| カテゴリー:日本のありもの探し |
| 「きのころ」をやすりながら(2005.04.05) |
気がついたら、しばらく出せていませんでした(出したいコンテンツはたまっているのですが!) 今回はちょっとリハビリ?を兼ねて雑談モードです。 日経BPの「未来生活」というサイトで書かせてもらっていた「枝廣淳子の幸せになる『もったいない』話」の最終回をご紹介します。 こんにちは―― 50年ぐらい前、私は小さな苗でした。 山のおじさんは、小さな苗に日があたるよう、 そうして、ついに立派な木材になる日がきました。 それが私です。 「きのころ」といいます。キャッチフレーズは「お届けしたいのは、森の時間とこころのぬくもりです」。 「きのころ? 木のコロコロって感じ? それとも、木の頃、という意味ですか?」と聞かれたりします。 そう、コロコロと手の中で転がしながら、木の香りや柔らかさ、温かさを感じつつ、木の頃や木のココロに思いを馳せる、せわしい毎日から一瞬タイムアウトするようなほっこりした時間を楽しんでいただけたら、と。 ●自分たちのスキルを社会のために生かそう きのころ誕生のきっかけは、私の会社で扱っている積み木を作ってくれている知的障害者施設「そよかぜ」の作業所におじゃました時のことでした。 入所者や通所者の方が、捨てられる運命だった端材を切った木片に一生懸命、紙ヤスリをかけて、積み木を仕上げています。作業所に漂うひのきのよい香り。そして、作業をしている人たちが真剣ながら、なんだか楽しそうな様子に、自分も木片と紙ヤスリをもらってこすりはじめたら、止まらなくなっちゃったのです。 何だか気持ちがよくて、楽しくて、少しずつ表面がつるつるになっていくのがうれしくて。木片の角が取れていくのにつれて、何だか自分の心の角も丸くなっていくようで。(^^; 「これをそのまま、商品にできないかな? 私が思わず浸って楽しんじゃった、この時間そのものを、たくさんの人に届けられないかな?」と思いました。 ふつうなら捨てられてしまう端材が、豊かな時間と気づきを与えてくれる。木ぎれの「もったい」を、「もったいない」という思いで、私たちの「もったい」に響く商品に――こうして「きのころ」が誕生しました。 「端材を積み木のモトに」というアイディアを一緒に商品化したのは、ソーシャルデザインプロジェクト(SDP)というグループです。SDPは、第一線で活躍しているデザイナーやプランナー、コピーライター、広告マン、プロデューサー、ウェブマスター、イベント企画の専門家たちからなるクリエイター集団です。 自分たちの持っているスキルを、誰かのため、お金のための仕事だけではなく、社会に役立つことに役立てたい、楽しい仕事のできる場を作りたい――そんな思いから生まれた緩やかなネットワークです。
私はよく「エダヒロの天職公式」といって、 自分の好き・得意なことやスキルを「自分が大事だと思うこと」のために使える時、「ああ、自分はこれをするために生まれてきたんだなあ」と、腑に落ちる人生を送れるのではないか。“もったいある”生き方、と言ってもいいでしょう。 逆に、どんなに秀でたすばらしい能力やスキルを用いていても、「こんなことをやって、いったい何になるんだろう?」という満たされない思いを抱いていたら……もったいないなあ、と。 この微妙にして大きな違いを、英語のdoing well, doing good という表現で表すこともできます。doing (something) well というのは「(何かを)じょうずにやる」ということ。例えば、英語の勉強をしたり、交渉力、話術、マネジメント力、リーダーシップスキルなどを身につけようとするのは、「何かをよりじょうずにやる」ためですよね? それに対して、doing good とは「善いことをやる」こと。how(どのように)とwhat(何を)の違いとも言えるでしょう。 つまり、doing well/doing bad の組み合わせもあるのです。才能やスキルを正しくないことのためにじょうずに使っている、自分の腑に落ちていないことのために使っている、という例も枚挙にいとまがないでしょう。 私たちはよく「スキルアップ」と口にし、その努力を惜しみません。それこそが幸せへのパスポートだと信じているところもあります。しかし、これは、doing wellのための努力です。あることをより効率的に効果的に行えるように、ということであって、「何を」するかは問うていませんから。 そのアップしたスキルや能力にどれほどの報い(お金や名声など)が得られようと、それだけでは、「もったいある(腑に落ちる)生き方」にはなりにくいんじゃないかな、と思うのです。「何のために」そのスキルや能力を活かすのか――自分にとっての「善」、つまり、doing goodを模索する努力も同じように必要だ、と。 私たちは誰でも、この世で果たすべき役割を持って生まれてくるのだと思います。その本務を果たすために、持てる力を最大限に活かせるとき、もったいある生き方ができるのではないか――きのころをやすりながら、そんなことを考えているのです。(終わり) この週末に1泊でおこなった「一年の計を立てるワークショップ」でも、今月から第3期が始まる「自分マネジメントシステムを身につけるための6ヶ月コース」でも、私はよく doing well と doing good のことを話し、考えてもらいます。 (ちなみに、こうした自己啓発系の話題やご案内は、主にイーズメールのほうでおこなっています。ご興味のある方は、ご登録下さいませ~。低頻度です。^^;) こういうことをあれこれ考えながら、きのころをコシコシとやすっています。イーズのショップでもたくさんの方に買ってもらえて、幸せな木片たちが日本のあちこちに届いていることをうれしく思っています。 昨年12月に発売した「きのころ」、こんなふうに使ってもらっています、こんなふうに広めてもらっています(世界にも!)という「その後の展開」を少し。 ●ホテルからの小さなプレゼントとして 不要なクリーニングをしないことで、水や洗剤の環境負荷を減らし、そのお礼に森とのつながりをプレゼント。地球もホテルもお客さんもうれしい、もちろん、日本の森も。素敵だなぁ!ととてもうれしく思っています。
いつもと違う時間が広がったのかなあ、と。
> 環境gooでは、間伐特集を4回にわたってお送りいたします。
Many Japanese civil groups are also trying to bridge the gap between men 世界にデビューしちゃいました。(^^;
ほかにもいろいろな場面で使って下さるというお話が進んでいて、ワクワクしています。 サイトに載っている紙筒入りのスタンダード版のほかに、展示会や講習会などでのちょっとしたギフトとして使っていただけるプレミアム版(木片3~4個、紙やすり2枚、袋入り)もあります。 どういうメッセージを載せてどのようにお使いになりたいかにあわせて作ることができますので、ぜひ「森の時間」を、そうでなければ届けられないような人々にそっと送りませんか? ソーシャル・デザイン・プロジェクトといっしょに「きのころ」の商品開発をしていた頃、「きのころ、どんなときにやすりたい?」とメーリングリストで聞いてみたら、いろいろな楽しい声が届きました。 ~~~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~ きのころは、どんなころ? うれしいとき 出番を待ってるとき ダイエット中なのにお腹がすいたとき 早く明日になってほしいとき doing good についてじっくり考えたいとき
最後のは私が追加しました。 |
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