エダヒロ・ライブラリーレスター・R・ブラウン

情報更新日:2005年06月08日

小さな部屋

エピソード
 
レスターは、東京で宿泊するときは、いつもお気に入りのニューオータニホテルに泊まります。たいがいの招聘者は、ニューオータニのなかでも、豪華なお部屋を用意して下さるのですが、今回の東京側の招聘者である私は、インターネット予約のできる、いちばんシンプルなお部屋(=いちばん安い)にしちゃいました。 レスターが来てから、「いつもみたいに豪華な部屋じゃないの。でも、部屋代も入れて、経費を引いた余りを研究所に寄付するので、きっと、シンプルで安い部屋でいい、というと思って」というと、「うん。それがいい」とレスター。 そのあと、「日本に来る前に、ルーマニアに行ったんだけどね、そこでは、迎賓館に泊めてもらったんだよ」。「大統領にも会ってきたんだもんね」と私。 「うん、でも、超豪華な部屋は広くてね、ひげを剃ろうとか、新聞をドアまで取りに行こうとか、電話をかけようとか、何をするにも、"移動時間"を計算しなくちゃいけないほどだった」。「きゃはは。雨でもジョギングできるね!」と私。 レスターは笑ってつづけて、「ルーマニアのあと、イタリアに行ったんだけど、そこでは、小さなモーテルの部屋でね、ベット2つ分の広さなんだよ。何でもすぐに届いて便利だった」 それだけの笑い話だったのですが、「いつもの部屋でなくて、悪いなー」とちょっと後ろめたく思っていた私の心をぱーっと軽くしてくれた、レスターならではのおしゃべりでした。
 

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