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| 「生物多様性をシステム思考とこころで学ぶワークショップ」を開催します(2009.02.12) |
私がメールニュースで「生物多様性」について初めて書いたのは、今から8年ほど前のこと。2001年5月に出した [No. 466] に、このように書いてあります。 「地球環境問題」にはさまざまなものがあります。環境省などでは、「地球環境問題」を次の9つの現象に分類しているようです。 ●地球温暖化 「野生生物種の減少」は「生物多様性の減少」ともいわれます。私は以前から、その他の問題に比べて、この「生物多様性」の問題って「わかるようなわからないような」感じだなぁ、と思っていました。 通訳や翻訳をやっていて、まず言葉が「わかるようなわからないような」・・・と思うことが、よくあります。「生態系」「エコロジー」「生物圏」「エコシステム」などなど。それぞれがどう区別されて使われているのか、(私自身)まだ整理がついていない状況です。 そして、上記のその他の問題は、その原因やメカニズム、どうして問題なのか(人間社会への影響)がだいたいではありますが、わかっている(合意がある)ように思います。 それに比べて、生物多様性の問題は、「絶滅する生物種が増えて、生物多様性は減っている」ことはわかるのですが、その実態も実はよくわからない。そもそも地上にどのくらいの生物種が存在しているのかもわかっていないので、絶滅のスピードといっても、あくまで推測になってしまいます。 それから「生物多様性が減少すると何が問題なのか」というのも、いくつか整理された答えは提示されていますが、どうも腑に落ちていないのが私の現状です。 「人間活動のせいで、他の生物種が減っている」こと自体は問題だと思っていますが、これはどちらかというと、道徳的・倫理的な問題だろうと思います。そういう道徳や倫理を超えたところでは、いったい何が問題なのか? さまざまな環境活動がありますが、「生物多様性」保全団体というのは、あまり聞かない気がします。もちろん、メダカやトラや、チンパンジーなど、具体的な生物種を守ろうという団体はたくさんありますが。 それに、企業の環境活動にも「温暖化」「熱帯林」「オゾン層」などは入ってきますが、「生物多様性」保全のための取り組み、というのはあまり聞かないような気がします。企業の方、どうでしょうか? つまり、いろいろと環境関係の活動をしていて、自分にとっていちばんボンヤリとしか感じられないのが、生物多様性だなぁ、と思っていました。 ~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~ メールニュースは、自分なりに腑に落ちたことしか書けないので、その後ほとんど生物多様性については書くことができずにいました。 でも一昨年ぐらいから、いろいろと勉強したり勉強会を開催するなどの機会が増え、特に昨年夏にカリフォルニアでの日産自動車と国連大学高等研究所の「生態系サービス評価」に関する有識者ワークショップにファシリテーターとして参加し、世界有数の専門家とともに実際に「生態系サービス評価」を行う経験を積んだことから、ようやく「腑に落ちる」テーマになってきました。 特に、生物多様性のテーマは、「頭」での理解だけではなく、「こころ」で感じ、「腑」に落ちることが大事だと思っています。生物多様性についての情報や「保全活動事例」を知るだけは十分ではありません。 私にとって、生物多様性が「腑に落ちる」ものになってきたのは、システム思考のアプローチで考えるようになったからです。生物多様性とは何なのか、ミレニアム生態系評価などで語られていることは実はどういうことなのか、何がキーポイントなのかを、つながりをたどることで全体像をとらえる「システム思考」の ということで、企業やNGO、一般の方々を対象に、「生物多様性が“腑に落ちる”ためのワークショップ」を4月14日に開催することにしました。頭とこころの両方でいちだんと理解が進むと思います。ぜひご参加下さい。 ~~~~~~~~~~~~~ここからご案内~~~~~~~~~~~~~~~~ 「生物多様性をシステム思考とこころで学ぶワークショップ」 ○日時:2009年4月14日(火)13:15~16:45(13:00開場予定) ○会場:こどもの城906研修室 ○プログラム(予定) 13:15 はじめに 13:30 演習(1) 生物多様性の意味を考え、意義を感じる 14:30 演習(2) システム思考のループ図で考える生物多様性のキーポイント 15:15 休憩 15:30 演習(3) 自分と生物多様性のつながりを考える 16:30 振り返りとまとめ~次への一歩 ○参加費 ○主催:イーズ、チェンジ・エージェント ○ファシリテーター:枝廣淳子、小田理一郎 ○定員:40~50名ほど ○お申込み: --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*-- ■2009年4月14日(火) ご氏名 [ ] ※この講座をどこでお知りになったか教えていただけると幸いです。 --*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--*--* ※お申込後、数日たちましても受付票が届かない場合は、メール送受信のトラブルの可能性がございますので、その際は info@es-inc.jp もしくは電話03-5426-1128までお問い合わせください。 ○お問合せ
このワークショップは、ある人数がまとまれば地方に出張しておこなうこともできますし、企業や組織内でクローズドでおこなうこともできます(ご相談下さい) 山や森へ出かけるのではなく、システム思考のアプローチを活用して、部屋の中でおこないながらも、感覚的・直感的な理解も深まるワークショップは本邦初でははいかと思っています~。 ご関心のある方、生物多様性って大事そうな気はするけど、何なのだろう?と気になっている方、企業や組織のなかで「生物多様性について経営者や社員に伝えたいのだけど、いまいち、どう伝えてよいかわからない。まずは自分が実感したい」という方、ぜひどうぞ! お待ちしています。
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