ホーム > データを読む > 変化する家族の形

データを読む

32

変化する家族の形

2016年09月22日
社会
 
変化する家族の形

少し前までは、テレビのドラマなどでも「家族といえば、夫婦と子ども」というイメージ"が強かったですが、日本の家族構成はどのように変化し、どのような状況なのでしょうか。

図1は、1960年から2010年までの「単独世帯」、「核家族以外の親族世帯」、「核家族世帯」の数の推移をあらわしたグラフです。「核家族」とは、「夫婦のみ」、「夫婦と子ども」、「男親か女親と子ども」からなる世帯をさします。
(なお、法律や統計では、「家族」ではなく、「世帯」という用語を用います。その理由については一番下をご覧下さい)。

 世帯数が増えている

1960年には約2,000万世帯だった世帯数は、2010年には約5,000万世帯と、倍以上に増えていることが分かります。この背景には、2005年頃まで日本の人口が増加していたことと、この期間に、核家族と単独世帯(一人暮らし)が増加したことがあります。

一人暮らしが最も増えている

また、核家族以上に伸びが大きいのが単独世帯の数です。1960年には300万世帯しかなかった単独世帯は、2010年には約1,500万世帯、全体の約3割を占めるまで増加しています。これには、「未婚化」、「晩婚化」、「高齢化」といった様々な現象が関係しています。

逆に減少しているのが核家族以外の親族世帯です。この形の世帯の代表例はおじいちゃん、おばあちゃん、その子ども夫婦、孫が同居しているような3世代家族です。1960年には全体の約3割を占めていた核家族以外の親族世帯の割合は、2010年には約1割程度にまで減少しています。

家族構成の変化

「核家族」はニュースなどでよく耳にする言葉ですが、みなさんはどのようなイメージをお持ちですか。「夫婦と子ども」で構成されている世帯を思い浮かべる人も多いのではないかと思いますが、実際には、先述したように、「夫婦のみ」、「夫婦と子ども」、「男親か女親と子ども」からなる世帯を指します。

図2と図3は、1970年と2010年の世帯構成をあらわしたものです。核家族の代表例と考えられている「夫婦と子ども」からなる世帯は、1970年の41.2%から、2010年には27.9%と減少していることが分かります。

grh_20160922_02.jpg grh_20160922_03.jpg

それに対して、夫婦のみの世帯は9.8%から19.8%へ、単独世帯は20.3%から32.4%へとそれぞれ大きく増加しています。

2010年には、いわゆる「家族」の代表というイメージの強かった「夫婦と子ども」からなる世帯(27.9%)よりも、「一人暮らし」世帯(32.4%)の方が多くなっているのです。

今の日本で典型的な家族構成は?と聞かれたら、「一人暮らし」が3割強、「夫婦と子ども」が3割弱、「夫婦のみ」が2割弱、「3世代など核家族以外の親族世帯」が1割ほど、「男親または女親と子ども」が1割弱です、ということになるのですね。

(参考)家族と世帯

冒頭で、法律や統計では、「家族」ではなく、「世帯」という用語を用いると書きました。その理由は、「家族」を定義することが難しいからです。

例えば、進学のために一人暮らしをしている子どもは、家族でしょうか、それとも家族ではないのでしょうか。また、その子どもが働き始めた場合はどうでしょうか? その答えは、人により異なります。

そこで、法律や統計では、「世帯」という概念を使用します。世帯とは、「住居及び生計を共にする者の集まり又は独立して住居を維持し、若しくは独立して生計を営む単身者」のこと、つまり一緒に暮らしている人びとの集まりを指します(一人暮らしの場合は、単独世帯になります)。

 

このページの先頭へ

このページの先頭へ