのワークショップ」を年に2回ほど開催しています。当初は月1回×6ヵ月のコースでした。現在は1泊2日のコースです。
(次回は8月27日〜28日です)

かつてのコースに、盛岡から参加してくれた方が、同期の仲間+私に送ってくれたメールを、快諾を得てご紹介します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ここから引用〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

仲間の皆さんへ

本当にごぶさたしています。皆さんお元気そうで何よりです〜。伝えたいことがたくさんあって,長文です(笑)。お時間あるときに読んでいただければと思います。

いつもみんなのメールを見て,皆さんから勇気をいただいていましたよ♪ありがとうね!

今回の災害,岩手全域が被災してしまいました。沿岸は報道されているとおりのすさまじさです。

盛岡は沿岸から約100キロ以上離れた内陸にありますので甚大な被害はありませんでした。が,地震発生時から電気がストップ。ガス・水道も不安定でした。

今はだいぶ回復していますが,今度は灯油・ガソリン,スーパー等の食料品が新たな供給にいたらず,生活は依然不安定です。職場では,みんな手袋にジャンバー,マフラーをして働いています。体感温度はマイナス並み〜。さむっ(笑)でも,みんな気丈に頑張っています。

わたしは車の通行が多い市街地にある職場にいるのですが,地震発生時は停電し,信号がストップして大渋滞したにもかかわらず,クラクションの音は鳴ることはなく,みんな慎重にゆずりあっていました。そして最近のTVで見る被災者の方々のメッセージは,つらいことをじっと耐えに耐えて生きてきた東北・岩手の人柄がにじみ出ているように感じます(あの実直さに涙が出てしまいます...)。

今回の災害で,私は改めて自分が「岩手人」ということを強く感じています。岩手の人は豊かとはいえない生活と風雪の土地柄の中で,支えあわないと生きていけないことを本能的に知っているような気がします。

だから,まだ「結い」や「支えあい」の精神が残っている地域も多いです。郷土芸能の数もたしか日本一だったような。そんな地域で,多くの方々の命が消えました。そして今でもつらい状況にいる被災者の方々...。この事実をしっかりと受け止めたいと思います。

今は,自分が岩手人であることと,「いま・ここ」に生きていられることに感謝し,自分の可能性をあますことなく発揮して生きることをさらに強く決心しています。

岩手は昔,「日本のチベット」といわれていました(貧しいという意味で)。でも,私はこれから岩手は「日本のブータン」になる可能性を大いに秘めていると思っていますし,そうしていく力になっていきたいと思っています。

ふと数日前,小学生のときに先生から「牛」のように生きろと言われたのを思い出し,改めて高村光太郎の詩をながめてみました。

なぜかこの災害や被災者と重なり,胸が熱くなりました。よろしければ見てみてください。

原発も騒がれていますね。

ニュースを見ていると,むしろ福島や関東の方々のほうがやりきれない状況ではないかと心配しています。

私たちの地域の被害の中では,これからは何がおころうが選択肢の幅がなく(余震があれば逃げ,寒さは耐えるか工夫して暖をとり,交通機関が止まれば歩くしかなく...),みなさんに助けていただきながら力を合わせて頑張っていくだけです。

でも今の東京などの状況を見ると,多くの選択肢や情報の中で,どう考え・どう行動するかを一人ひとりに問われているように見えます。これは,今の私のおかれている状況よりも,不安でつらい状況だと思います。こちらからも,みんなが安堵できる日がくることを祈っています。

そして,災害にあってより強く思うもう一つのこと。それは,自己マネジメントのすごさ,素晴らしさです。

枝広さんのチャートを活用させていただき,学んでいたころから今まで,友人や知人,同僚と一緒に,繰り返し繰り返し「自分の素晴らしさ」をみつめてきています。

自分に与えられた特性や好きなことをはっきりと自分が認識することで,本当に日々の何気ない一瞬一瞬がより意味あることのように生き出します。自分にできることが鮮明に浮かび上がってきます。

この災害により,同僚も友人も「私にはなにも被災者のために力になれない。自分は無力だ」と嘆きはじめています。罪悪感さえ感じる人もいます。また「自分はこの先生きていけるのだろうか。こんな生活いやだ」と不安がひろがり,職場も家族もイライラ感がただよったり,あいさつする元気がなくなってきたり。

でも,私は思います。こんなときだからこそ,毎日やっていたことを,たんたんときちんと心を込めて暮らすのだと。カーテンを開けてお日様に「今日もありがとう」とつぶやき,廊下やお手洗いを掃除し,家族に笑顔で「おはよう!」

職場のみんなに「身体の具合は大丈夫?ご家族は元気?」バスの運転手さんに「いつもありがとうございます」両手に荷物を持ったおばあちゃんに「お気をつけて♪」

その一つ一つの行動は自分を落ち着かせ,自分を喜ばせます。さらに,その言葉・そのしぐさ・その眼差しは,その人の優しさや思いやりとして必ず相手に伝わり,その人の生きる力につながります。

今,自分に立ち現われている状況に,日々の一瞬一瞬に,きちんと向き合い, 自分の素晴らしさをどんどん生かしてあげること。きちんと表現していくこと。それは,被災地で支援したり,人命救助する行動と同じ価値があると思っています。

家族や友人,同僚,町で出会った見知らぬ人へ...どんな形でも。それこそが大切なことだと思っています。ぜひ,まわりで不安がっている方がいたら,その方の素晴らしさを伝えてあげてくださいね♪

一緒に学んだ素敵なみんなならわかってくれるんじゃないかと,思いが強くなっちゃった(笑)お許しください。これからは時々,顔を出しますね。みんなこれからも元気にまいりましょう。そしてこれからもよろしくです!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜引用ここまで〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そう、みなさん、これからも元気にまいりましょう〜!(^^;

 

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